2007年10月31日

■試作品のうつわですが…。

さて、工房の仕事の方ですが…。
松本は、あいかわらず毎日刃物を研いでいます。笑
手持ちの刃物の種類も増え(先日も新しいノミが来ました。注文した三木の職人さんの刃物です)
どうかな?という研ぎ具合の刃物ができると、いろいろうつわの試作品がたくさん出て来ます。

10/31漆の木の小皿1
漆の木のうつわ。

この試作のうつわ、松本は気に入ってないとかで、あまり出してほしくなさそうでしたが…勝手に写真撮ってしまいました。笑
半月ほど前「こんなかな〜」と松本が、刃物の研ぎの具合を見るためにぽりぽりと彫ったもの。高台の高さを変えてみたり、皿の深さを変えたりと楽しんでいました。
これはまだ、木地固め1回しかしていません。
なので、漆の木本来のクチナシみたいな黄色い木肌の色がほんのり感じられます。

10/31漆の木の小皿2
こんな大きさです。かわいい!
これらは浄法寺の漆の木の材で出来たものです。



10/31竹のぐいのみ
これは真竹のぐいのみ。
同じく木地固めだけの状態です。

10/31竹のぐいのみ2
早く仕上がらないかな…。

最近、竹材を使った注文をいただいたので、この機会にいい具合の竹をいくつか仕入れて来ました。^^
なので、近々竹の作品もちょっとお目見えすると思います。

さて、ちょっとぐちっぽくなりますが、松本は試作品をけっこう作るのですが、どちらかというと物より刃物のぐあいを見るために作っているようなものなのです。
中には、けっこう私が気に入って「早く仕上げてほしい」と思う物もあるのですが(完成した状態が見たいのですね)、いっぽうの松本は次の刃物を研いでいる状態で、仕上がった姿を見る事ができるのは、もう少し先になりそうな気がします。


posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2007年10月30日

■三越高松店の<輪島塗>漆芸作家作品展。

今日は松本がひさしぶりに、三越高松店に行きました。(工房のある善通寺市から車で1時間近くかかります)
今週から、欠かせない漆の催事が二つ始まるのでした。

そのうちの一つが本館5階で始まる「輪島塗漆芸作家作品展」。
松本が、文化庁の国内研修時にお世話になった、輪島の若宮隆志さんが来られているのです。

10/30若宮さんたち輪島の作家さん
左が若宮さん。(お久しぶりです!)
中が若島さん。右が杉村さんです。

若宮さんたちは、蒔絵の作家さんです。
でも、単なる技法の蒔絵の作を作られているわけではありません… 
現在失われてしまった古典技術の再現、高度な意匠を楽しむユニークな蒔絵の作品を作られているんです。
作品全体にさまざまなキーワードガ散りばめられているので、ぜひ行かれた時には、声をかけてお話してみることをおすすめします。
一方向からでは分からない「意匠とは何か?」という世界を垣間みることができます。

10/30犬さん
こんな楽しい作品もありました。
…モデルは愛犬なんだそうですが…



posted by 宮崎佐和子 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) |   展覧会鑑賞・イベント参加

■番組放送のお知らせ。

先日、(10/25)に取材していただいた内容が放送されます。


10月31日(水) 17:45頃〜5分程度
KSB瀬戸内海放送 KSBスーパーJチャンネル「地球ステーション」

※放送地域は岡山・香川になります。


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posted by 宮崎佐和子 at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

■きょうの「うり坊」の様子。

漆かぶれになってしまった、工房のネコのうり坊。
ずいぶん辛いらしくて、あいかわらず冬眠中の動物のように一日中眠っているのですが…

今日は、なぜかうり坊の姿が見えない!
心配して探したら…
10/29 あやしい箱
あらっ、もしかして…。

10/30死んだみたいなうり坊。
中身を抜いた段ボールの中でしたが…。
おーい生きてるか?って感じです。笑

あのあと、月曜の朝いちで病院へ連れていきました。
獣医さんからは皮膚炎の内服薬をいただき、朝・晩2回、おいしい缶詰に混ぜて、うり坊に食べさせています。(素直に食べてくれます)
今日は、薬が効いて少しは楽になったのか、ごはんを食べたり歩いたり、ちょっとネズミのおもちゃにさわったりしていたので、少しホッとしました。あせあせ(飛び散る汗)
でも、かぶれの部分は範囲が広くて、うり坊はかなり痛いらしくて顔をしかめながらゆっくり動きます。
早く良くなりますように…。



posted by 宮崎佐和子 at 18:20| Comment(8) | TrackBack(0) | ■ 工房のネコ

2007年10月29日

■漆のフリーカップと銀杏ごはん。

10/29銀杏ごはん1
銀杏が安く手に入ったので、ごはんに炊き込んでみました。
殻を割ったり薄皮を取ったりがちょっとめんどうだけど…
できた銀杏ごはんは、ピスタチオグリーンのつやつやの銀杏が、とっても可愛らしくていい香りです。
銀杏っていえば、公園とかのイチョウの木の下に落ちた実を一生懸命拾った記憶がだれにでもあるのではないでしょうか。
…秋って豊かでいいですね。^^


10/29フリーカップと銀杏ごはん2
さて、撮影に使ったこのフリーカップ、もう4年くらい前のものです。木地溜の上に黒漆で模様を描いて乾かし、生うるしで上塗りしているのですが… 磨りガラスが薄く乗ったような硬質の、艶消しのカップに仕上がっています。
けっこうお気に入りの一個です。






posted by 宮崎佐和子 at 21:47| Comment(2) | TrackBack(0) |   今日の漆フリーカップ

■「谷川米穀店」のしょうゆうどん。

きのう、香川県仲多度郡琴南町(ほとんど徳島)にある、谷川米穀店に松本が行ってきました。
山深くにあるこのあまりにも有名なうどん屋さん… 香川県では、お米屋さんとうどん屋さんがくっついているお店がよくあるそうです。
10/29谷川米穀店の全景
お客さんの列…
(ほとんどが県外のお客さんです、すご〜)


10/29谷川米穀店のお客さんの列
順番待ちの間、影を見ていたらしいです。笑


10/29谷川米穀店のしょうゆうどん
しょうゆうどんのみ、大210円。
(これでしょうゆがかかってます)

うどんに関しては、グルメ本の評価に全く影響されず、自分の感覚で旨い不味いをはっきり言う松本ですが… この谷川さんのうどんに関しては「味が落ちていないな…」と満足したようです。
「エッジの立っていない麺で、柔らかめでちゅるんとしたした食感。みずみずしくておそらく寿命が短い、ゆで上げてすぐ食べないといけない麺で、それができる環境のお店だ」
ただ、小さめのどんぶりにぎちぎちに麺が詰まっているのが気になったそうです。「もっとふわっと入れてくれんと…ほぐして食べるのが大変や(ー'`ー;)」と松本。
あまりに忙しいので、大も小も、おんなじ大きさのどんぶりを使っているのでしょうか。
さておき、さぬきうどん巡りって、ぜんぜん勢いが衰えていないんですね。
とにかくこんな山奥まで、東京のお客さんが並んでいるのがなんとも不思議な光景です。^_^;



posted by 宮崎佐和子 at 00:41| Comment(13) | TrackBack(2) |   讃岐うどん

2007年10月28日

■工房のネコの漆かぶれの様子。

漆を入れた茶碗(使う漆は種類ごとにお茶碗に入れて表面にラップをかけて置いてます)をひっくり返し、ネコなのに「漆かぶれ」になってしまったうり坊…。
皆さん、心配してくださってありがとうございます。

うり坊はどうしているかというと…
10/28うり坊1
朝。あいかわらず寝床にこもってます。

シートン動物記でも傷ついた野生動物が飲まず喰わずで隠れ家にこもり、ひたすら体力が回復するのを待つシーンがよく出てきますが… 本当にそんな感じです。

…その時、とんでもないものを見てしまいました。

10/28うり坊2
!! うり坊のかぶれが広がっている。がく〜(落胆した顔)

右前足のわきの下まで、かぶれてました…。そんなあ。

10/28うり坊3
どう見ても、左前足も昨日より
かぶれがひどくなってます、うり坊〜!

…やっぱり、一番最初に漆がついたと思われる箇所は、すぐ洗ったつもりでもしっかり浸透してしまっているようです。
かぶれた前足が痛いのか痒いのか、つま先をまるめてヒョコヒョコとぎこちなく歩くうり坊。
今日は、いくらかごはんを食べましたが、いつもの暴れん坊ぶりはすっかりなりをひそめています。(ミル&むぎは、安心して暮らしているけど…)
“漆かぶれ”という、未知の疾患に耐えるうり坊が、とってもいじらしくて可哀想です。…不注意な飼い主で、ごめんね。

月曜になったら、お医者さんに診てもらおうと思います。


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posted by 宮崎佐和子 at 23:24| Comment(5) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年10月27日

■工房の猫が、漆にかぶれて?しまいました。

実は、昨日の夜に「とんでもないこと」が起こりました。
工房始まって以来の、前代未聞?の出来事…
なんと、うり坊が、漆の入った茶碗に足を突っ込んでしまったのです!
ゴトゴトッというただならぬ物音が、仕事場からするので「えっ!?」と思って入ってみると、そこにはとんでもない光景が広がっていました。
わ〜〜〜〜がく〜(落胆した顔)
そこには、漆まみれになったうり坊が、走りながらブルブルして漆のしずくをまき散らしている光景。

10/27漆かぶれの猫うり坊1
事件の張本人・うり坊。事情聴取のあと。

「ああっ!お気に入りの裏目漆がっ!」とパニックになったあと、とある恐ろしい話が頭をよぎりました。
それは、とある有名な漆作家さんから聞いた話で、そちらも飼い猫が漆の容器に入って漆まみれになってしまい、猫は怯えて逃げてどうしてやることもできずに、やがて猫はひどくかぶれて皮が赤むけになってしまったという話。

なんとかせねば!
もう夜遅かったのですが、寝ていた松本を起こしてうり坊を捕まえて、風呂場へ。もう1時間くらいうり坊を洗いました。(松本も私も、周囲も漆でべとべとたらーっ(汗)
もちろん、こういう時はいきなり水やお湯で洗ってはいけません。植物性の油やクレンジングのみでしっかりもみ洗いをして、できるだけ漆を揉み出してやります。(漆の成分の大半は樹脂)
…うり坊は、すごい量のクレンジング剤をかけられ、目を白黒させてました。(このうり坊の一件で、愛用の『ローヤル』↓が空になり、私の使っていた化粧用クレンジングもからっぽに)

7_25_ro-yaru_.jpg
ローヤルという工業用油汚れ洗浄剤。
きれいなピンク色の透明なジェルで
作業のあと手を洗うととってもよく
漆や手の汚れが落ちます。



10/27漆かぶれの猫うり坊の前足
うり坊が、漆につこんだ左前足。
少し腫れて、右前足と太さが違う…。
(気になるのか、ずっと舐めてます)


10/27漆かぶれの猫うり坊2
心なしか、顔もむくんでいるうり坊。
…大丈夫かなあ。

うり坊だけでなく、私たちもあちこち痒くなってしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)
浸透性のいい日本産漆…こういう時は、悲しくなります。

いくどの危機にも耐えた野生児も、今回はかなり堪えたらしく、もうぐったり。ごはんもあまり食べず、寝床でどんよりしています。
…これ以上、もうかぶれませんように。祈ってます。


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posted by 宮崎佐和子 at 21:15| Comment(6) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて

2007年10月26日

■灸まん美術館「山地裕之 木工家具展」へ。

今日は、久しぶりに香川県善通寺市にある灸まん美術館に行ってきました。^^ (今年の2月に磯井正美賞展が開催された会場です)
松本の友人の木工家、山地裕之さんの個展が、今日から5日間あるのでちょっとごあいさつに…。

10/26山地さん
山地さん。
松本といつも仲良くさせてもらってます。
(家具は一文字キャビネット/タブ拭漆仕上げ)

山地さんは矢澤金太郎さんに師事されたあと、独立して地元に戻り、香川県東かがわ市五名で住んでらっしゃいます。
木の美しさを生かした一貫作業の手仕事で家具を作っているのですが、ふだんは受注生産のお仕事が大半。でも、数年に1回は個展を開いてさまざまな作品群をこの機会に見ることができます。
この山地さんと松本が会うと、話が永遠にはずんで止まりません…(両方の奥さんは呆れて手が出ないあせあせ(飛び散る汗))でもまあ、こんな濃い人とおつき合いしてくれる楽しい人なのです。

10/26灸まん美術館
今日は雨でした。


ところで、山地さんのおうちはで、自宅兼ギャラリー(かぐや草)床は大森俊三さんの漆で、純日本産の漆仕上げなのです。※こちらをどうぞ。 実は山地さん宅とうちの工房は、香川県の両端に位置していて、なかなか会う機会がありません。(日本一小さい県といえどけっこう離れているのです)あまりゆっくりお話できなかったのが残念ですが、また遊びに行きたいなあと思っています。

          ※10/31追記
山地さんのスツールが我が家に…。
キハダのかわいい腰掛けイスです。
(↓大きさモデルはうり坊君です)
山地裕之さんのスツール


posted by 宮崎佐和子 at 23:59| Comment(8) | TrackBack(0) |   展覧会鑑賞・イベント参加

2007年10月25日

■取材に来ていただきました。

今日は、番組取材の日でした。
高松市の五色台にある工房の漆畑にも来て下さって、かなり濃い内容になりそう。とっても楽しみです。

10/26取材の様子
作業の様子のほか、作品や
漆樹液の違いなども詳しく取材。

レポーターもカメラマンも女性でした!(初めてかも)
松本が漆の入った桶を開けると「わあ〜ウルシってこんないい匂いなんですか!?」と素直にびっくりして下さって、とても楽しかった一日でした。
「漆」の固定概念に捕われず、柔軟に私たちの仕事を見て下さったので、ずいぶん遅くまでかかってしまいましたが…ありがとうございます。^^

※2008/1/25 追記
実はこの日、岩手県の大森清太郎さん・貴太郎さん親子からの盛り漆が届いていたのですね。(←松本から指摘。ばたばたして忘れていました… >_<)大森清太郎さん、貴太郎さんごめんなさい。この日の取材でも撮っていただきました。動画は撮ってましたので遅まきながら添付します。


ちなみにこの日に届いた漆は、大森清太郎さんの盛り漆が1貫、大森貴太郎さんの盛り漆が1貫、大森俊三さんの裏目漆が4貫・盛り漆3貫・末辺漆が1貫、でした。(精製・分析に出していた、茨城の飛田祐造さんの盛り漆も偶然同じ日に届きました)
‥‥‥‥‥‥‥‥ 追記終わり

10/25むぎ君
工房のネコさんも撮ってくれました。
「ちょびっと登場するらしいにぃ」←むぎ君談

…それにしても、松本の濃い漆の話に、レポーターさんもあそこまで食い込んで辛抱強く聞いてくれたなあと思います。^_^:
放送日や番組名は、後日あらためてお知らせしますね。

posted by 宮崎佐和子 at 23:26| Comment(4) | TrackBack(0) |   工房に届いた漆たち
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