久々に漆の仕事の様子をお知らせしたいと思います。


4/16にトチ材の「フリーカップ」を枝漆で最初の木地固めをしました。(カテゴリ「工房の仕事」4/16参照) その後乾かして、約1ヶ月置いてよく枯らして(安定させる、よく乾燥させておくの意)いました。
その木地を薄く下地を付けて、しっかり目止めをしておいたのです。(そして下地はきれいに研摩。また、手の皮膚が下地といっしょに削れて痛い… (T_T) と松本が言っております)
今日の仕事は、一回目のすり漆。生うるしをまんべんなく塗り込んでよく吸わせ、ウエスで余分な漆をきれいに拭き取ります。
研摩したあとのかさかさした肌がしっとりして、一気に「漆の器」らしくなって、ちょっと嬉しくなる瞬間です。(^^)
