とってもよいお天気で、花粉症の方には辛そうですが… ;;
松本と私と弟子の芝吹の三人で、灸まん美術館さんの展示会をみに行ってまいりました。
こちらでは、いま漆の展示会を二つ開催中です。
特別展の「うるしの美 磯井正美賞展」は三回目を迎えて、地元ではだいぶ定着した感があります。^^ ※去年の開会式の様子
それで、今回の楽しみはすっかりうるし掻き友となった?臼杵さんの個展です。※臼杵春芳 木と漆展
実は、今まで臼杵さんの作品はあまり見たことがなく…(「壷家人 イージアレン」さんの内装(テーブル)や雑誌をみたくらいです)楽しみにしていました。

会場には、うつわのほかに椅子などの家具がいろいろ並んで、ちょっとしたショールームのようになっていました

臼杵さんならではの浄法寺の漆の掻きがら(漆を採って伐採した木)や中国(畢節)のうるし掻き道具など、プロおたく根性がうかがえる展示もあります。
臼杵さんが京都で自分で採られた漆で塗ったお椀もみることができました。


浄法寺産で香川で育てているものだそうです。
うちの子たちよりも、育ちが早いです。もう赤い芽が出ています。(樹形の特長は、すでにうちの浄法寺産木とそっくりでかわいいと思いました)


漆の木でひいたお椀木地です。
横木取りでちょっと変形しておもしろいかな〜。
横木取りでちょっと変形しておもしろいかな〜。
この日は、今年の磯井正美賞展も鑑賞して楽しかったです。こんなにさまざまな方向性の漆の表現が一度に見られるのはそうないなあと思いました。会期中にぜひごらんになってはいかがでしょうか。^^ 臼杵春芳 木と漆展は3月24日(火)まで、磯井正美賞展は4月12日(日)まで開催です。