2006年10月13日

■お箸の名前入れ。

名古屋の会場のお客様からリクエストをいただいて、工房のお箸に名前を入れました。

10_13箸

ご結婚のお祝いにされるそうで…おめでとうございます晴れ

黒漆で、さらさらと描きました。
たぶんお若い方用なので、楷書では固いかな…と思い
ほどほどにくだけた感じにしました。気に入っていただけるといいなあ。ムード
posted by 宮崎佐和子 at 21:54| Comment(0) | TrackBack(1) | ■ 工房の仕事

2006年10月12日

■漆の葉っぱが落葉し始めました。

ここしばらく仕事がばたばたしていて、ゆっくり庭を見ることがなかったのですが、ふと漆の木を見るともう落葉していました。

10_12_1_.jpg10_12_2_.jpg
落葉まぢかの黄色と茶色に染まった漆の葉っぱ。
葉っぱのフレディみたいに葉の付け根から
ぽろっと落ちます。


これがウルシの木の紅葉です。(葉っぱ、赤くならないんです)
このブログを始めた今年4月は、あんなにみずみずしい新芽だったのになあ。葉っぱさん、お役目ご苦労さまです。


10_12_3_.jpg
出会うバッタさんも、みな秋カラーです。
ふだん敏捷なトノサマバッタもカンタンに捕まえられます。
(でも力はすごくて思い切り蹴られてしまいました…)

10_12_4_.jpg

ミノムシさん!
この前、松本が駆除しそうになってたのを止め、
ミノをはがして遊ぼうとしてたのを止めた子かなexclamation&question
それにしてもヘンな材料をミノにしてる。

どうやら、草刈りしたお庭のミントの茎が
ミノの素材みたいです… おもしろい子ムード


ところで、日本のミノムシは絶滅の危機に瀕しているってご存知ですか。
外来の寄生ハチにやられて特に九州・四国ではすごく少なくなっているそうなんです。
どうりで、ぜんぜん見かけないと思った。それでも数年前はぼちぼち見たのになあ。ミノムシさん、いじめないでくださいね。

そういえば最近スズメも減ったと母が言っていました。
確かに!
お米の収穫の時期なのにほとんど見かけない!! 
いつもスズメの大群が移動して大にぎわいなのに、本当に群れをみないのです。(10羽くらいのミニ群れさえも)
どうしたのでしょう…。
皆さんの近辺ではいかがですか?

posted by 宮崎佐和子 at 23:10| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

■慣れないです、新しいパソコンiMac。

今、松本が作品展のため名古屋に出張に行っています。
私がふだん愛用している「ibook」を持って。

先日買った新しいパソコン、慣れなくって記事1個立ち上げるのも時間かかって疲れています。ふらふら
posted by 宮崎佐和子 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2006年10月08日

■作品展のお知らせ。

10月11日(水)〜10月17日(火)
会場/松坂屋名古屋店 
北館4階 和食器売場

※会期中は松本和明が在廊します。
※会場でスプーンの木彫りの実演予定。
posted by 宮崎佐和子 at 20:48| Comment(6) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

2006年10月07日

■熱帯魚の水槽に夢中です。

10日ほど前から、知人からもらった熱帯魚の水槽を置いてあります。

10/7水槽

30��くらいの小さな水槽です。中には、ネオンテトラの群れとハゼみたいな淡水魚2匹、エビ1匹、タニシ数匹が住んでいます。


そこに夜、何者かの影が…!!


10_7_mugi_00_.jpg
むぎ君です。



ずっと(何時間も)食い入るように凝視しているのです…

10_7_mugi_0_.jpg

10_7_mugi_1_.jpg
なにか動きが!?


10_7_mugi_2_.jpg
どうした!



どうやら、お目当てはハゼらしいです。(エビにもちょっと反応)
いつもは砂の上でじっとしているハゼさんが、ぱたぱたと泳ぐと大興奮!しているのです。
時には水槽に向かって突進。

この水槽に女性陣(私、ミル)は無関心で、いっぽう男性陣(松本、むぎ)はもう夢中。たましいを奪われたように?じっと食い入るように毎日見つめています。
お魚さんは、こんなに見つめられて大丈夫かな?



10_7_mugi_4_.jpg
…まだ見つめ続けています…(笑)

posted by 宮崎佐和子 at 20:11| Comment(0) | TrackBack(1) | ■ 工房のネコ

2006年10月06日

■注文した作務衣ができました。

先月9日に注文していた「保多織」の作務衣。
先日、できたとの連絡をいただいていたので、松本は高松への買い出しの時に引き取ってきました。

10/6作務衣1

今回の作務衣。
(松本にはちょっと色が薄いかな?)


10/6作務衣2
この「保多織」、色と太さの違う糸で織ってあり
生地に立体感があります。


しばらくしたら、岩部保多織本舗さんに黒っぽいカラーの新色が出るそうです! 松本はさっそくお願いする気です。 (^^;)
一週間の作品展に、毎日日替わりで違う色の作務衣を着るのが目標だとか!?

※岩部保多織本舗↓
http://www.botaori.com/

∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵


さて今日の松本は、高松へ彫刻刀の刃物を買い出しに行ったのですが、ついでに砥石を買ってきました。

10/6 砥石

仕上げ砥石。(硬質)


ちょっと高価だったみたいですが、松本は「めちゃ安かったぞ!」と興味しんしんです。試しに使ってみたら調子はすごく良いとかで、松本はさらに大喜び! 確かに研ぐ音はシャリシャリと爽快だったなぁ。
調子の良い合った道具はホントに大事です。
posted by 宮崎佐和子 at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2006年10月05日

■縄文の漆に触れた思い出。

今の工房の活動力のひとつに、縄文時代をはじめとする漆文化の憧れがあります。
この時代のものに、憧れない方はいないのではないでしょうか? ホントにそう言い切ってしまいたいくらい、当時から日本人は美しいもの、創造力に満ちたものをたくさん作っています。

今から6年ほど前ですが、青森県の是川遺跡に松本と行ったことがあります。ここの遺跡は、日本でも代表的な籃胎漆器(竹を編んで作った漆器)が出土したことで有名です。(残念ながら、この時は籃胎漆はほかの催事に行ってしまってて出会えませんでしたが… その数年後、再度訪れた時にとやっと見ることができました)
漆を見に来た、ということで縄文学習館の学芸員さんが、漆の出土品をいくつか出してきてくださいました。

10/5縄文土器2
朱漆を塗った土器。数千年前のものとは思えない美しさです。


ここの出土品で使われる朱漆の顔料は、水銀朱とベンガラの両方が使われている…とのことでした。水銀朱は、高価な顔料でとても鮮やかで美しい朱色が得られます。ベンガラは酸化第二鉄が主成分の顔料。やや地味な色合いの赤色になります。

でも、ここの出土品のベンガラ漆は、とっても華やかできれいなんです!
(それは、学芸員さんもおっしゃってて…。どこで産出されたベンガラなんだろう。当時はまだ分からないと言われてましたが)


10/5縄文土器1
破片ですが、手に取って見せてくださいました。
縄文時代の漆に触れることができて、感激!でした。


この破片は、一番上の写真の土器の内側です。(口が広くすごく平たい器でした)
「この器の内側って、どうやって塗ったのでしょう?」と学芸員さんに聞かれて、松本は「指で、じゃないですか」。
私も手に取って、ひとさし指で器の口の内側をなぞると、本当に指が届くところぴったりに漆が塗られてました。
驚いてふと見ると、私の指の先に明らかに指先と思うようなかすれた塗り跡があって… 一瞬、これを作った人とリンクしたように思いました。




10/5縦穴式住居
是川遺跡・縄文学習館の中にある、縦穴式住居。
中に私が入っているの…わかりますか?
なかはたき火をしていて、不思議とくつろげる空間でした。(^_^)


posted by 宮崎佐和子 at 22:04| Comment(10) | TrackBack(0) |   漆の出土品について

■申し訳なく思うこと。

秋は、じっくりと文化的なものを楽しみたい…と感じる季節です。
作品展や発表会も「秋に」ということが多いのではないでしょうか。
うちの工房にも、知り合いの作家さんやギャラリーさんからご案内がたくさん届いて、とても楽しいです。

でも…

なかなか、見には行けないのですね… (^_^:)
もともと出無精な上に、自分達の作品展で忙しい季節でもあるんです。
(先日もひとつ、お世話になった先生の展覧会に行きそびれてしまいました。ホントに行くつもりだったのに…がっかりもうやだ〜(悲しい顔)
もっとだんどりが良ければ、こんな時期でも動けるのでしょうが… 要領がわるいので困ったものです。
posted by 宮崎佐和子 at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2006年10月04日

■スプーン彫りの成果。

さて、松本がぶじ大阪から戻ってまいりました。晴れ
大阪の皆さん、ありがとうございました。(_ _)

10/4スプーンの木地

これは、会期中に松本が彫ったスプーンの木地たちです。大・中・小合わせて1日10本弱くらいのペースで彫り続けたらしいのですが、それなりにけっこうな数がたまりました。(まだまだ注文分には足りないですが…)

松本いわく「きちんと環境が出来ていたら工房で仕事するよりから楽かも」。
確かに。私に用事を言いつけられることもなく?ネコさんがうろうろすることもなく没頭できるものなあ…。今回の実演コーナーも高島屋の方のおかげで、とても快適に過ごせたそうです。iモード
posted by 宮崎佐和子 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作

2006年10月03日

■第28回浄法寺漆共進会のお知らせ

今年も、この季節がやってまいりましたexclamation
浄法寺の漆かきさんたちが腕を競う、浄法寺漆共進会です。これは、浄法寺漆の振興を目的に毎年行われる、いわば「漆樹液のコンクール」といった会でしょうか。
たくさんの審査員さんの厳重な審査のうえ、今年最高の浄法寺漆が選ばれます。

第27回浄法寺漆共進会1
昨年の共進会の会場の様子です。中央、松本和明です。

第27回浄法寺漆共進会2
部門ごとにずらりと並んだ漆桶。審査の方だけでなく、参加者も
蓋紙をめくって漆の色を見たり、粘度を確認したりと真剣です。



第27回浄法寺漆共進会3
出品された漆。出品者が分からないよう、ナンバーで出されます。
賞はいろいろあって、それに相応しい漆に授けられます。


プロの方のみならず今年漆かきを勉強された研修生も、その成果を発表する場ともなるのです。師匠はもちろん、お世話になった漆かきさん達の力作が並びます。漆好きにはこたえられない場面です。
さすがに今年はいけないなあ。レアな漆をたっぷり品定めできるんだけど…。
今年の漆の出来はどうでしょうか。

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日時/平成18年10月13日(金) 午後1時30分〜
場所/二戸市福祉会館(浄法寺総合支所前)
問合せ/浄法寺総合支所 地域振興課 TEL.0195-38-2211(内線212)
posted by 宮崎佐和子 at 23:09| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 浄法寺町の漆かきだより
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