2009年03月12日

■どんどん木地固めしています。

3月11日に研磨し終わったスプーン木地が、松本チェックを終えて、やっと漆の仕事に入っています。

バッド(下向き矢印)木地固めをして、漆室で乾かしています。
3/12うるしのスプーン木地固め
そうそう、工房では漆室で器物を乾かす時、棚板のほかに金網をよく使いますexclamation
スプーン木地は数が少ないと横置きしていますが、今回みたいにちょっと多いと、塗りに入るまでは金網の目に入れてこんなふうに扱っていることが多いんですよ。

3/12めんぱの木地固め1

そして今日も木地固めの連続です。
(いっぱい漆を使いました…)


バッド(下向き矢印)今回はめんぱの木地たちを片っ端から木地固めしました。
3/12めんぱの木地固め2
これは五寸の三段重箱の木地です。
天板を中心に絵付けをしようと考えてます。

これもフリーカップの木地固めと同じく、白木地に漆をしっかり吸わせて余分な漆を拭き取ったものです。

3/12めんぱの木地固め3
吉川室はスペースがきつくなったので
回転室の方に入りました。(回転停止中)


バッド(下向き矢印)めんぱの白木地、まだまだあります。あせあせ(飛び散る汗)
3/12めんぱの木地固め5

漆の作業は、小さくていろんなものをちょこまかするよりは、作業の近いものをできるだけまとめてバッと進めた方が材料も場所もむだになりません。(で、今は木地固めのシーズンなんですね)
特に最初の漆の仕事である木地固めは、しっかり吸わせて十分乾かせて落ち着かせるのが大事で、はやくすませておきたい仕事のひとつ。
ずっと白いままで気にかけていた木地が順次漆の色に染まっていって(松本の両手もですが)まだ先は長いですがほっとしてます。ムード



さて、今日のむぎ君です。
ダイエットの成果あって…


バッド(下向き矢印)今日の寝姿。
3/12やせたむぎ君

では、1ヶ月前の姿というと…。

2/6むぎ

わわ〜、カゴの中の体積がぜんぜん違います!
(以前はこんなに丸くなれなかったのに…)すっかりメタボ解消です。食べなきゃ本当にやせるんですね。;

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posted by 宮崎佐和子 at 21:39| Comment(4) | TrackBack(1) |   漆のスプーン制作

2009年03月11日

■「五色台」の漆畑に行ってきました。

この日記で、たびたび様子をお知らせしている漆の木は、工房の庭(敷地内)に植えている漆の木です。これらの木は、日々成長の様子を見たり、ちょっとした実験をしたり、来られた方にお見せしたりしている木です。
でも、将来、工房で『漆かき』をするための漆の畑は、実は別にあるんですよ。

その畑は、五色台にあります。

だいたいの場所ですが、こんな感じのところです。
漆の産地、岩手よりもうんと南なんですね。


高松市の山の中で(といってもみかん畑の中)工房のある善通寺とは離れているので、あんまり足を運べないんですが…。
今日は用事があって高松に行ったついでに、ひさびさに様子を見にいきました。ムード


バッド(下向き矢印)ほんとに久しぶりなんですが、こちらの漆の芽もすこしふっくらしていました。^^
3/11五色台の漆の芽
五色台の漆畑は、工房の庭の漆の木と違って、土が肥えたよい畑に植わっているので、枝も芽もムッチリしています。よく太ってます。

バッド(下向き矢印)やせた土でも一生懸命の工房の庭の漆の芽。
2/23漆の芽2/23漆の芽
比べるとやっぱり、五色台の畑の漆木よりやせっぽちですね…。でも、同じ徳島から来た阿波うるしの兄弟株なんですよ。


バッド(下向き矢印)で、木全体はこんな感じなのですが…。
3/11五色台の漆畑1


バッド(下向き矢印)大きさが分かりにくいので私が横に立ってみましたexclamation
3/11五色台の漆畑2
(クリックで写真が拡大します)


バッド(下向き矢印)草が伸びていて、すねまで足が埋まってます。
3/11五色台の漆畑3
(以下、クリックで写真が拡大します)

あらためて見ると… うーん、ほんとにすくすくと大きくなってくれました。もうやだ〜(悲しい顔) 葉っぱが茂る頃になると、もっと大きく見えますし、実際すごく伸びます。ほんとにいい場所なんですよ。

↓この五色台のうるし畑の過去の日記です。
2005年4月
2006年4月←漆の芽が出ました。
2006年7月←草刈りに行ってきました。(疲れた〜;;)
2006年11月←漆の木に可愛い小鳥の巣を発見の日です。
2006年11月←漆の種をとりました。
2007年7月←ウルシ畑でニホントカゲ捕獲です。


枝ぶりものびのびして、いい感じ… よかった。
3/11五色台の漆の枝

この畑のウルシの木は、2002年の春から順次植えています。
日本うるし掻き技術保存会の研修生として岩手県で漆掻きを学んだ松本ですが、四国内で(通える範囲で)成熟したウルシの木が手に入りにくくなってしまったいま…この畑の木の漆を採るのが楽しみなんです。^^

バッド(下向き矢印)そんないつかキズを入れられる運命?の幹。
3/11五色台の漆の幹
汁っこくて、なんだかよさそうな木肌だなあ(あ、私もかなりマニアックになって来ました;;)
たっぷり漆が出そうです。でも、漆の木にとってはヒヤヒヤものでしょうね。あせあせ(飛び散る汗)

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posted by 宮崎佐和子 at 23:13| Comment(4) | TrackBack(1) | ■ ウルシの木の記録

2009年03月10日

■スプーン木地の研磨。

やっと確定申告が終わりました。
担当の税理士さん、ありがとうございました…。うまくまとめてくださったみたいです。ほっ;;
こうした経理って、作家さんの隠れた大事なお仕事の一つですよね。うちと同じように規模が大きくないところの多くは、作家さんの奥さんがしっかりしていて、ご自分でちゃんと帳簿をまとめて申告されている…ということをよく聞きますが、わ、私にはそんな甲斐性はありません…。もうやだ〜(悲しい顔)
とにかくひとつ区切りがついて、よかったです。


バッド(下向き矢印)研磨したスプーンの木地。
3/10研磨したスプーン木地
3月1日にご紹介していた、松本の削っていたスプーン木地です。研磨は、私が少しずつしていました…。指が痛いです。あせあせ(飛び散る汗) でもあらかた整ったので、松本に仕上げをしてもらいます。これらのスプーンのほとんどはご注文の品なので、あまり展示会の方に置くぶんは出ないのですが(スミマセン;;)早く漆の仕事に入りたいものです。


3/10窓の外を見る猫おまけ。
窓の外を眺めるうり坊。

お隣りさんの飼い猫さん(♀)にさかりがきて、近所の有志(♂)たちが集まってきています。その知らない猫さんたちを見て、興奮するうっちゃんです。

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posted by 宮崎佐和子 at 22:16| Comment(2) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作

2009年03月09日

■フリーカップの木地固め。

昨日は、灸まん美術館さんへ磯井正美賞展 2009の出品をしてきました。早いもので今年で、3回目の出展となります。
また、あらためてご紹介したいと思います。ムード


さてさて、今月またもやフリーカップの木地が来まして、大量に木地固めをしました。今回は300個あります。 3/8作業1
300個…いっきに木地固めです。
さすがにけっこう疲れるもんです。


バッド(下向き矢印)漆を吸わせ中の木地たち。最初の一回目は、ものすごく漆を吸います。 3/8作業2
何個かまとめて漆をほどこして置いて、充分漆を吸ったなと思ってから余分な漆を拭き切ります。

バッド(下向き矢印)使ったのは、2007年の大森俊三さんの末辺漆です。
3/8作業3
乾きが早くて締まりのいい漆なんです。
下地にはもってこいですexclamation

でも、あっという間に、茶碗のうるしが無くなっていきますよ〜(今回は2回以上漆樽から濾しあげたと思います)
でも、丈夫なうつわになるためには、ここで充分漆をほどこすのが肝心なんですよ。

バッド(下向き矢印)愛用の漆室(吉川室)もさすがに満員…。
3/8作業4


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posted by 宮崎佐和子 at 19:23| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2009年03月07日

■工房の漆の木を…切ってしまいました!

今日、工房の看板でもあった、庭の漆の木を切り倒しました…。
ほんとうです。がく〜(落胆した顔)

3/7切った漆の木
本来なら木を切るシーズンにはちょっと遅い気がしますが、もう今しかないと思って、ズバッとやってしまいました。

思えば、工房立ち上げの年に、徳島の漆かきの東さんから苗をいただいて植えた思い出深い木でした。


バッド(下向き矢印)この漆の木さんのメモリアルです。
 その工房立ち上げ時の当時、松本と東さん。
3/19東さん6
左の人は松本です。あせあせ(飛び散る汗)
そして木はほんの苗木でした。

バッド(下向き矢印)そして2007年に東さんが工房にいらした時には、これほどの大きさになっていました。
3/19東さん5
大きな2本を残して、
これを主力に大きくしていました。


バッド(下向き矢印)そして今年の夏!
6/10漆の木
3/7 2008年夏の状態
かなり大きくなってくれました。ムード


切ったこの子は8〜9才くらいでしょうか?
何本か工房の敷地に植わっている漆の木の中でも、一番年長さんで見栄えがする木でした。
そして、一番思い出がいっぱいの木でもありました。

今回、なぜ切ってしまったかというと…。
理由はいろいろありますが、やっぱりの昨年の11月にちょっとした行き違いで、うっかり枝を切られてしまった事件があったことが一番のふんぎりになりました。

11/13漆の木11/13漆の木の枝を打ったあと

「枝をいくつか切られたくらいでなぜ??」と多くの方が思われることでしょう。でも、失った枝は主力の枝たちで、これがなくなると以後、樹の形が大きく変形していくことになります。
もちろん理由はこれだけでないんですが、いろいろ考えて思い切ってバッサリいくことにしました。
漆の木さん、お覚悟を!!

思えば、この木はいろんな思い出を作ってくれました。

5/14漆の花2
可愛い花を咲かせてくれて…
6/10漆の実
小さな実を毎年結びました。
4/17ウルシのつぼみ
早春は必ず芽吹いて…
4/4漆の天ぷら13
旬の味も楽しませてくれたり。
4/23てんとう虫のカップル
いろんな生き物もやってきましたよ。
8_7_semi_1_.jpg
夏には必ずセミさんがジュースを飲みに。
6/20クモ
クモも獲物をねらって隠れてました。
5/9ヤモリ2
時にはこんな子もいたり…。
6/20カマキリ
11/14カマキリ
カマキリさんは毎年卵も産みつけてましたよ。
6/20アマガエル
カエルさんも心なごませてくれました。


…とそんな思い出深い漆の木ですが、
3/7漆の木を切る松本
切るのは、あっけないほどあっという間でした…。
3/7漆の木を切る松本2
3/7漆の木を切る松本とミル
ミルちゃんも加勢してくれましたよ。


さて、とうとう2本とも切ってしまいました;;


バッド(下向き矢印)興味津々の切り株たちです。
3/7漆の木の切り株1
3/7漆の木の切り株2
どちらも、径は約15センチほどでした。


そして、あらためて見ると年輪の幅がすごく広いです。やっぱり四国は気候が温暖です。でも雨の少ない香川県で順調に大きくなったと思います。
3/7切った漆の木の年輪


さて、工房への場所の入り口にあった大きな2本の木がなくなったので、なんだか寂しくなってしまいました。
ここまで読んでくださった方の中には「そうしてまで切らなくてもよかったのに…」と思われる方がたくさんいらっしゃると思います。

でも、楽しみにしていてください。
この切り株から、新しい芽がすくすくと伸びて、やがて美しい木に戻りますから。
切り株の下には、網の目のような広範囲に伸びた根っこがしっかりと張っています。この生命力にあふれるエネルギーが土の中に秘められているんです。
そう遠くない日に、新しい芽吹きがこの切り株の周囲に見られると思いますので、その登場を心待ちにしたいと思います。


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posted by 宮崎佐和子 at 23:49| Comment(6) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2009年03月06日

■マダの木の皮をはがしました。

先日の2月11日に、岩手県浄法寺町から送っていただいた、マダの木(シナの木)。
これは、樹皮を取ってその樹皮でものづくりをするために入手しました。
2/11 木

…もちろん、この丸太ん棒のままでは使えません。そこで『樹皮を剥がす』という作業が必要なのです。

どうやって剥がすのかって?
とある方法で、きれいに剥くことができるんですexclamation


バッド(下向き矢印)数日がかりの仕事となりました。
 まず、適度な長さに切った丸太を茹でます。
3/6マダの皮はがし1
ぐつぐつ、長時間茹であげます。


さて、同じ仕事を一昨年もしました。※その時の様子
今回もやり方自体はおんなじなんですが、一つ違うことがあります。
前回はこのように、皮の一カ所に切れ目を入れて剥いたのですが…
11/14皮むき3

今回は、皮を切らずにズポッと中身を抜きます。

ええっ?がく〜(落胆した顔) 
果たしてそんなことが出来るのでしょうか?
それができたんですね〜 ぜひごらんください!

バッド(下向き矢印)で、今回は中身をズポッと抜きやすいよう、中の材をパイナップルのようにあらかじめくり抜いています。
3/6マダの皮はがし2
これで熱の通りもよくなるはず…。


十分ゆであがった材を、湯から出して(ものすごく熱いので、軍手を重ねてはめています)冷めないうちに「調理」します。

バッド(下向き矢印)そのアツアツのマダの木を(湯気立ってます)…。
3/6マダの皮はがし3

バッド(下向き矢印)中身の肉の一部を刃物でそっと外していきます。
3/6マダの皮はがし4

おっ、ついに中身が抜けたようです!
3/6マダの皮はがし6

バッド(下向き矢印)このあと、ズズ〜と中身が取れます。
3/6マダの皮はがし7
もう、ほとんどはずれました♪


バッド(下向き矢印)さっきまで、一体だったマダの木と中身です。
 中の材の肌はスベスベ。気持ちいいくらいです。
3/6マダの皮はがし5
クリックで写真が拡大します。


…とこんな感じで、みごと中身のすっぽ抜けた樹皮の筒がいっぱいできました。(一部、裂けちゃったのもありますが…あせあせ(飛び散る汗)
3/6マダの皮はがし8
クリックで写真が拡大します。


マダの木は計5本送られてきたのですが、まだまだ残っています。けっこう疲れる作業でした…。(日が暮れて夜になるまでやっていました。最後の方の写真は夜です)


さて、むきたての皮の筒の向こう側にあるのは、むぎ君の顔です。^^
3/6むぎ君


11/14うり坊万華鏡?
ちなみに一昨年の時はうり坊でした。
(木の皮が切れていますね!)


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posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(8) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2009年03月05日

■ブログ運営の悩み…。続き

さて、きのうの続きなのですが…。
この日記を続ける上での『悩み』があります。
それは、ブログのデータ容量です。
この日記は、本サイト「この葉だより」とサーバを間借りしているのですが、容量の上限が日々近づいています。あせあせ(飛び散る汗)
(ちなみに利用しているサーバの容量は500MB、さくらインターネットさんです)
本体のサイトのことを考えると、きつきつまで容量を日記で使うことは忍びないので、いつかどうにかしないといけません。
でも、『お引越し』ともなると、使い慣れたこの日記のアドレス http://waurusi.sblo.jp/ が、もう使えなくなってしまいます…。

う〜〜ん、知らなかった。ふらふら(最近まで)

さくらインタ−ネットさんは、さまざまな容量のプランがあるのですが、各容量のサーバを一区切りとしてそこで一度取ったアドレスは、別のサーバでは使えないらしいです。
もちろん、日記の名前はそのままに別のアドレスにごっそりデータを移動させるなんてことはきっと簡単だと思います。
でもアドレスが変わっちゃうのは…
ちょっと悩んでしまいます。
でも、いずれは容量がいっぱいになってしまうので、いつかはふんぎらないといけないですね。

もちろん、写真を使わなければぜんぜん容量を喰わないんですが、やっぱりいろいろお見せしたいものがあって、そうはいきません。
なるべく画像は軽く、そして大きく見せたい画像は別のサーバに入れてリンクを貼って飛ばすようにするなど小手先の工夫をしてます。

また、近いサイズの画像でも、ものによってぜんぜん重さが違ったりするんですよ。

バッド(下向き矢印)けっこう軽かった画像。
さくらのぐいのみ
20KB(絵付け中のぐいのみ)

2/24フリーカップ
13KB(フリーカップ)

2/25乾かないお椀
19KB(乾かしているお椀)

バッド(下向き矢印)こちらは重めになった画像たち。
5/30しっぽがタヌキになったむぎ君
43KB(興奮したむぎ君)

2/23象谷
51KB(象谷塗りの茶托)

2/15漆の木とミルちゃん。
58KB(漆の木とミル)

5/15ウルシの木
58KB(新緑の漆の木)


専門的なことはわかりませんが…。
うつわの写真は比較的軽くて、漆の木(葉っぱがわんさか重なっているのとか)や猫の写真はかなり重くなってしまいます。たぶん、画面がごちゃごちゃしているのは情報量が多くて重くなってしまうのでしょう。
あまり容量を気にしすぎて、画質がわるくなると本末転倒なので、やりくりに励んでいます。^^;
(でも、3年ブログ続けて写真を載せて、本サイトと合せてまだ500MBの容量を使い切っていないんですから…比較的がんばっている方ではないでしょうか)
でも、きっと多くのブロガーさんも同じ悩みを抱えている方がいらっしゃるんでしょうね。

実は、昨年末にブログの引っ越しを真剣に考えていたのですが、ある幸運なことがあって、それをせずにすみました。
さくらインターネットさんが、ラッキーなタイミングで、サービス増強の名目で使っているプランのデータ容量をアップしてくれたのですexclamation(300MB → 500MB)
これには、ほんとに助けられました。もうやだ〜(悲しい顔)

…とそんなこんなで、漆とは関係ないお話をスミマセン。
でも、いつかは容量がいっぱいになっちゃうので、けっこう悩んでいます。
ちょっとした舞台裏のお話でした。

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posted by 宮崎佐和子 at 01:29| Comment(4) | TrackBack(1) | ■ 日記

2009年03月03日

■ブログ運営の悩み…。

いつも「和うるし日記」を読んでくださって、本当にありがとうございます。^^
この日記も、もう3年近く続けていて、来月の4月には4年目に入ります。こんなに続けることができるなんて…。
本当に、応援してくださる方々のおかげです。

さて、2006年4月から始まっている「和うるし日記」ですが、実はウェブ上ではその1年前の2005年4月から日記を付けていました。
知らなかった方もいらっしゃるかもしれませんね。先日、ブログ形式にデータを移しました。
もし、よろしければ見てくださると嬉しいです。

   
DIARY(2005年4月〜2006年3月)


これは、フリーライターの友人の木野が管理する工房サイト「この葉だより」にセッティングしていた簡易の日記用ソフトを使って書いていたものだったんです。

バッド(下向き矢印)以前の日記はこんな感じでした。
3_4_nikki.jpg


この古い日記は、ずっと工房サイトに残したままにしていたのですが、諸事情があって、ブログ形式にデータを移したのでもうここは閉じようと思っています。
思えば、当時…。
「ウェブ上で日記を書くなんて気恥ずかしいし、技術的なことはさっぱり分からない」とちゅうちょしていた私に、木野は「サイトを訪問してくれる方は作家さんの生の声が聞きたいと思うはずだよ。とりあえず書いてみて」と言って、素人でもなんとか使えそうな日記用ソフトを探して、用意してくれたのです。

この簡易のソフトは使うのがとても簡単で、漆の木や愛猫の写真を撮って日々の様子を綴るのは、とても楽しかったです。
ただ、本当に限られた機能しかついていなくて、日記は一日一つだけ、写真は3点だけでレイアウトの融通もまったくきかず、だんだん「やりにくいなあ」と思うようになってきた1年後。またもや木野からこんどは「今はもうブログの方がいいんだよ〜」と言われ…。あせあせ(飛び散る汗)
サーバをレンタルしているさくらインターネットさんについていたブログサービスを使って、新しく日記を作ることにしました。
それが、この「和うるし日記」なんです。^^
以前の日記は、コメント欄もなかったし、書いたら書いたそのままで反響も分からず続けていたのですが…。
ブログになってしばらく経つと、知らない方からコメントをいただくようになってびっくり。
今まで「ネットは怖い世界」となんとなく?思っていたのですが、幸いにもこちらの方は、これといった嫌な思いはほとんどせずに今まで続いています。
きっと、よい読者さんに恵まれているのだと思います。

さて、この「和うるし日記」の前身のDIARYですが(思えば名前さえつけていなかった)、今回、別のブログにデータを移動させながら、昔につづった内容を読んで、とても感慨深かったです。
2005年は松本が文化庁の国内研修に行った年であり、また四国内でうるし掻きができた最後の年でもありました。
そして、まだ工房の仕事のリズムが整っていなかったので、先の見えない忙しさで必死の時期でもありました…。
あれから数年、多少なりとも落ち着いて仕事ができるようになって、ほんとうにありがたいと思っています。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:34| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 日記

2009年03月01日

■スプーンの木地をずらりと。

今日から3月ですね。
日々春らしくなっていくようで、心がほぐれます。^^

さてスプーンの話題が続いて恐縮ですが、先日ご紹介した、松本が急きょ制作中のスプーンの木地の精度がうんと高まりました。(比べてみてくださいね)

バッド(下向き矢印)これだけの数をずらりと並べました。
3/1スプーンの木地1
3/1スプーンの木地2
かなり力を入れましたが(松本は花粉症もあいまってお疲れぎみです;;)でも、ここまで作れば木地はあと少しで完成しそうですexclamation


バッド(下向き矢印)そういえば… 一昨年の夏も、漆スプーンの大量注文があって、かつてない数のスプーンを作りました。
8/23漆スプーン1
これはその時の写真ですが…。今回の木地も漆が塗りあがったら、こんな感じになるのでしょうね。楽しみにです。
それにしても、スプーンっていろんな曲線を持って成り立っているんだなあと思います。漆を施すことで、その形も際立つ気がします。

さて、このスプーンですが『どうやって漆を塗って乾かしているのか』というと… 動画がありますので、よろしければごらんください。(前述の一昨年の夏にまとまった数を作った時に撮影したものです)

漆スプーンと回転室
[和うるし日記]
漆スプーンと回転室
by waurusi

見てくださった方には分かりますが、
当時のむぎ君がナビゲーターです。


おまけです。
最近、工房のまわりに出没するようになった猫さん。
3/1野良猫さん
すごく強そうな猫です。
ミルは大丈夫かな…


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posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(6) | TrackBack(1) |   漆のスプーン制作
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