ぶじ浄法寺へ戻り、うるし掻きの仕事を再開。さっそく写真を送ってくれました。


浄法寺でもちらちら漆の種が付き始めたそうです。
竹内さんの研修林は、浄法寺と二戸に分かれてあります。(合併により今は同じ市内ですが)
先週末からようやく梅雨らしくなったが気温は低く日中でも20〜25℃。雨の降る日は15〜18℃ほどなので半袖では寒い。今週から四辺目に入った。キズもだんだんに長くなり漆の採れる量も増えてきた。しかし木陰が涼しいようでは、まだ漆は出ないという話だ。(水が多く出るように思う。中目は半分、一回採れば十分くらいの量。メサシは入れていない)〈竹内さん〉
暑さとはまだ無縁の浄法寺。漆の量も例年より多くありません。
そしてまだまだ「身の濃いウルシ」は出ません…!
漆かきの師匠、大森俊三さんいわく「お盆を過ぎた頃から」なのです。(それまでは水分の多い漆が出ます。※水分の多い漆…水と糖分の多い漆)
採れる量は?と竹内さんに聞くと「その日のコンディションで違うけど、1本で1匁くらいかなあ」とのこと。(※1匁…3.75グラム)
でも今は量を採る事より、ちゃんと技術を習得するのに身を入れたいそうです。

漆の木を見上げたときに、枯れっ葉がついてこなければ漆は出てこないそうだ。盛りの頃になると枯れっ葉がいっぱいついている。 七月に入り、ちらちらと見えるようになってきた。〈竹内さん〉
夏になると漆の木に現れてくる、黄色い葉っぱたち…。
浄法寺の木にも、よく見るとすこーし見られるようになったのかあ。
この黄色い葉っぱが「漆の木が、ウルシを出す体制になってきた」というサインです。(この黄色い葉っぱ、香川県ではなんと今年は5月末から出ていました。(>_<))
あしたから、いよいよ5辺目に入ります!