今からはや7年前、松本は2000年に、文化庁の委任団体「日本うるし掻き技術保存会」の研修生として岩手県に赴き、漆かきの技術を習得しました。
さて、今年の長期研修生の二人のうち一人として、長野県在住の竹内義浩さんが6月上旬から行くことになっています。
竹内さん、実は漆芸研究所の修了生で私の1つ学年が上でした。なので私の先輩、そして松本には後輩にあたる方です。
以前から研修希望されていたんですが、なかなか空きがなくて、数年待ってたという待望の研修なのです。
ほか、知人の研修生として広島の新宅さん(短期研修が超人気のため?やむなく自費で研修だそう)、京都の臼杵さんが短期研修で行かれます。(お二人とも木工芸の方ですね^^)
ここ最近なんだか、人気が高まっている?らしい漆かき研修。
松本が行った当時は、希望者が少なすぎて即入れたんですが…。

しかも「漆かきの勉強のために岩手に研修に行く」と言っても周囲の皆さんからは、『何しに行くん?』
というクールな反応だったのですが

漆という素材に対する理解が、少し広まってきたように思います。
そんないきさつだったので、今回、漆芸研究所の同じ修了生が浄法寺に行くのは、私たちにとってもうれしいことなんです。
さて、竹内さんからは、浄法寺の漆かきの様子をブログ用にお知らせしてくれるとのこと。
今年のシーズンは、香川県と岩手県、両方の漆の木の様子を皆さんにお知らせできそうです。


浄法寺町の天台寺(瀬戸内寂聴さんが住職をされたことで有名なお寺ですね)のお地蔵さん。
浄法寺と聞くと、このお地蔵さんの顔を思い出します。

※ひとことコメント