松本が水指の蓋、私がスプーンです。

松本が今しているのが、焼き物のの水指の蓋。焼き物は、口の形が変形なので、型をきちんと取り、ぴたっと収まるように木地を慎重に作らないといけません。

この蓋は「割蓋」になります。一枚ものに見えますが、2枚の板を合わせて固定して整形しています。

松本の豆鉋が活躍。

これも、おなじ方からのご注文です。
(もちろん、変形の蓋になります)
先に木地が出来ているので、木地固めの状態。
これらももうずいぶん前から注文していただいてて、なかなか手が付けられなかったものです。京都展の準備で忙しくなる前に、進めておかなければ…。
…そしてスプーンの方は、なんと50本

その大量の数のご注文を、以前からお店の方より頂いていました。しかし、作っても作っても、手元に全然残らず、もう1年近く経ってしまったので、さすがにこの夏にはまとめて作ってしまおう!と急いでいます。
さらに、先日の東京展でもスプーンを多数ご注文頂いてるし、次回の京都展でもスプーンは欠かせないし…という感じで「もう漆スプーン専門工房にしてしまおうか

スプーンが量産できないのは、機械彫りではできない難しい形をしているため。とにかく木地作りが難しく、木地仕上げも松本しかできない仕事だったのですが「これではいかん〜!」と、いろいろ松本が工夫して、私もなんとか遜色ない木地仕上げができるようになりました。ほっ☆
木地さえ出来れば、あと慣れた仕事なのでこの機会にがんばろうと思います。