2006年08月05日

■重箱の木地の固め。

きのう、高松の木工所で選んできた丸い重箱を松本が木地固めをしました。
ええーっ、でも讃岐彫りをさせてくれるんじゃなかったの…?

8/5固め1
むらにならないよう、十分に漆を塗り込み、約2時間ほど染み込ませてから拭きあげました。

8/5固め2
余分な漆を拭きあげた木地。しっかり乾かして、このまましばらく置いておきます。

8/5固め3
先日入手しためんぱの木地も一緒に木地固めしたらしいです。素朴でいい雰囲気。


さて、丸いお重ですが、私が「かわいい」と言っていた小さい二段重を1個だけ、固めせずに残されていました。これだけは、私が讃岐彫りをしてもいいらしいです。

実は、お重箱ものは、12月の神戸での作品展に向けて、丸重箱は別の加飾技法で仕上げてしまうことになったのです。(お重は、お椀と違ってお湯を入れたり過酷な使用はしないので、急げばお椀より早めに仕上げることができます。でも、木地固めだけはきちんとして、しばらく日数をかけて置いておかなければならないのです)
なので、私がちくちく彫る余裕を与えられたのは、小さい子1個だけに…。(また木地買ってやるから、とりあえず1個仕上げろとお茶を濁されました)( -_-)

しかたないなあ… でも彫りものはホントに時間かかるから仕方ないか。バッド(下向き矢印)
posted by 宮崎佐和子 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

■アクセサリー用の「朱漆」を作りました。

アクセサリー用のきれいな色の朱漆を使いたいと思い、作りました。
赤い色を出す顔料はいろいろあるのですが、今回は「水銀朱」を使いました。
これは、縄文時代から日本で使われている由緒ある系統の顔料で、ほんとうに美しい朱色になります。
ただ、名前を見てもわかるように現在は、安全性に問題があるのではという見解になっており、本当にきれいなのですが、うちの工房では器には使っていません。

8_4_syu_1_.jpg
今回は、黄口という色の顔料を漆に練り込んで朱漆を作りました。黄口の朱は、その名の通り黄色っぽい朱。オレンジ色に近いでしょうか? 
古典的にも、モダンにも見える不思議な色です。

赤口の朱漆は以前つくっていたのであるのですが、(サンプルで左側にちょこっと出しています)
“あでやか”という言葉がぴったりの赤口朱のほかに、スカッとした黄口の色もアクセサリーに欲しいなあと思って…。

漆は、岩手県産の秋に採った精製漆を使いました。
(何をかくそう、この私が自分自身で採って自分で精製した秘蔵の漆です!)
漆にしっかりなじむよう、よーく練り込みます。

8_4_syu_2_.jpg
今回、使ったのは“日華”の水銀朱です。
おそらく松本和明の父が相当昔に入手したものらしいです。
(ご本人は“黒田”派だったとか)


8_4_syu_3_.jpg


8_4_syu_4_.jpg
日華の宣伝句が印刷されているのですが
『キットお得になることです』という調子で、
レトロな書体で注意書きがされてます。
じっくり読むと、けっこう楽しいです♪


さてさて、きれいな色の朱漆になりますように…ムード
posted by 宮崎佐和子 at 21:37| Comment(325) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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