2007年07月23日

■水指の蓋のしごと。

いま、工房は注文の仕事を主流でやっています…。
松本が水指の蓋、私がスプーンです。

7/23水指1
松本が今しているのが、焼き物のの水指の蓋。焼き物は、口の形が変形なので、型をきちんと取り、ぴたっと収まるように木地を慎重に作らないといけません。
7/23水指2
この蓋は「割蓋」になります。一枚ものに見えますが、2枚の板を合わせて固定して整形しています。
7/23水指3
松本の豆鉋が活躍。

7/23水指4
これも、おなじ方からのご注文です。
(もちろん、変形の蓋になります)
先に木地が出来ているので、木地固めの状態。

これらももうずいぶん前から注文していただいてて、なかなか手が付けられなかったものです。京都展の準備で忙しくなる前に、進めておかなければ…。

…そしてスプーンの方は、なんと50本exclamation
その大量の数のご注文を、以前からお店の方より頂いていました。しかし、作っても作っても、手元に全然残らず、もう1年近く経ってしまったので、さすがにこの夏にはまとめて作ってしまおう!と急いでいます。
さらに、先日の東京展でもスプーンを多数ご注文頂いてるし、次回の京都展でもスプーンは欠かせないし…という感じで「もう漆スプーン専門工房にしてしまおうかあせあせ(飛び散る汗)」と思うくらい、スプーンはいくつあっても足りません。(スプーン1本お椀1個と同じくらいのお値段がするのですが…)
スプーンが量産できないのは、機械彫りではできない難しい形をしているため。とにかく木地作りが難しく、木地仕上げも松本しかできない仕事だったのですが「これではいかん〜!」と、いろいろ松本が工夫して、私もなんとか遜色ない木地仕上げができるようになりました。ほっ☆
木地さえ出来れば、あと慣れた仕事なのでこの機会にがんばろうと思います。


7/23カエルさん

おまけ。今年のちびカエルさん。
もうすっかり「オタマ顔」が抜けて、
しっかり大人カエルの顔になってます。
(ちび君のままだけどネ)



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posted by 宮崎佐和子 at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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