2007年02月28日

■漆分析データが届きました。


紹介が遅くなりましたが、先日、頼んでいた漆の桶が新たに到着しました。今年はいっぱい買っちゃったなあ^^ でも、¥がこわいなあ〜あせあせ(飛び散る汗)

2/28漆桶
さて、今回の漆は、二種類。どちらも枝漆です。枝漆について 
この二種類の違いは、またお知らせします。^^

さて、今回の漆と一緒に来たもの… それは漆の分析データガラス板の漆の乾燥試験サンプルです。偶然、漆とおんなじ日に届いたのでした♪ 


2/28漆のサンプル
ガラス板の漆の乾燥試験サンプル


これは、工房が契約生産していただいた、さまざまな種類の日本産漆(各地、各時期、各漆掻きさん)です。
漆は「ツケ」といって、色や透明度や乾き具合を見るのに、ガラス板にサンプルをよく作ります。この写真は、そういった「ツケ」を並べてみたものです。ガラス板に治具を使って漆を均一に塗布し湿度75%温度25℃で乾かしてそれぞれの特長を見ました。
こうしてみると、一言で日本産漆、和うるしといっても、バラエティーに富んで個性あふれているのが分かりますハートたち(複数ハート) 色味だけでなく、艶、きめの細かさもそれぞれ違います。
(ほんとうは現物の方が違いが出てるのですが、雰囲気は感じていただけるでしょうか^^)
詳しい成分の数値データは、後日、公表したいと思います。

今回の分析データが出た漆→昨年 9/14着/茨城の漆
             昨年12/19着/岩手の漆
             今年 2/10着/岩手の漆

漆って、ほんとにおもしろいですね〜^^。
検査用に漆を消耗し、時間と費用がけっこうかかるんですが、こうして調べてみるだけの価値はありそうですiモード






posted by 宮崎佐和子 at 22:38| Comment(7) | TrackBack(0) |   工房に届いた漆たち

2007年02月27日

■漆スプーンの修理、完了。


今月の頭から、修理に取りかかっていた三つのベビースプーン。
やっと仕上がりましたので、そろそろ納品しようかと思っております。^^(うちにしては、すごく早くかかることができたなあ)

経過→ 2/8 漆スプーンの修理。
    2/16漆スプーンの修理、続き。

2/27漆スプーン
こんな風になりました。


繊細な素材ですが、その気になればほぼ新品同様になるのが、漆のうれしいところですね。
今度は、大事に使ってほしいな〜〜^^; と思います ムード


posted by 宮崎佐和子 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作

2007年02月26日

■トラネコむぎの試練。



ここのブログでは、きっとおちゃめなキャラだと
思われている工房のトラネコ、むぎ君。
2-26-mugi-1-.jpg
しかし、ここ最近は態度がでかくなり、飼い主を尊重せず、可愛らしい態度もとらなくなってきました。
まず、甘えてこなくなりました…。しくしく。しかも、いっつもストーブ横で休日のお父さんのごとく縦のものも横にしようとしない態度です。むかっちっ(怒った顔) 
『いったい何のためにお前を飼っているのじゃ。飼い主様を癒すためではないのか』と、飼い主様(注/私)は怒り、ついに、経済制裁が発動しております。

制裁とは… 
飼い主様を『自動餌やり機』としか思っていないむぎ君に対し、飼い主様のありがた〜い庇護のもとで自分があるということを自覚させる、分かりやすい対策を取りました。
対策の内容にあたっては、奈美悦子方式※ を参考にしました。(※反抗期の息子を海外の島に連れ出し兵糧攻めをして降参させた)

そうです、彼の胃袋をにぎることにしたのですexclamation
ごはんは、私の手から少しずつ食べさせるようにしました。
そうして1日2日… 1週間たったら、さすがの彼もシロハタを振りました。

2-26-mugi_2_.jpg
ひさしぶりの熱っぽい視線…。よしよしいいぞ。

2-26-mugi_3_.jpg
ね〜〜ゴハンまだ〜〜〜(訳)

2-26-mugi_4_.jpg
うがうが〜 はやくちょうだいな(訳)
もうヨダレだらだらのむぎ君。


最初はふてくされたり、気取ったりしていたむぎ君ですが、さすがに腹が減っては男前が保てません… (^^;) 
今はごはんを食べた後は、みごとなヨダレの水たまりを作る有様です。(ちょっとかわいそうかな?)
でもおかげで、メタボリック気味だったむぎにも、かすかにウエストが…。

ネコの態度さえ気になるのですから、本当の子育てってタイヘンだろうなあ〜。ちょっとそう思った出来事でした。晴れ





posted by 宮崎佐和子 at 20:27| Comment(6) | TrackBack(1) | ■ 工房のネコ

2007年02月24日

■漆畑の候補地を見に行きました。


「かぶれる木」ということで、一般の人からはあまり喜ばれない…という運命の漆の木。でも、たま〜に「漆の木を植えたい」という方から、相談を受けることがあります。
今日は、香川淡水魚研究会の方からそんなお話がありまして、漆を植える候補地を、松本と一緒に見に行きました!

2_24_1_.jpg
場所は香川県の東部の山です。
会の方と地主さんと、その土地へ行きました。


せっかく漆の木を植えるには、適地の方が良いのです。やせた土地、水はけの悪い土地、日当たりの良すぎる土地…はせっかく植えてもうまく育たなかったり成長しなかったりするのです。…とこんなふうに、植えて十何年待った結果がこうでは、なんとも涙たらーっ(汗)です。(ある程度木が太らないと漆樹液があまり出ないのが一般的)
なので、ただのシンボルとして植えるのではなくって、ちゃんと漆を採る目的にで植えるなら、土地選びはとても重要になります。

今回の土地はどうでしょうか…??

2_23_2_.jpg
ここが候補地です! もと畑だったそうです。
地主さんがちゃんと管理しているので、周囲もとてもきれいでした。そして肝心の地質は?というと…。表土と掘り起こした松本がひとこと「ばっちりです!」とニッコリ。ほんと?うれしいなあ〜^▽^
会の人も「そうか!」と喜んでくれました。

2_24_3_.jpg
さて、今回の土地確認のついでに香川淡水魚研究会の方が保護・研究している「ニッポンバラタナゴ」の保護池も案内して下さいました。
一見、小さなため池ですが、ここに絶滅が危惧されているニッポンバラタナゴが大事に育てられているんだそうです。

2_24_4_.jpg
そのニッポンバラタナゴさんを、アミですくって見せて下さいました。
これは小さな若い固体で、おそらく今年生まれの子だとか。
(大きくなると菱形の独特の体型が強くなるそうです)
急にすくい出されて、ビックリしただろうなあ。


ひょんなことで、きょうは久しぶりに山やため池に行きました。
畑の土が良かったのもすごく嬉しいし、珍しいお魚を見ることもできたのも嬉しい。(イモリもいました!^^) 
郷土の自然や生き物って、いいなあ。

この漆畑の候補地ですが、適地ということで、近々漆の木を植えることにさっそく話が決まってしまいました。また、詳しいことが決まったらぜひお知らせしようと思います!





posted by 宮崎佐和子 at 21:21| Comment(8) | TrackBack(1) | ■ ウルシの木の記録

■初日の磯井正美賞展に行きました。


今日から、香川県善通寺市の「灸まん美術館」で「うるしの美 磯井正美賞展」が始まります。松本と私は初日に行って、受賞式も見て来ました。^^
ひさしぶりに、研究所の先輩や後輩に会うことができて楽しかったな♪(研究所を修了してしまうと、会う機会ってめったにないんです)
:
灸まん美術館。

kuukan2.jpg
この美術館、瓦も「灸まん」(こんぴら名物のお菓子です)
の銘が入っているんですよね〜


すごくバラエティーに富んだ力作揃いです。会期は長いので、ぜひご覧になって下さいね。

■うるしの美 磯井正美賞展 
■灸まん美術館 香川県善通寺市大麻町338 
■2007年2月24日〜3月25日 午前9時〜午後5時
(休/水曜日、祝祭日は除く)
灸まん美術館
posted by 宮崎佐和子 at 12:23| Comment(6) | TrackBack(0) |   展覧会鑑賞・イベント参加

2007年02月23日

■中国産のウルシの木の写真。


ここの「和うるし日記」と工房の公式サイト「この葉だより」では、当然ですが、和うるし、つまり日本産漆の木のことばかりを紹介しています。
じゃあ中国産の漆の木ってどんなのでしょうか?? 松本の撮った写真があるのでお見せしようと思います。
中国産のウルシ1
2005年10月23日岩手県浄法寺町で撮影。

中央のオレンジ色の葉を付けている木が、中国の漆の木です。(詳しくは、中国産の漆の種から発芽させたもの)実験用に植えた木だそうです。
確かにウルシの木ですが、どちらかというと日本産のウルシの木よりも、よりハゼの木に良く似ていますね。
日本産のウルシの木とハゼの木

中国産のウルシ2
中国産のウルシの葉っぱ。(松本が持って帰ってましたが…すぐぼろぼろに^^;)

中国産のウルシ3
中国産のウルシの木の幹。

ちょっと、幹が変わっているんです…! こんなふうに、トラネコみたいなシマシマが…。(幹の肌とかはウルシなんだけど)
今回の中国の木には、全部こんな不思議な模様があったそうです。


ひとことに中国のウルシの木、といってもいろんなタイプがあるそうで(大陸ですからね〜^^)今回の木以外にも別の特長を持つ木もきっとあるのでしょう。
これはこれで、日本式の漆の掻き方(採取の仕方)をしたら、どんなウルシが採れるのかなあ〜とちょっと気になります。
…と思ったら、すでにその実験はしていたそうですあせあせ(飛び散る汗)さすが浄法寺。若い漆掻きさんが採ったそうです。で、結果はというと、アクの多い濁った漆が出たそうで(浄法寺の漆掻きさん談)、浄法寺の人好みではなかったとか。でも、実験のため木代はタダだったしけっこういい漆を手に入れることができて、採った彼(家が神社仏閣修復会社)はウキウキとその漆を大事に持ち帰って修復の仕事に役立てることが出来たそうです。
さすが浄法寺町は、日本一の漆樹液産地だけあって、いろんなエピソードが生まれるなあ。自分の採った漆を使えて、その彼もとっても楽しかったと思いますiモード


posted by 宮崎佐和子 at 21:55| Comment(3) | TrackBack(1) | ■ 和漆の木について

2007年02月22日

■“ネコ友”撮影に失敗…。


少し前に、我が家のトラネコむぎ(完全内ネコ)に、どうやら窓越しのお友達ネコが出来たらしいとお知らせしました。晴れ
今日も、そのお友達は何度かやってきたようです。

ずっと“お友達”を待つむぎ…。
何やらもの悲し気です。
2/22ねこ1
そこに「にゃおーん」と鳴き声が。
あの白黒ブチネコがやって来たんですexclamation


2/22ねこ2
しかし、人の気配に気付いたネコさんは猛ダッシュで逃走。

2/22ねこ3
「ばびゅっ」そして隣の家の塀に飛び乗り…

2/22ねこ4
じーっと見つめ(にらみ?)あっています。^^;


むぎ君の友情?はいつ実るのでしょうか。
そう気にしている私に、松本は「あのブチネコは、隣家のメスネコ目当てに来ているに違いない。むぎがメスに見えてちょっかい出しているだけや」という、冷徹な推理を…exclamation がーんがく〜(落胆した顔)
そうです、お隣さんには今がさかりの可愛い女の子ネコがいるんです… ブチ君は、むぎが女の子に見えて近付いているのでしょうか。
その子が来るのを楽しみにして、ずーっと窓を眺めているむぎがなんだか不憫だなあ。



posted by 宮崎佐和子 at 20:43| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 工房のネコ

2007年02月21日

■突然のお客さま。


京都の宇治から、突然のお客さまがありました…。(急でびっくり)
木工家の方です。もともと香川御出身の方で、ネットを通じてうちの工房をご存じだったそうで、地元に戻った際にいろいろ居所?を調べて連絡して来たそうです。(うちは公式サイトにも電話とか公表してないからなあ。お手数かけてすみません)

2_21_1_.jpg
漆の木についていろいろお話をされて帰られました。仕事の真っ最中でしたが、松本は漆の話ができてもう大喜びです…止まりません。
2_21_2_.jpg
漆の木の前で記念?写真。臼杵さん(左)とおっしゃる方で、漆の木を植えられたうまく育たなかったとのことで、それもお話させてもらいました。

それにしても木工の方っていうのは、熱いなあ…^^:  素材に対する情熱もすごいし、初めてでも松本ととっても話が弾むことが多いです。 
それにネットの威力、というのか影響力の大きさも感じます。

2/21ぐみ
臼杵さんからいただいた、ぐみの木。

このぐみ、トンカチなどの木工道具の柄にぴったりだそうで、分けて下さいました。もう松本は「玄翁の柄が入れられるぞ〜」とウキウキしてますあせあせ(飛び散る汗) ぐみの木は初めて見たんですが、木目が積んでいてミカンの木とかに良く似ています。
松本の道具熱に燃料がまた入りました。笑




posted by 宮崎佐和子 at 23:22| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 日記

2007年02月20日

■桐箱が届きました。


注文していた桐箱ができたそうで、箱屋さんから連絡をいただき、松本が取りに行きました。
2/20桐箱1
十数個の桐箱。数は忘れていたけど、けっこう頼んでいたんだなあ。
これらの箱は重箱用。工房のお椀類は基本的に箱なしなんです。なので、桐箱を頼む機会はそんなに多くないのでけっこう見入ってしまいます。笑

2/20桐箱2
琴平の道久桐箱店さんにお世話になってます。
国産桐材を使っているそうなので。
(伝産マークついてますね…)


じつは来月そうそう、作品展を控えていますあせあせ(飛び散る汗)
次は広島です。今回は会場がとっても広いので、展示にも力が入ります。(準備もしておかねば…)
二年ぶりの場所となるので、お客さまをはじめ会場の方もお変わりなくお会いできるといいなあ。
詳しくは、またここでお知らせいたします。iモード




posted by 宮崎佐和子 at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2007年02月19日

■ヘラ太刀の裏出し。


松本が私のヘラ太刀(漆の仕事で使う、ヒノキ材のヘラを削る刃物)の裏出しを今まさにしてくれています。
2/19裏出し1
「なんで僕がこんな仕事を…ブツブツ」を言いながらも楽しそうに「カンカンカン」を音を立てながら作業する松本。
なぜって今回の作業には、秘密兵器?があるのです!

2/19裏出し2

鉛の金床。さっき自作?したものです。
釣り具用のおもりをガスコンロで溶かして、缶の中で固めたもの。(ほんとに溶けちゃいました…ビックリあせあせ(飛び散る汗)
これが調子よく刃物に沿って使えるんですよね。

今から、私は岡山へ仕事の(仲間との?)懇親会に行ってきます。なので、今晩帰るころには仕上がっているかな〜? 楽しみに行って来ます。


posted by 宮崎佐和子 at 17:45| Comment(15) | TrackBack(1) |   道具
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