
そのほとんどが試作品やちょっと訳あり品なのですが、やっぱり木と漆のスプーンっていいです。「どれ使う?」と言いながら、選んでいるとちょっとだけ贅沢な気分になります。


材はクリ、長さは約18センチ。


ほどよく刃物あとを残した木地です。
使い込んで、いい感じになってきています。
使い込んで、いい感じになってきています。
クリ材は、こうした小物によく使うのですが、ほんとに可愛らしい木です。漆によく合います。
いつか、クリ材のお椀も欲しいなあ…。



この大椀は、お粥をいただくのによく使うんですけど、その時にこのスプーンがしょっちゅう登場します。
チャーハンとかにもいいし…。
よく活躍してくれる、いい子なんですよ。
さて、いつものごとく?ですが、工房の漆スプーンは激しく品薄です。そこそこまとまった数がそろうのは、1年のうちでもほんの一瞬なんですね。
一本一本手削りなので、量産できないのが辛いところ…。
でも、それも仕方ないかなあ、と最近思うようになりました。シビアな作りなので、もともといっぱい作れるようなものじゃないしなあ。
なので、毎日この漆スプーンが使えるのが、ますます贅沢に思えてしまう今日この頃です。