2006年11月05日

■漆を入れている茶碗のおそうじ。

このブログをごらんになってらっしゃる方に、漆をされている方も多いと思います。
少量しか使わない方は、チューブ入りのウルシを絵の具のように押し出して使っているのでは…と思います。
工房では木桶で保存しているもの以外は、どんな少量のうるしでも管理がしやすいよう、必ず器に入れて保管しています。(といってもいつも桶でチューブで手に入れること自体がめったにないのですが)
11-5.jpg
ふだんはぴっちり閉めたラップを開いて、ウルシを要るだけ取り出して使っています。が、開け閉めを繰り返しさらに漆の量が減って水位?が下がってくると、どうしても空気に触れることが多くなり、やがて周囲のふちにぐるっと乾いた漆が、輪っか状にまとわりついてきます。

これを放っておくと仕事がしにくいばかりか、大事な漆が固まって使えなくなる部分が増えてしまいます…。
なので、頃合いをみて別のきれいな茶碗に移し替えます。
するとスッキリ! 仕事をするのもうれしくなります。

そして、上に漆の詳細を書いたラベルを置くんです(これ大事、時間が経つと“なんの漆だったっけ??”と匂いをかいだり色を見たりしてして必死で
思い出します。笑)
11/5 漆入り茶碗2
ラップの閉じ方にも微妙にコツがあります。
空気が入るとせっかくの漆が…
ラップ自体も劣化するので、時々取り替えないと。


この茶碗替え作業と漆のこびりついた使用済み茶碗のそうじ、けっこうヨイショがいる作業です。
うるしを少しでもきれいに無駄なく取り出したいとがんばるので、かなり手もよごれちゃうし、この時にうっかりかぶれることもあります。(爪の中に漆が入ったりして黒くなってね…でも私がどんくさいだけかナ ^^;)

そして使用済み茶碗はまとめてそうじします。すると何回でも使えるのです。
でも、これもちょっとヨイショのいる仕事かな。こんな作業は研究生時代は下級生、また先生についてる方はお弟子さんのお仕事でした。
茶碗そうじもいろんな方法やコツがあります。もしかして参考になるかもしれないので、またいつかご紹介したいと思います。iモード

posted by 宮崎佐和子 at 19:39| Comment(10) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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