2007年12月22日

■18組椀の桜の絵付け、ほぼ完了です。

今月に入ってから、18組のお椀桜の絵付けを少しずつしてました。
それが、ようやくほぼ描き終わりました。^^

グラデーションの大きさで18個もあったので、それなりに大変でしたが…以前の蓋付き椀の時のように肩凝りに苦しむこともなく?いいペースでできたと思います。
この作風の桜は、あとはペースアップと全体の調子の安定に気をつけることでしょうか。もっと早く進められると全体の調子ももっと整うと思います。(日が変わると自然と手も微妙に変わってしまいます)
桜のモチーフは大好きになりました。
もともとはお客様のご要望が多くて描くようになったのですが、最初は梅の花が好きだったのですね。
桜は梅よりも優しい印象に仕上がりやすいので、好まれるのもよく分かります。
古典柄に優れたデザインが豊富なモチーフなので、勉強してみたいなあ。

12/22桜椀1
1、2、3…ちゃんと18個あります。

12/22桜椀2
これからよく銀の残りを拭いて
1個ずつ確認していきます。

描き残しがないかよく見るのと、絵の補正が仕上げの仕事です。線がゆらいでいたり良くない部分は、刃物(キサゲ)を軽く当てて削りとって修正していきます。
よく見て行くと「ここも」「あそこも」と直したいところがいっぱいです。あせあせ(飛び散る汗) でも、あんまりやりすぎると、きれいにはなるけど、手描きの自然な雰囲気が薄れてどこかぎこちなくなってしまうので、ほどほどに…が肝心です。

12/22桜椀3
椀の外は華やかですが
中はワンポイントです。

あとは、松本に上塗りをまかせます、^^ よろしく。
私はかなり遅くなってしまったけど、年賀状の宛名書きをしなくては(でも仕事もまだあるんですよね…)


posted by 宮崎佐和子 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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