
25日の記事の写真と比べても、うんと葉が少なくなっています。

実生の岩手県の漆の木です。
いーっぱい実が熟してぶら下がっています。

先日も紹介しましたが、葉っぱのついた軸が落ちると
こんなハート型の痕がつきます。
この痕は当分、木に残るのですが…。

これが三年ほど前の痕です。しっかり残ってます。
木が太ったので、痕ものびてます(笑)
そういえば以前、この軸を落とすのがおもしろくて触ってばかりいて、松本にすごく怒られたことが…。無理に外すと傷になって、そこから木が病気になりかねないとのこと。今は、病気の怖さがわかるのでできませんが…。
でも落としたくなる気持ち、わかってもらえると思います。

ところで、漆の木にはところどころ自然に傷ができて
樹液が吹き出してかたぶた状によくなっています。

いちばん年長の徳島の漆の木の幹の部分。
皮が裂けて、樹液が出ているところがあります。
急激に木が大きくなるとできやすいようです。
(※追加/松本より 幹の傷は木が小さい頃、うちのネコがひっかいた痕だそうです。上から三、五番目の写真の樹液が吹き出しているものは不明。上から二、四番目の写真はよく見ると木にホクロのような点が出ていますが、これはセミが樹液を吸った傷だとか。傷はなかなか消えることなく、外部の力でできるものと急激な成長など自然にできるものがあるようです)
もう、葉っぱが少なくなったので、木にうんと近づけるようになりました。
これから完全に落葉して、春に向けて表面上木は沈黙するのですが、やっぱりちょっと寂しい気もします。
