
ウルシの芽のてんぷら… 「おいしいけどかぶれる禁断の味」はほんとうでしょうか。芽が伸びてしまわないうちにためしてみようと思います!!!

山菜採りのように…いそいそと芽を摘む松本。
(自宅の庭なのですが…)
(自宅の庭なのですが…)

摘んだ切り口から、漆の樹液がにじみ出して危ない感じです。

さて、たくさん採ってしまいました(だって楽しいんだもん♪)
今回は徳島産の阿波うるしの木の芽を採りました。木もたくさんあるし、けっこう芽が伸びているので… ^_^
味の差を比べてみようと、いろんな長さの芽を摘みました。

けっこう虫がついていたりするので、よく水洗い。
ころもを用意して、揚げま〜す!

あれれっ、赤かった新芽がきれいな緑色に…!?
揚げている最中、ずっと甘くて香ばしい匂い(アーモンドもしくはピーナッツに近い香り)が周囲に立ちこめます。
うわ〜けっこうこれは期待できるのかな。どきどき。
これが禁断の珍味?
「漆の新芽のてんぷら」です。
う〜ん、タラの芽の天ぷらソックリです。これは間違えそうになるのも無理がありません。
では、この「輪島の塩千俵」を添えていただきます!


………。
「あれっおいしいよ…」
「すごーくおいしいよ!」
「漆の新芽のてんぷら」です。


では、この「輪島の塩千俵」を添えていただきます!


どきどき。いよいよ行きます!
………。
「あれっおいしいよ…」
「すごーくおいしいよ!」
…というかんじで、ウルシの芽の天麩羅はすごく美味しかったんです!

松本いわく「甘味が強くて香ばしく、やはりナッツ系の香りは強い。芯の部分はピスタチオのよう。しかも食感は軽く、筋はない」…とのことです。
私は味オンチなので、そこまで感想は言えませんが…。^_^:
間違いなくおいしいです。
確かに甘くてしかも旨味が強く、山菜にありがちなエグ味は全くありませんでした。「うるしの芽」と知らなければ「美味しいわぁ」と老若男女問わず誰でもパクパク食べちゃうこと請け合いです。

さて、きょうの食材です。笑
今回はいろんな成長差の新芽を採って試してみたのですが…
かなり大きい芽(というかもう葉っぱ)でも、柔らかく美味しく出来ました。
でも、味が濃厚で旨味の強いのは、矢印部分の軸にあたる部分でしょうか。柔らかくほんの少しねっとりした感じで、うまみが濃い。葉っぱもおいしいのですが、衣がたくさん付いてしまうので、その分、衣の味に押されてしまいます。
さて、一番右側の漆の芽の切り口が黒くなっていますが、これは漆の樹液です。(もちろん皮膚に付くとしっかりかぶれます

春の珍味に舌鼓を打った、松本と私ですが…
「ねえ、なんか舌がピリピリしない?」
「うん、する…」
…となんだか危険な余韻を感じています

※かぶれることも考えられますので、安易にまねしない方がよいとおもいます。