2006年12月30日

■漆の木とスズメたち。


今年は、野外にスズメたちの姿があまり見られなくてちょっと心配していました。ちょうど夏頃に「スズメ謎の大量死」というニュースが雑誌に載っていたので、スズメの世界に何かあったのかとよけいに気になっていたんです。
でも、12月になって、ものすごい数のスズメたちが田んぼや周囲の電線に鈴なりになってチュンチュンうるさくおしゃべりする光景が戻ってきてホッとしています。

12-30スの木とスズメ2.jpg
工房の庭の漆の木にもスズメさんたちが。
見つからないようにこっそりウォッチング&撮影です!


今年産まれたヒナたちもちょっと大人びた顔をしているのが可愛いです。
このスズメさんたち、夏は漆の木の中を探索したり根元の土で砂浴びをしたり(謎のこぶし大の凹みがあちこちにできる)秋は田んぼでお食事のあと漆の木にとまって休憩したり…とすごく、この漆の木を愛用してくれていました。
毎年毎年、遊びに来てほしいです。

さて、今年もあと1日になりました。
いろいろやり残したことがあって気になるのですが、よい新年を迎えられるようにしたいと思います iモード
posted by 宮崎佐和子 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2006年12月29日

■松本家のネコ、ぐりこ。


松本家にはつねに複数のネコさんがいて、ある意味“猫屋敷”といえるかもしれません。ネコさんたちの出入りに無頓着。ちゃんと飼っているのですがペットというより“屋根と食事を提供している”という感じです。
さて、うちのハンター、黒猫ミルミルは松本の実家で生まれたネコです。
シャム系の母ネコから3兄弟で誕生したのですが、両親・兄弟はみんな死んでしまい、残っているのはミルだけです。

1229ぐりこ1.jpg
松本家のネコ、ぐりこ。
推定年齢15才くらい(適当)

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人が苦手なぐりこ。顔をみせてくれません。


ぐりこは、松本がいちばん可愛がっていたネコで、人嫌いだけど松本が「ぐり〜」と呼ぶとどこからともなくヒョッコリ顔を出して(居場所は車庫とか)撫でてもらってました。(女の子だけど気が強くてボス、不妊手術して勢力が弱まり外ネコになったとか)毛がフワフワだけど触ると体が小さくてびっくり。そんなボス張ってた子には見えません。

このぐりこ、ミルミルと血縁のネコさんらしいです。
そういえば毛色は違うけど、顔つきや表情などミルそっくり。(写真が撮りにくい)ミルの親戚ネコはこの子だけか〜と思っていたら、なんと。このぐりこも1ヵ月前から行方不明なんだとか。
ふつうの家なら必死で探すところだけど「あ〜たぶん死んだんやろ。野犬かな?」と松本家はあまり気にしていません あせあせ(飛び散る汗) こんな反応はしょっちゅうで最初はびっくりしましたが、ネコが生まれ成長し死ぬのは、非日常ではない感覚なのだ、とわかったのはつい最近です。
奔放にネコの生涯をまっとうしたぐりこに合掌です。
posted by 宮崎佐和子 at 21:53| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房のネコ

2006年12月28日

■もう年末ですね。


まだまだ工房の改造が続いています。(^^;)
松本は毎日図面を書いて棚やらいろいろ入用な道具を作っています。
やりだすと欲が出て、なかなか終わりません… きっと年末の大掃除をされている皆さんもそうじゃないでしょうかと思いつつ。
でもさすがに年内に終わらせなくては!!

12-28唐褓.jpg
先日買った豆鉋たち。
松本の新しい作業机にさっそく。


買い出しに行くともうお雑煮用の小さな丸大根が並んでいました。
お雑煮って、地方色が強いので各地で見慣れないお雑煮が出てきてびっくりすることがありますよね。
さぬきうどんほど有名じゃないですが、香川のお雑煮は白みそ仕立てであんこもちでいただくので変わり雑煮としてとり上げられることがあります。「ええっ」と驚くなかれです。笑
でも私は食わず嫌いで、白モチにしてもらってたからほとんど食べたことがないなあ。
でもこの餡入りお餅のお雑煮をいただかないとお正月を迎えた気がしないって人、たくさんいます。iモード
posted by 宮崎佐和子 at 22:11| Comment(6) | TrackBack(0) | ■ 日記

2006年12月24日

■雑誌掲載のお知らせ。


和の生活マガジン「Sakura」1月号(PR現代)
WA風生活のページに漆のスプーンが掲載されました。

1224ススプーン.jpg



※一般書店には置いていません。
posted by 宮崎佐和子 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

2006年12月23日

■ネコさんの居場所。


いま、工房の中を改造中。
なので部屋の中のレイアウトがすっかり変わってしまったうえに、住居部分が減って事務所兼制作スペースが増えました。
そこで所在がなくなったうちのネコさん。落ち着かなくてウロウロしていましたが…。

12-23ねこ2.jpg
珍しいミルミルとむぎのツーショット。
(ミルはじっとしていないので写真が撮れない)
なぜ二匹仲良くじっとしてるかっていうと…

12-23ねこ1.jpg
二匹そろって水槽を鑑賞中。
もう魂を吸い込まれたようです…


水槽のネオンテトラが出張中に全滅したのであせあせ(飛び散る汗) 今日、メダカと新しい水草を入れました。
これがけっこうヒット! 今まで水槽に関心がなかったミルまでもがジッと眺めるように…。水槽の高さに座をもうけて座布団をしいてやったので、二匹並んでぼけ〜〜っとしています。笑 ちょっとはストレス解消になってるかな?


観賞用のメダカっていろいろ種類が増えていてビックリです。
今回はヒメダカと白メダカを買ったのだけど… 青メダカや光りメダカとかいろいろいて可愛かった。
メダカなら保温しなくてもいいし、タマゴも産むかもしれないし… ミルミルまで気に入ってくれたから良かったな ムード
posted by 宮崎佐和子 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 工房のネコ

■焼き菓子と漆のうつわ。


きょう、東京のお客様からクリスマスラッピングの焼き菓子が届きました。
思わぬ贈り物をいただいて、松本も私もびっくり〜!

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ドライフルーツケーキとクッキー類の詰め合わせ。
私たち、焼き菓子は大好きですハートたち(複数ハート)

12-23ケーキ2.jpg
ドライフルーツケーキを漆の板皿に乗せてみました。
(卓は後藤塗りです)


ケーキは「加藤千恵」さんのものだとか。
私は初めて知りましたが、松本は以前お菓子作りに凝ってた時、この人の本を見て勉強していたそうで「オリジナルは初めて食べた」と大喜びです。
私は味はよく分からないのですが、アイシングが美味しいケーキは初めてでびっくり。(アイシング…たいていはべたべた甘いだけで、食べたいものでないので除けたくなります)
でも、このアイシングはすっきり甘酸っぱくって、思わず手に取って口に入れたくなる美味しさ。松本いわくこのアイシング作りが難しくて、挑戦してもなかなかできなかったそうな。

松本は見かけによらず大の甘党。
(美味しい日本酒も大好きだけど下戸…)
おいしいものって、シアワセな気分になれるのでいいですよね ムード
posted by 宮崎佐和子 at 20:05| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 日記

2006年12月22日

■冬の漆の木の虫さんたち。


今日もいいお天気でした。晴れ
年末らしくずいぶん慌ただしい雰囲気になってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、工房の庭の漆の木の様子です!

1222みのむし.jpg
阿波うるしの木についている、赤ちゃんミノムシ。
だいぶ広範囲に広がってきました。


1222はやにえ1.jpg
あっ…今冬はじめて見る“はやにえ”。
漆の枝の先端にバッタを無理矢理刺しています。


この一帯をナワバリにしているそれはキレイなモズさんがいます。
時々、漆の木のてっぺんにとまっていたりするんですが、おそらくその子が“はやにえ”を作るんだと思うんだけど、漆の枝の先って尖って見えるけどやわらかくて物を突き刺すのには向いていないのです。
それでも無理矢理カエルだのバッタだのを力まかせに引っ掛けていきます。(^^;)
さすが、モズだなあ。
窓からモズの姿を見つけるたびにむぎが「あ、あ、あ」と興奮して鳴くけど、だめだよ。きっと君の方がエモノになっちゃうからね。笑


工房の片付け・改造もだいぶ進んできました。
はやく終わらせてすっきりと仕事ができるようにしたいものです iモード
posted by 宮崎佐和子 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の木の住人

2006年12月21日

■トラネコむぎの子猫の頃の写真。


写真のデータを整理していたら、“むぎ”の子供の頃の写真が出てきました。わっ、なつかしいなあ〜〜。

1221むぎ0.jpg
うちにきたばかりのむぎ。
ずーっと寝てばっかでした。

1221むぎ1.jpg
来て1ヵ月の頃。松本がカゴを編んでいるのをみて
チョッカイ出しにひざの上に。

1221むぎ2.jpg
お気に入りのくずかご。
首輪をいちばん短くしてもぶかぶかです。

1221むぎ3.jpg

1221むぎ4.jpg
自分のシッポを追いかけてカゴの中ででんぐりがえし。


1221むぎ6.jpg
それから数カ月後… もうカゴはキツキツ。身動きできません。
(でも入ってみたいんだよねぇ)


…最初は体重1キロだったむぎも6.3キロ。でかくなりすぎて、お医者さんに体重制限をもうけられています。あせあせ(飛び散る汗) もうこれ以上大きくならなくていいからね。
posted by 宮崎佐和子 at 23:36| Comment(4) | TrackBack(1) | ■ 工房のネコ

2006年12月20日

■和うるし作品「縄文黒椀」


1220_縄文.jpg


「縄文黒椀」2003年 制作 Kazuaki Matsumoto
漆/岩手県産うるし使用 木地/ケヤキ



いわゆる“漆”のイメージとは異なる質感の作品。松本の縄文黒シリーズの一つです。瀬戸黒の風合いと縄文時代の黒漆にならい、炭粉をたっぷり使って独特の作風にしました。
あまりにも迫力があったので、最初これができた時に私はかなり驚き、これを理解してくれるお客さまがいるだろうか…と心配になったものですが、予想に反して?とても好評でした。
特に女性、それも若くて好みがはっきりされている方が気に入ってさっと購入されます。
そろそろ、また作りたいなあと思っている作品です iモード
posted by 宮崎佐和子 at 22:42| Comment(6) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2006年12月19日

■岩手県の今年の漆が届きました。


昨日、岩手の漆かき職人の大森清太郎さんから今年の盛り漆が届きました。量は1貫(約4キロ弱)。
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今年の出来はどうなんだろう… 
わくわくしながら開けてみます!
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“張り竹”を外します。(今はプラスチックです)
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上の蓋紙をめくります。ちょっと紙が裂けたらしく
ガムテープで補修しています。
(最近の浄法寺の漆かきさんの流行りとか)
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ついに中身が見えました!

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盛り(真夏の漆)らしい、さらさらの柔らかい漆です。^^
分析のため撹拌されたあと運送で揺られて来たばかりなので、
液がちょっと見にくいですが、今年は浄法寺町で採ったので
岩手県の県南で採った去年のものより出来はよさそうです。

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1218じゃがいもjpg.jpg
漆と一緒に送っていただいたじゃがいも。
それとお米までもらってしまいました。



ところで、今年はものすごい量の漆を買ってしまいました… (過去最高の量かも…どきどき)
その大半はまだ届いていませんが、一部は成分分析が済んだものもあるそうで、年明けには工房にだんだん集まってくると思います。分析は興味深い結果が出たらしいので、こちらも楽しみなところです。
「ちょっと買いすぎたかな〜、来年は乾漆をたくさん作るか」って松本。
日本産漆100パーセントの乾漆だね? すごいすごい。(今まで多少は作ったことはあるんですが)
そんな贅沢ができるんなら良いものを作らなくちゃ…!!
posted by 宮崎佐和子 at 20:03| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 和うるし(漆)について
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