2007年05月23日

■美味しいパンの玉手箱。

東京のお客さまから、先日、パンの贈り物を送っていただきました。
その方が言われるには「漆で例えるなら松本なみの変わり者が作っている」パンだそうで…。ええっいったいどんなパンなのでしょうか??

5/23 パン1
わったくさん入っています!

その数8種類… マニアックなオーラに満ちています。
パンが好き(おいしいパンに限る)な松本はもう大喜びです。「ふわっと粉のいい香りがするぞ。これは製粉から気を使っているパンかな?」ともうチェック入れてます。
私はそんなことは分からないんだけど「わ…パンのパラダイスだあ…」と思いました。

5/23 パン2
松本が特に気に入っていたパン。
何かの穀物が入っています。

平たい円盤状のパンでした。「これだけ皮が厚いな…焼きに少し時間をかけているな」軽くトーストすると、ややもっちりしてお餅を感じる風味でした。

5/23パン3
私はミーハーなのでチーズ入りパン。ハートたち(複数ハート)

これは2種類のチーズ(ブルーチーズとカマンベール)が生地に盛り込まれていて、これだけでワインがすすんじゃいます。このチーズがとってもおいしい。しかもこの濃厚なチーズの味にパン生地が負けてないんですよね〜。


松本はこのパン屋さんのいろんなこだわりを感じたそうです。
パン生地の中のいろんな素材がしっとりなじみ、よく発酵できて肌理もきれい(各パンの断面をにらみながら食べてましたあせあせ(飛び散る汗))、力があるのに軽く柔らかく、小麦粉の持つよい香りがする…。おそらくいいものだがけっこう癖のある素材を使っているのではあるまいか。それをうまく使いこなして仕上げている。以上/松本談。

私は、味オンチなのでそこまで分かりませんが…。^^:
食べ慣れたふつうのベーカリーのパンは、ふわふわで綿菓子みたいに感じます。(市販のパンはなんとかという調整剤が入っているんだそう)
このパン、松本と違って柔らかいとは私は思わなかったな…しっかり食べごたえがあって、食事用に十分満足できるものでした。
素材や製法にこれでもかと心配りをしているのに「ほら凄いだろう!」という派手な主張は一切なし、毎日食べて飽きないまるで某讃岐うどん屋のようなパンなのです。

都会には、こんなパンの良さを理解して買い支えるお客さまがいるんだなあ。地方だとそうはいきません。「めんたいこフランス」とか「おにぎり入りパン」とか、分かりやすいパンじゃないと注目されないし、以前、工房の隣町にけっこうこだわりの渋いパン屋さんが出来たですが、あっという間に軟派なラインナップに変わってしまって松本とがっかりしたことを思い出しました。

なんだか、漆と共通するものがあって、つくづく考えてしまいました。iモード

追伸/これは伊勢原市の「ブノワトン」というこのパン屋さんでした。お近くの方は一度試してください。^^

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posted by 宮崎佐和子 at 20:47| Comment(13) | TrackBack(0) | ■ 日記
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