2007年11月17日

■漆のめんぱ二段重箱と保多織の袋。

7月ごろから漆の作業にとりかかった、めんぱの弁当箱の一部が出来上がったのでちょっとご紹介しようと思います。 
※作業の様子1 ※作業の様子2

11/17 めんぱ弁当箱1
「めんぱ二段重箱(4寸 5寸)」2007年11月制作 
漆/岩手県産うるし使用
木地固め すり漆・2006年大森清太郎 貴太郎 盛辺漆 
中塗り・2005年 大森俊三 末辺漆 
上塗り・2004年大森俊三 盛辺 精製漆  
木地/サワラ、ヒノキ

中のうつわに合わせて、箱の袋もオーダーで作りました。この袋は、保多織さんが丁寧に作ってくださったもの。おかげで、身体にぴったりの服を着せることができました。^^ (上の写真は、柄合わせのうち上から2番目と3番目の組み合せの袋。こんな感じになったんですよ)

11/17 めんぱ弁当箱2
中を開けると、こんな感じです。

11/17 めんぱ弁当箱3
奥が小(4寸)手前が大(5寸)の重箱です。
4寸は径12センチ、5寸は径15センチくらい。
めんぱ(曲げわっぱ)は軽くて柔らかい手当たりです。

今回のめんぱ達は、木地溜めの素朴な仕上げにしていますが、少し変化が出るように、天板にはうすく『鎬』を入れています。そして中は、渋めの朱溜めの変わり塗りをほどこして、少し表情をつけました。

11/17 めんぱ二段重箱の小
小さい方の箱と袋。
この袋の柄合わせも気に入っています。ムード

11/17弁当箱の小を開けたところ
袋はリバーシブルになってます。
無地を面にして、開けると柄が見えるのもいいな。

こういった器は、使う時にわくわくしますね。小さめの重箱なので、ちょっとしたお弁当箱にもいいと思います。
さて、この重箱以外に一緒に作った兄弟たち(合せ小判型の弁当箱、合せめんぱ弁当箱、船弁当箱、丸めんぱ弁当箱)も、徐々に仕上がっていきます。
また、そのうちご紹介しますね。ハートたち(複数ハート)


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posted by 宮崎佐和子 at 20:07| Comment(10) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品
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