2008年04月02日

■あらためて工房のメンバーの紹介です。

この日記はこの4月で3年目を迎えました。
最近見て下さっている方のために、改めて「和うるし工房あい」のことをごく簡単にご紹介しようと思います。^^

まずはメンバー。
松本和明と宮崎佐和子の二人でやっています。(別姓なんです)
4/2松本と宮崎

松本は高松市の塗師屋さんの息子で、8才からずーっと漆をやっています。
「漆ばか」なんですね。
若いけどキャリアは30年近くあります。
私は丸亀市出身で香川県漆芸研究所に入所するまでは、地元の出版社でいました。
私たちが結婚して「和うるし工房あい」を立ち上げたのは2001年の春。
「和うるし」、つまり日本産漆だけを使ってものづくりをしようというのが工房のコンセプトです。
しかも「日本産の漆ならなんでもよい」というのではなく、自分で選んだ最高の日本産漆だけを使うというのが揺るがない指針です。
つまり料理人が「鯛ならなんでも良い」というのではなく「○○でさらに○○の時期が良い」と自ら選んで来るようなものでしょうか。
ごく当たり前のことのようですが、実際に漆の良し悪しにこだわる人はほとんどいないのがふつうです。
松本の漆液に対する目利きは鋭く、大変シビアです。

松本の転機は、漆芸研究所の研究員時代に、実際の漆掻きを徳島で見たことでしょうか。
「木から流れ出る樹液は、知っているどの日本産漆とも違う」とショックを受け、2000年、浄法寺で漆掻きを学ぶこととなります。

4/2浄法寺で漆掻き研修中の松本


私はもともと「漆の木」にはとても興味がありました。
研究生時代中に「西日本の漆を守る会」が発足した時は、会報づくりのお手伝いをしながら、西日本の漆の産地、岡山、京都(丹波/夜久野町)徳島にもよく行き、漆掻きさんたちの事情も間近で見たものです。
とにかく日本産漆の現状は、現場に足を運ぶとびっくりするようなことばかりでした。


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…当時から考えると、この工房の仕事もよく続いたなあ、と思います。
私たちが独立して二人で仕事を始めた時、多くの方(特に漆関係の方)は「理想は高くても、こりゃ続かないだろう」と、思われたかと思います。あせあせ(飛び散る汗)
「漆を仕事に食っていく」だけでも困難と言われているのに、「日本産漆しか使わない」というのだから、これはもう狂気の沙汰、というわけなのです。
そのぶん、ご心配をかけたかと思いますが…。
なんとかやっています。^^

松本は「ぜったい日本産漆の良さを知ってもらう」と、
私は「日本産漆だけでやっていける前例になろう」ととにかく続けてきました。
目標はいろいろあるのですが…これからもがんばっていこうと思っています。

さて、なんだかちょっと固くなりましたが…。たらーっ(汗)
明日は工房の大事なメンバーたち、「和うるし工房あいのネコ」たちを改めてご紹介しようと思います。

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posted by 宮崎佐和子 at 21:27| Comment(4) | TrackBack(0) |   工房のメンバー
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