これは、樹皮を取ってその樹皮でものづくりをするために入手しました。
…もちろん、この丸太ん棒のままでは使えません。そこで『樹皮を剥がす』という作業が必要なのです。
どうやって剥がすのかって?
とある方法で、きれいに剥くことができるんです


まず、適度な長さに切った丸太を茹でます。

ぐつぐつ、長時間茹であげます。
さて、同じ仕事を一昨年もしました。※その時の様子
今回もやり方自体はおんなじなんですが、一つ違うことがあります。
前回はこのように、皮の一カ所に切れ目を入れて剥いたのですが…
今回は、皮を切らずにズポッと中身を抜きます。
ええっ?

果たしてそんなことが出来るのでしょうか?
それができたんですね〜 ぜひごらんください!


これで熱の通りもよくなるはず…。
十分ゆであがった材を、湯から出して(ものすごく熱いので、軍手を重ねてはめています)冷めないうちに「調理」します。




おっ、ついに中身が抜けたようです!



もう、ほとんどはずれました♪

中の材の肌はスベスベ。気持ちいいくらいです。

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…とこんな感じで、みごと中身のすっぽ抜けた樹皮の筒がいっぱいできました。(一部、裂けちゃったのもありますが…


クリックで写真が拡大します。
マダの木は計5本送られてきたのですが、まだまだ残っています。けっこう疲れる作業でした…。(日が暮れて夜になるまでやっていました。最後の方の写真は夜です)
さて、むきたての皮の筒の向こう側にあるのは、むぎ君の顔です。^^