2006年07月25日

■うるしかぶれの予防法。


うるしにかぶれなくてすむ方法ってあるのでしょうか? かぶれる運命にあったとしても、少しでも回避することはできないものか。
前回、「漆かぶれの治療法」を書きましたが、今回は予防について少々…。

一番の予防はなんといっても「漆と名の付くものに近寄らない」「ウルシ科の植物があるところに絶対行かない」これに尽きます。そのため、ちゃんと正しい知識を身に付けておかなくてはいけません。

しかし、そうはいっていられない場合もあります。金継ぎの講習を受けるつもりでいる、お母さんが漆芸教室に通い出した… などなど、人生の中で1度や2度はどうしても漆に接触しなけれならない時があるかもしれません。
以前、私は漆を扱う関係者の皆さんにどう予防をとってらっしゃるのか聞き込みをしました。どれも有益なお話ばかりなのでご紹介しますexclamation

<漆の作業の前に>
●ベルツ水を肌に塗っておく。
※皮膚の荒れ止め用化粧水。グリセリン・アルコール・水酸化カリウムを主成分とする。薬局で入手。
●油分の多いクリームを肌にぬり込んでおく。(女性はお化粧をきちんとしておくとよい)


つまり、肌に薄い「保護膜」を作ってやるわけです。本当に薄〜いバリアですが、これがとても良い効果をもたらしてくれます。この「バリア」は手だけでなく、手首・腕・顔・首などの広範囲に作るとより効果的です。


<作業の後・漆がついていなくても>
●植物油で、手のひらをよくもみこんで、洗剤で洗い落とす。
●化粧用のクレンジングで手を洗う。


漆が付いていないように見えても、作業後は微細な飛まつが肌についた状態かもしれません。これらの方法はそれを取り去る作業です。
さてここで注意したいのは、水を先に皮膚につけない ということです。どんっ(衝撃)水で漆は落ちません、落ちるどころか漆の硬化が進み、ますます皮膚に密着します。
上記の方法で手を洗う時も、まず先に植物油・クレンジング剤を濡れていない皮膚に付けてよ〜くもみ込み、そして洗い流します。これを間違ってまず水で落とそうとするとかぶれがさらに促進することがありますどんっ(衝撃)要注意!です。


※うちのお役立ちさん。
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ローヤルという、工業用油汚れ洗浄剤です。中にきれいなピンク色の透明なジェルが入っています。これを作業のあと、ポンプで押して手を洗うのですが、とってもよく漆やての汚れが落ちます。(化粧水のような良い香りもする。ポイント高)
ちょっと高価なのですが、ハタノさん(高松市ある漆材料店さん)に小分けしたジェルを売っていて、これを試したら気に入ったので本ボトルを購入。水が使えないところでもOK、便利です。漆作業用に作ったものではないようですが…とっても調子が良いですムード

「漆かぶれについて」一覧の記事もぜひどうぞ。
「かぶれる木、うるしの木とハゼの木 葉っぱの比較」の記事もぜひどうぞ。

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posted by 宮崎佐和子 at 03:23| Comment(43) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて
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