2007年12月19日

■和うるし作品「黒い椿のブローチ」


12/19椿のブローチ1

漆ブローチ「黒い椿」2005年頃制作
Sawako Miyazaki
漆/岩手県産うるし使用 木地/シナ


木彫した木地に漆をほどこした漆ブローチ。
現物は径4センチくらいのものです。
黒漆は、いわゆる「漆黒」というようになんとも言えない深い黒をしています。
漆のアクセサリーは、朱漆を使って華やかにすることが多いのですが、このように黒漆仕上げもつややかで存在感があります。^^
この椿ブローチは、色違い(本朱、黄口朱)も作りましたが、この黒が一番気に入っています。
赤だとかなり和の雰囲気が強くなりますが、黒はもっと控えめに主張する感じです。


12/19椿のブローチ2

12/19椿のブローチ3
見た印象よりも彫りはかなり深いです。


こうした漆のブローチは、帯留めになるようにしています。(小ぶりのブローチはペンダントトップ兼用に)
お客様に言われて、そうするようになったのですが自分がいろいろアクセサリーを身につけるようになって、イメージに合せて装身具を使い分けることの楽しさが少し分かるようになりました。

おしゃれなお客様には、本当に教えられることが多いです。
すてきな方は衣装もすてきですが、身につけている装身具も参考になります。
以前、作品展会場に来られた小柄な女性が、古伊万里の破片をペントップにしたチョーカーを着けてらっしゃって『わ〜』と見とれてしまいました。
溶けバター色のロイヤルアンバーのカメオと古布の紐のペンダントをされた方もすてきだったなあ…。
あんなシックなお洒落が似合う女性になりたいものです。


posted by 宮崎佐和子 at 20:11| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品
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