
『紅葉』といっても、ウルシの葉は実はあんまり赤くなりません。茶の混じった『黄葉』、といった感じが通常です。※昨年の紅葉はこんな様子でした。
山で見かける真っ赤に紅葉した木は、ほとんどがハゼかヌルデ等の木だと思います。漆の樹液を採るウルシの木は、そうそうあちこに自生しているものではないのです。※ウルシとそうでない木の紅葉の違い
でも、今回はそうとう葉っぱが赤くなりました!

今日もお天気がよくなかったので
うまく撮れませんでしたが…けっこうきれいです。
うまく撮れませんでしたが…けっこうきれいです。
でも、全体の葉っぱがこんなふうになったわけではありません。

庭には、いろんな産地の漆の木が数本集まって
生えています。紅葉は、全体ではなく、部分的
に見られます。(真ん中のヘンなネギ坊主?を
付けた植物はカールドン。漆じゃないです
)
生えています。紅葉は、全体ではなく、部分的
に見られます。(真ん中のヘンなネギ坊主?を
付けた植物はカールドン。漆じゃないです

紅葉もしくは黄葉のメカニズムは複雑で、いろんな要素が影響しあって時期や色の差がおこるらしいですが…。
今回は、やや特殊な状況(今年は9月ですぐ落葉してしまい、翌月再び新しい葉が茂った)だったので、紅葉の様子が違うのは、当然かも知れません。
でも、今回の雰囲気を見て、若い木に色の鮮やかな紅葉もしくは黄葉が著しいような気がしました。

すかっとした黄色になった高知産の漆の木。
となりの緑色の徳島産の漆の木よりも、若いです。

こちらも高知産。庭のすみに集めて植えているせいか
ちょっと成長が遅いです。これもかなりきれいな紅葉。

これは、徳島産の漆のひこばえです。
はっとするような赤さで地面にあって
かなり目を引きます。
となりの緑色の徳島産の漆の木よりも、若いです。

こちらも高知産。庭のすみに集めて植えているせいか
ちょっと成長が遅いです。これもかなりきれいな紅葉。

これは、徳島産の漆のひこばえです。
はっとするような赤さで地面にあって
かなり目を引きます。
今年の気候は、漆の木にとって大変な気候だったと思います。
ちょっと心配しましたが、二回目の葉っぱも落葉にむけて準備ができているのをきれいな色で確認することができて、ほっとしました。^^
さて、来年はどうなるのでしょうか。
※追記
そういえば、昨晩は緊急車輌がよく走ってて、落ち着かない夜でした。おそらく坂出市の事件と関係あるのでしょう。
工房の漆の畑のある「五色台」が、意外な形でひんぱんに放送に出て、地元なだけに少し複雑なものがあります。ぶじ真相が解明しますように…。