五色台ビジターセンターで、マイ箸作りのクラフト教室があるそうです。先日、そこの担当の方が工房に来られて、教室で作ったお箸に漆を塗りたい…ということで特別にいくつか、お預かりしています。

参加者の皆さんが、ヒノキの間伐材を自分で手削りして作った、楽しいお箸。ウッドバーニングで名前や模様を焼きこんであったりして、なかなかいい感じなのです…!
五色台ビジターセンター↓
http://www8.ocn.ne.jp/~gosiki/

工房では、お箸の木地固めは、まず漆を塗ってをラップで包み
1日ほど漬込んでおく…という方法をとってます。
こうしておくと、木の導管に漆がしっかり入り込んでくれるのです。
(漆は去年の岩手県浄法寺町の大森清太郎さん・貴太郎さん
親子の採った盛り漆。もちろん、溶剤はいっさい入ってません)
このあと、拭きあげてからよく乾かし次の作業へ移ります。
ところでお箸って、ものすごく消耗するんです。
指の力がすべて小さな箸先2点に集中していますから…。
特に漆塗りのお箸はどんなにしっかり塗りこんでいても、気にせず使っていると箸先とかはすぐ漆がちびてしまいます。
(陶器のお茶碗なんかを漆のお箸を加減せず使っていると、自然にこすれてすぐ傷んでしまいます)
お箸を作られている方は、布を巻いたり先に乾漆粉を蒔きつけたりといろいろ工夫されていますが、なかなか大変のようです。
でも、リフォームできるのが漆のいいところ。
購入されたところで相談すると、対応してくれると思います。
もし傷んでしまった漆のお箸を持ってらっしゃる方、挑戦してみてくださいね
posted by 宮崎佐和子 at 20:44|
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■ 工房の仕事