
このお盆、私も父方の親戚の集まりに行ってお参りをしてきました。
今年、その席で話題になったのが、いま予告中の本広克行監督の新作映画、『UDON』。
実は父方の本家は丸亀市にあるのですが、ロケ地となったうどん屋(もちろんセット)は、そこから歩いていけるほどの所にあるのです

母 「そやそや、こんど“うどん”ゆう映画が出るやろ? あそこのうどん屋のセットのふすまや障子、うちが作って入れたんで」
注 ※私の家は表具店なのです。
伯母「ほんまな! あそこうちからよう見えるけど、撮影でお客さんの行列でっきょんが見えたわー」
母 「ほんまに? エキストラかな」
伯母「それにあそこのうどん屋、燃えよったで。すごい車が集まりよったわ」
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両親から、1年近く前から
「今丸亀で映画撮りよんで。うちやこ、この前さら(新品)の障子作っていれたんで。最初うどん屋のセットもきれいやったけど、プロの人が来てうまいこと汚していって、めちゃめちゃ古い店みたいになってしもたわ。きれいな障子もぼろぼろにされてしもたんで」
ということは聞いていましたが。(^^:)
さすがに私も気になって、夕暮れ時に行ってみました。
特に目立つ目印もないこのロケ地、
「本家の横の太い道の反対側に大きいため池のふちにある。うどん屋のまわりには木が生えている。飯野山(讃岐富士)が見える」
…という、ほんとうに麺通団の針の穴場の店を行くような情報のみをたよりに…

とはいうものの、ここ香川県に「ため池」は無数にあります。久々にカーナビを起動してみても、地図は虫食いみたいにため池だらけ。“木が生えている”“大きいため池”をキーワードに探すと…。
それらしき「ため池」が。

ため池をぐるっとまわってみると、看板がありました!
(地元のおじさんにも教えてもらいました)

これがセットのうどん屋?

どうもそうらしいです。もっと近づいてみたいけど、「関係者立入り禁止」の印があるので寄れるのはここまで。

唯一の目印?
店のあるため池のほとりに“のぼり”が立ってます。

このロケ地、行くのは難しいけど、
帰りは親切に帰り道のカンバンが出ています。(^^;)
この映画の予告をCMで見ました。
鈴木京香さんのさぬき弁がヘン〜〜

方言は地元の誇りなので、やっぱり厳しく見てしまいます;
さぬき(香川県)は小さな県ですが、東部と西部に文化圏のエリアが別れていて(松平藩と京極藩)、おいしいうどん屋さんは断然西部に多いです。
(もちろん、工房のある善通寺もロケ地の丸亀市も西部)
松本は、身体の半分はうどんで出来ている人間なので(笑)うどんにはかなり厳しいです。
もし、映画を観に行くことになったら、いろいろチェックしそう…
