2006年10月25日

■漆の葉っぱがどんどん落ちていきます。

工房の庭の漆の木たち。紅葉がすすんで、役目を終えた葉たちがどんどん落葉していきます。

10/25漆の木


10/25漆の落ち葉
木の下にはいっぱい落ち葉が…。

10/25葉の落ちたあと
葉の軸が抜け落ちたあとの枝。
ハート型のぬけ痕がついています。
(これを見ると角が取れたオス鹿を思い出してしまいます…)
この痕は、木が成長したあともしばらく残ります。
posted by 宮崎佐和子 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2006年10月24日

■いよいよ搬入日です。

きょうから作品展のため、松本は東京へ旅立ちました。
私は工房に残って作業です。きょうは、追い作りの新作を梱包して東京に発送しました。
梱包にものすごーく時間がかかってしまい、近くの宅急便集配所には出せず、瀬戸大橋の近くの最終集配地まで持っていくはめに…(^^:) はは。

ところできょうは私自身の誕生日でもありました。
こんな日だったので結局ばたばたしたままでしたが、両親が晩ご飯に誘ってくれてお祝いをしてくれました。
工房をはじめて6年。だんだん1年経つのが早く感じるようになってきましたが、毎日を大事に過ごしていきたいと改めて思いました。iモード
posted by 宮崎佐和子 at 22:29| Comment(6) | TrackBack(1) | ■ 日記

2006年10月23日

■漆と木のスプーンの木地彫り。

今日、雑誌掲載用の写真をいくつか撮影しました。
(主にスプーン作りの写真です。せっかくなのでちょこっと紹介。)

いま一番おすすめなのが、やはり漆のスプーン。あさってからの日本橋での作品展で木地作りの実演をします
10/23スプーン木地彫り

10/23スプーン木地型取り
立体的に仕上がるスプーンも、もとは一枚板。
型取りをして切り抜き、
彫刻刀で微妙なラインを仕上げていきます。


ものすごく精度を要求されるので、白木地のフィニッシュまで松本がこだわりを持って携わり、私は木地に触らせてもらえません。塗り木地になってからやっとお手伝いができますが…。仕上がりまでものすご〜〜く手間がかかります。
たくさん作ってもすぐ無くなるのですが、がんばって作り足したので日本橋にも少し持っていけそうです。

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和うるしの器展
10月25日(水)〜10月31日(火)
会場/日本橋高島屋 7階
特選漆器売場

※会期中は松本和明が在廊します。
※会場でスプーンの木彫りの実演予定。


posted by 宮崎佐和子 at 18:33| Comment(4) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作

2006年10月22日

■「室」はフル回転です!

いよいよ今週の水曜日から、日本橋での作品展です。
そのあと、すぐ熊本の作品展があるので松本は2週間ずーっと出張の予定。(たいへんだ…)

10/22室1
室(漆を乾かすための場所)は、もういっぱいです。

10/22室2
アップ。写真にうつっているのは
年末の神戸展用の丸重箱です。
もし早くできたら横浜展にも出したいなあ…。


あさってが搬入なのだけど、あとの作品展のため松本は今晩、上塗りです。良い仕上がりになるといいなあ。ムード
posted by 宮崎佐和子 at 23:08| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2006年10月21日

■ムカゴ御飯と漆椀。

今日は、いただきもののムカゴで御飯を作りました。

10/21ムカゴ御飯
はい、お裾分けです(笑)



はじめていただくムカゴ、とっても美味しかったです。
ホントに山芋の味がするんですね…不思議。
posted by 宮崎佐和子 at 21:24| Comment(4) | TrackBack(1) | ■ 日記

2006年10月20日

■高島屋日本橋店での作品展のお知らせ。

10月25日(水)〜10月31日(火)
会場/日本橋高島屋 7階
特選漆器売場

※会期中は松本和明が在廊します。
※会場でスプーンの木彫りの実演予定。
posted by 宮崎佐和子 at 20:49| Comment(6) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

■漬込み漆のお箸。

五色台ビジターセンターで、マイ箸作りのクラフト教室があるそうです。先日、そこの担当の方が工房に来られて、教室で作ったお箸に漆を塗りたい…ということで特別にいくつか、お預かりしています。

10/20箸1
参加者の皆さんが、ヒノキの間伐材を自分で手削りして作った、楽しいお箸。ウッドバーニングで名前や模様を焼きこんであったりして、なかなかいい感じなのです…!

五色台ビジターセンター↓
http://www8.ocn.ne.jp/~gosiki/

10/20箸2
工房では、お箸の木地固めは、まず漆を塗ってをラップで包み
1日ほど漬込んでおく…という方法をとってます。
こうしておくと、木の導管に漆がしっかり入り込んでくれるのです。
(漆は去年の岩手県浄法寺町の大森清太郎さん・貴太郎さん
親子の採った盛り漆。もちろん、溶剤はいっさい入ってません)
このあと、拭きあげてからよく乾かし次の作業へ移ります。



ところでお箸って、ものすごく消耗するんです。
指の力がすべて小さな箸先2点に集中していますから…。
特に漆塗りのお箸はどんなにしっかり塗りこんでいても、気にせず使っていると箸先とかはすぐ漆がちびてしまいます。
(陶器のお茶碗なんかを漆のお箸を加減せず使っていると、自然にこすれてすぐ傷んでしまいます)
お箸を作られている方は、布を巻いたり先に乾漆粉を蒔きつけたりといろいろ工夫されていますが、なかなか大変のようです。

でも、リフォームできるのが漆のいいところ。
購入されたところで相談すると、対応してくれると思います。
もし傷んでしまった漆のお箸を持ってらっしゃる方、挑戦してみてくださいねムード
posted by 宮崎佐和子 at 20:44| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2006年10月19日

■最近のネコさん。

おかげさまで、ぶじ名古屋から松本が戻ってきました。(^^)
ご来場くださった方、ありがとうございました。


さて、松本が戻ったのでネコさんはごきげんです(すぐおやつくれるからネ)。10/19つめ研ぎ1

10/19つめ研ぎ2
今日は新しい爪研ぎを買いました。
おまけのマタタビの粉の香りに二匹ともうっとり…。

10/19むぎ寝
うう〜〜満足。


10/19ミル眠る
こっそり撮影。
ちゃんと枕を使って眠るミルちゃん。
10/19首輪
むぎ君は、ハロウィンのカボチャ柄の首輪です。
去年『猫の首輪工房』さんのネットショップで頼んだもの。
トラネコって、意外と似合う首輪が少ないんですよね…。
posted by 宮崎佐和子 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房のネコ

2006年10月17日

■うるし畑の5年前。

さて、落葉の始まった工房の庭のうるしの木たちですが…
この木たち、年長さんで今は高さは何メートルくらいあるでしょうか。
4メートルくらい?いやもっとあるのかな。

漆の木の落葉。
今の漆の木の様子。


じゃじゃん! ちょっと面白い写真を見つけてしまいました…

10/17 5年前の庭

今から5年くらい前(工房が出来たばかりの頃)庭で撮った写真ですが、
手に持っているのは、岩手の漆の桶。

さて、この背後にあるかこう土の空き地ですが… これが今、漆の木がわさわさと生い茂っている庭なのです。
(細い苗が植わっていますが、これがあの漆の木の幼いころなんです)

たった数年でこんなに立派になって…。改めてこうして見ると、感慨深いものがあります。iモード
posted by 宮崎佐和子 at 21:43| Comment(5) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2006年10月15日

■桐の木の板皿。

いま、松本が進めている作品の中に、私がちょっと気に入っているものがあります。

桐の木の板皿1
桐の木の板皿たちです。(私はひそかに“まくら木”と呼んでいます)
これは、1回木地固めをしたものを表面を少し研いだだけの状態ですが…。けっこう雰囲気がいいのです。


桐の木の板皿2
木の表情いろいろ。

桐の木の板皿3
すごく重厚そうに見えますが持ってびっくり
すごーく軽いんです。
(日が暮れて撮ったので、うまく写らない…)


桐って白木のイメージが強かったけどなかなかいいもんだなあ。
こういった感じの板皿は、松本が桜の古木やケヤキでよく作っていましたが、けっこう重いんで(男性は気にならないのかもしれないですが)私はちょっぴり苦手。
たまーに松本が作る、漆の木をけずって作った板皿は、軽くて風合いも可愛らしくて好きなのですが、お嫁に行くのも早すぎてじっくり手元にあったことがありません。

面白い木の目の流れが見えますが、次は下地をしてしまうので
残念ながらもう見えなくなります。

(私ひとりなので、作業中の写真が撮れないよーあせあせ(飛び散る汗)
posted by 宮崎佐和子 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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