2009年04月30日

■梅の帯留の木地です。

こんにちは、弟子の芝吹です。
自分の刃物のメンテですが、一通りの研ぎが終了しました。今は帯留めの彫りを進めています。

バッド(下向き矢印)前も梅モチーフでしたが、今回もモチーフは梅です。

1,透かし梅.jpg


今回の梅は細かい彫りです。
バッド(下向き矢印)上と下で分けて、上側は電動糸鋸とルーターと手により透かしてから彫りました。

2,透かし梅.jpg



前よりもはるかに難しく、苦戦中です。なかなか5個彫り上げられないので、いったん休止にして他を彫り始めました。どしどし彫って、再挑戦ですダッシュ(走り出すさま)

今回もありがとうございました。

* * * * * * * *

宮崎です。世間さまはゴールデンウィークなんですね。
工房はふだんの日と変わらず仕事をしています。あせあせ(飛び散る汗)
さてさて、いま芝吹が彫っている木地は径が約5センチ弱の大きさなんですが、難儀しています。;;
彫っている最中、たまに小さな部分が欠けたりしてそのたびに「ウッ」とか言っていますよ〜。
でも、手がかかっているぶん、見ごたえのあるものになりそうで、楽しみにしています。iモード



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posted by 宮崎佐和子 at 19:53| Comment(2) | TrackBack(0) |   弟子の日記

2009年04月29日

■香川県漆芸研究所について。

漆芸研究所の看板

今月の11日、漆芸研究所は香川県文化会館(高松市番町1)内に移転し、新規一転オープンしました。
今年の春は、新しいスタートを切った喜ばしい春でもありました。^^
そして、香川県漆芸研究所について、興味のある若い方が最近増えているように思います。
「漆の学校ってどうなんだろう?」
情報収集のために検索で探してみている方も多いのではないでしょうか。でも、意外と参考になる文献や資料が少ないようなので、一私見ではありますが… そんな方のために、香川県漆芸研究所について修了生の立場から見て語ってみようと思います。

* * * * * * * *

まず、香川県漆芸研究所はとは、全国に先駆けて昭和29年に設置された県の施設です。
目的は、香川県の伝統的な漆工芸である蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)の三技法の伝承、後継者養成です。50年以上もの歴史の中で、多くの著名な漆芸作家や漆器業界で活躍する優れた技術者を輩出し、漆工芸の拠点施設として重要な役割を担ってきました。
( ↓詳しくは、公式ホームページを)

※香川県漆芸研究所 (香川県ホームページ内)


移転した際、少し状況が変わっているかもしれませんが、以下、漆を目指す若い人が知りたいだろうな〜と思う項目を挙げて箇条書きにしてみますね。

●応募資格
・漆工芸の高度な技法の修得を希望している。
・高等学校卒業以上の学歴がある人、もしくはその年度に高等学校卒業見込みの予定の人、または中学校を卒業した人、または漆工芸の基礎的技術を修得したと認められる人。
・満30歳未満の人。

基本的には香川県内の募集が主流ですが、県外からの応募もできます。「若い後継者を育てる」という名目なので、年令制限があります。(『行って漆を勉強したい』という、ちょっと年配の方もよくいらっしゃるんですが…残念です)
応募枠は10人です。
志望者が多いと激戦?になりますし、枠より志望者が少ないとよほど問題がない限りはまず合格するのでは…と過去の実績を見てそう思います。^^


●受験内容
私の時は、面接、小論文、実技(デッサン)でした。
弟子に聞いてみたところ、彼女の時も同じだったそうです。小論文は受験当日にテーマが出され、それについて書きます。デッサンは小さな静物を出されそれを鉛筆デッサンしました。面接は、志望動機などを聞かれたと思います。
受験そのものは難しいもの、緊張するものではありません。


●研修内容
研修期間は3年間です。その間に、香川県の伝統技法、蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)の三技法を習得します。ほか、きゅう漆、乾漆、木彫、籃胎などの授業があります。私が在所中には、蒔絵の授業もありましたが、今はなくなっているようです。
講師は、日本工芸会正会員の方々がメインとなって指導にあたります。
一日のスケジュールは、8時30分〜朝礼、8時35分から授業、午後4時半ごろには授業が終わって放課後となりました。教育委員会管轄のためか(当時)、公立高校とほぼ同じ時間割でだったと思います。土、日が休み。移転した今は少し変わっているかもしれません。


●授業料、材料費
こんなに濃厚で特殊な授業内容なら、授業料もさぞ…と思われるのですが、授業料、材料費は無料です。(一部材料、自分の道具は除く)香川県が、地元の伝統技法の保存に力を入れて予算を出しているのですね。
これを知って、グッと心が動く人は多いと思いますexclamation
地元の人なら交通費くらいしか日々かからないし、県外の人でも衣食住をちゃんとしていればそれだけで勉強ができるのです。
…そうくると、夢みたいな条件なんですが。
この恵まれすぎた環境が、のちのち逆に「縛り」となるのもまた事実。居心地よい研修所を修了して世に出たあと、その後の人生の目的を定められずに長きにわたってさまよい続ける人を多く見かけたりもします。
しかしこれは、本人自身がちゃんと目的意識を持っているかにかかっていると思います。

* * * * * * * *

…ちなみに、松本は19才の時に研究生として3年間、27才の時に研究員として2年間、私は27才の時に研修生として3年間、ここで勉強をしています。
ここを出て、かれこれ10年近くたちますね。^^
新たなスタートを切った研究所のために、またこれから生まれる後輩たちのために、ちょっとした参考になるようなことを書いていきたいと思います。ムード

posted by 宮崎佐和子 at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 香川県漆芸研究所について

2009年04月28日

■山田潤さんの工房へおじゃましました。

モデルの山田潤さんではありませんよ。(笑)
京都にお住まいの「その道」の有名人の男性です。そのお仕事の内容を簡単なカテゴリに入れて表現するのはむつかしいですが… 
竹中道具大工館の大工道具館だよりの第18、19号に寄稿された山田さんのコラム・建築工人達の道具 第7回:江戸熊の鑿その1、2 を読むとその特殊な専門性がお分かりになると思います。
           
4_28_jun_1_.jpg
山田潤さん。4月25日にご自宅で。

お知り合いになったきっかけは、広島の石社さん(石社鍛冶屋さん)「すごいのがいるんだよ…」と紹介して下さったのがおつき合いのが始まりです。
少し前から、工房の木地の一部をお手伝いしていただいていて、そのキレに、「すご〜」と思っていました。
実際にお会いする機会がなかったので、弟の結婚式に京都へ行った時に無理をいってごあいさつにうかがわせていただきました。^^

バッド(下向き矢印)工房には、刃物や砥石がずらりと…。
4_28_jun_4.jpg
おたくどうしで、さっそく全開で対談?ですよ。

話の途中で、山田さんが学生時代に作ったという鑿を見せていただきました。これが…すごく美しいんです!
4_28_jun_5_.jpg
わ、いいですねえ。使い心地はどうなんでしょう?
刃物のことはよく分かりませんが、柄にかくれる部分までキチッと作られていてきれいだなと思いました。
他にも砥石やご自分で作られた指物の木地とかを見せてくださいましたよ。

    バッド(下向き矢印)そして…これを発見。

4_28_jun_2_.jpg
スダレではありません。もしかしてこれは…!

工房でお願いしている、お箸の木地たちなんです。ぴかぴか(新しい)
4_28_jun_3_.jpg
窓辺につるして木地をゆっくり馴染ませているんですが(いつも丁寧に乾燥してくださってます)、こんなふうにきれいに繋いで干してくれているなんて知りませんでした。

…お箸は「木をまっすぐ削ればいいんじゃない?」と思われているかもしれませんが、本当にいいものを作ろうとすると、そういうわけにはいかないんです。
まず、細かく切るのが惜しいような木目が素直でまっすぐな良い材を仕入れ、目の方向に合せてカットし、それをゆっくり乾燥し…場合によっては少し削って乾燥、そしてまた少し削るというように繰り返してすすめていきます。
こうして、反りにくい美しい木のお箸の木地になっていくのです。
プラスチックのお箸木地なら、こんな苦労はないのですけどね…

工房のお箸木地は、松本がずっと手削りで作っていたのですが、工房の仕事量があまりにも増え、木地作りに専念する時間が取れなくなってきて、ずっと悩みのタネでした。
売れるのは早いのですが、作るのはこだわりのあまり、時間と手間がかかりすぎるのです。
なので、一時期は、催事会場に「スミマセン、今回はお箸はまったくありません!」と胸を張って言っていた時も。(←胸を張るなって ;;)
しかし、松本の求めるクオリティーの仕事を引き受けてくださる方はなかなかいなくて、山田さんと巡り会った時は「おお!」と感激しました。もうやだ〜(悲しい顔)


バッド(下向き矢印)で、この日もお願いする木地を持ち込みましたよ。
箸木地箸木地
材は、ナラです。ほか、ウルシ材で箸箱も作ってもらいたいのでそれも入れました。(いっぱい頼んでごめんなさい〜)
昨年末から、工房のラインナップにお箸が切れずに入っているのですが、特注のお箸以外は山田潤さんの木地のものが大半になってきているんですよ。
同じラインでお願いしているんですが、松本作とは微妙に違う(おたくにしか分からない違いですが ;;)スカッとした美しい木地、また改めて御紹介したいと思います。ムード

バッド(下向き矢印)まだおたく談義は続く…。
4_28_jun_6_.jpg

スケジュールが押していたので、短い時間でしたが、山田さんありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

posted by 宮崎佐和子 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 日記

2009年04月27日

■和うるしの器≪Special Galley≫アップしました。 



OMエコショップすが
さんで、工房のうつわの販売ページが新しくアップされました。^^
前回は銀彩のちょっと華やかなものが多かったのですが、今回はすっきりシンプル系が主流です。人気のフリーカップもありますよ。
さて、私のおすすめは…。
フリーカップの赤(春慶風 木地溜)でしょうか?
会場にお越し下さった方なら、たま〜にみかけたことがおありかもしれません。軽やかな色合いの赤いカップです。
(春慶風)の名のとおり、漆の透け感のあるカップなのですが、春慶と異なり、もちろん漆に油はまったく入っていませんよ。
完売から数ヶ月、またもや数個ずつのラインナップで恐縮ですが、ゆっくりごらんいただけますと幸いです。ムード
ご質問等ありましたら、OMエコショップすがさんでも当工房でもお気軽にお問合せくださいませ。

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posted by 宮崎佐和子 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

2009年04月26日

■発芽した漆の種の様子です。

こんにちは、弟子の芝吹です。

3/20に蒔いて4/16に発芽した漆の種のその後の様子です。

バッド(下向き矢印)浄法寺ベース(※母木が浄法寺産の種)は順調に発芽し、どんどんと育っています。
芽


その一方、阿波ベース(※母木が阿波産の種)はというと、、、全く何の変化も見られませんふらふら 脱ロウも種まきも同時にしたのですが、、、一週間過ぎても何の変化もないとさすがに心配になってきました。阿波の方は脱ロウ時に硫酸が少し多かったのがいけなかったのかなあ。


バッド(下向き矢印)気になって1つ種を掘り起こして、切断してみました。

切断

中身は変化なくちゃんと詰まっていて、芽も確認できました。


バッド(下向き矢印)調子の良い浄法寺も掘り起こして切断です。

切断2

刃を入れたときに、プチュッと中身がでできて、中の芽が解けています。これは発芽の準備か腐っているのか、、、う〜ん、不明です。

掘り起こしてみたものの、なぜ発芽しないのかよくわかりませんでしたもうやだ〜(悲しい顔) 浄法寺ベースは順調なので、阿波ベースももう少し気長に待ってみようと思います。
ありがとうございました。


* * * * * * * *

宮崎です。
発芽がちょっと遅く感じるのが、不安になってきているようですね。(あ、私は出ると思っているので心配してないです)
ためしに種を割った時、中身が柔らかくなっていた浄法寺ベースの種は傷んでしまっている子じゃないかと思います。もう少し、様子を見守っていきますね。


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posted by 宮崎佐和子 at 22:56| Comment(6) | TrackBack(1) |   弟子の日記

2009年04月25日

■京都へ結婚式に行って来ました。

神前結婚式

今日、松本の弟の結婚式が京都の鴨下神社で執り行われました。
あいにくの雨でしたが、風情のあるお式でしたよ。^^
綿帽子の花嫁さんが、とても可愛らしかったです。

コメント欄にコメントをたくさんいただいていて、ありがとうございます。明日、お返事を書いていきますね。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。ムード

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posted by 宮崎佐和子 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2009年04月24日

■工房の仕事の様子です。

漆の木や刃物の話題が続いたので、工房の仕事の様子などをちょっとご紹介しようと思います。
一気には進まない漆の仕事… ですが、ちゃんと手を重ねてじょじょに衣を身にまとい、少しずつ漆のものらしくなっていっていますよ。^^

バッド(下向き矢印)中塗り中のスプーン木地です。
スプーン木地
大きいスプーンたちの一群。
先日塗りあがって納品したスプーンたちは、小、中ばかりでしたが、この大きいスプーンたちは、長さが20センチ前後あります。
この中でミズメザクラの木地ものは、しっかり漆の厚みを付けたあと、金箔を貼るんですよ。

スプーン木地
なんだか妙な光景ですね。;;

お箸やスプーンを塗り重ねるのって、けっこう考えるものです。工房では、柄のお尻以外ぜんぶ一気に塗る方法をとっています。(これが一番きれいに仕上がるんです)
この仕事には、松本お手製のスプーン用「つく棒」が欠かせません。

バッド(下向き矢印)4月14日にきたパン皿木地は、木地固めの漆がだい落ち着いてきましたよ。
皿
皿
うん、しっかりしたいい木地です。ムード


さて、最近、自分の仕事(帯留の木地とか)を日記にボチボチ書くようになった弟子ですが…。

バッド(下向き矢印)一日の半分はこんなことをしています。^^ 
弟子
使った砥石のメンテをしているところです。

夢中になって最初は一日中かかりきりでしたが、あまりにも大変なので「一日の半分は刃物、半分は漆をする」と決めたらしいです。(木地や漆も進めていかなきゃね ;;)詳しくは弟子の日記を見てやってくださいね。

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posted by 宮崎佐和子 at 17:47| Comment(4) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作

2009年04月23日

■刃物を研いでいます…。

こんにちは、弟子の芝吹です。
ここ数日は刃物研ぎをしています。研ぎの初歩の初歩から学んで、鉋の刃を仕上げるのに一日以上かかってしまいましたあせあせ(飛び散る汗)


はじめに、刃先をダイヤモンド砥石で少しだけ研いで、落としました。
次に、刃裏の刃先を研いで平面を出す裏出しをしました。荒めのダイヤモンド砥石で砥面を合わせたセラミック砥石1000番で研ぎました。均一にあてるのはなかなか大変で、どうしても研ぎの癖が出てしまいますもうやだ〜(悲しい顔) 研ぎの当たらない所は、表からたたいて刃先をのばしながら調整しました。

バッド(下向き矢印)松本さんのお手本です。
1たたき.jpg



1000番があたったら、1200番、2000番、人造仕上げ砥石8000番とだんだん細かい砥石に切り替えて研ぎました。8000番があたらないので、再びたたいて調整し、1000番から研ぎました。

バッド(下向き矢印)ようやく裏が出せました。
2裏出し完了.jpg


裏が出たら、表です。表は刃の角度が30度程になるように補助を付けて研ぎました。補助があるのになかなかうまく研げません。

3表.jpg

刃先ぎりぎりまでダイヤモンド砥石で落としてから、裏と同じく1000番から順々に研いでいきます。ダイヤモンド砥石で研ぎすぎて、刃を欠けさせてしまいがく〜(落胆した顔)欠けまで落としてからもう一度研ぎ直しました。ずっと研いでいると、刃が砥石の上でうまく滑るようになってきました。


鉋の刃の次は、”へらたち”という長い刃物を研ぎ、今は彫刻刀に入っています。まだまだ続きそうです。
ありがとうございました。

* * * * * * * *

こんばんは、宮崎です。
弟子は、ここ数日ずっと刃物の裏出し&研ぎをやっています。一日中コンコンコンコンコンコンコンコンコンコン 刃物を打つ音が聞こえるので「ここは鍛冶屋か?」と思うくらいです。^^;
漆に負けず研ぎにはうるさい松本ですから、自分の刃物を松本に見てもらい、いろいろ指摘されてショックを受けていた彼女ですが、今は「ちゃんと研げるようになりたい!」と一生懸命がんばっているんですよ。
おかげで、短期間でかなり上達したようです。
刃のぐあいが「見える」ようになれば、あとはしっかり訓練するのみではないかと思います。
うーん、がんばってほしいですね!


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posted by 宮崎佐和子 at 17:15| Comment(7) | TrackBack(1) |   弟子の日記

2009年04月22日

■ウルシの木の新緑です。

昨日今日と、ずいぶん風が強い日が続いています。
ヤワヤワのウルシの葉っぱが心配です。
…たぶん、風にもまれてキズだらけになっているはず…。(若葉はデリケートなんですあせあせ(飛び散る汗)
もうちょっとすると、葉っぱも丈夫になるんですが、いつもこの時期は、強い風が吹いてあおられてもみくちゃにされてしまうんですよね。
世間の風は厳しいです。ふらふら

バッド(下向き矢印)風が吹き始める頃に撮りました。実生の浄法寺漆の木です。
漆
ずいぶん青々としてきましたね。ぴかぴか(新しい)
4月10日にご紹介したときとは、かなり様子が違って、すくすくと伸びているのが分かります。

no-title
この子も、4月10日にはこんな寂しい枝だったんです。
 ↓
4_10_misyou_2_.jpg

…さて、これらの若葉たちの葉の付け根に、緑色の小さなつぶつぶの房が出ているのがお分かりでしょうか?

バッド(下向き矢印)ちょっと拡大しますね… コレです。
漆
これは何かというと、ウルシの「つぼみ」なんです。新芽といっしょにつぼみの房も伸びてくるんですよ。^^


バッド(下向き矢印)五色台に植える予定の太った苗には、たっくさんつぼみの房がこれでもか!と出てますね。かなり個体差があります。
漆

バッド(下向き矢印)幹からも、小さな芽がちょこんと出てます。ムード
漆
以前、葉っぱが出ていたところの真上に出ているんですよ。(幹に残る半円型の痕が、葉っぱの軸があったところです。


…さて、今年は「漆の芽を食べようかどうか」と悩んでいたのですが、結局今年は見送ることにしました。
食べていい木の芽が、今年は少なかったし…それに今年の芽はあまりおいしそうでなかったんですよね。あせあせ(飛び散る汗)
食指が動きませんでした。
今年は見送ったので、来年に期待しようと思います。^^

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posted by 宮崎佐和子 at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2009年04月21日

■漆の木の生き物。

今日の昼下がりに、美しい新緑の漆の木の写真を撮りました。
木に集まった生き物の写真が撮れましたので、こちらを先にアップしようと思います。^^


バッド(下向き矢印)阿波うるしの木とアマガエル。
4/21カエル
ぺったり貼り付いて、のどをプクプクさせています。
4/21カエル
同じ子です。横からのカット。

ウルシの木肌は、黄みがかった白っぽい色をしているので、葉っぱの緑色と合わせて、こんな色になったのでしょうか。
とってもきれいです。

バッド(下向き矢印)別の子です。この子はアマガエルらしい空豆色。
4/21カエル
この子たちは、昨年越しの強者ですね。
田んぼに水が入ると繁殖期シーズンです。

漆の木には、アマガエルがけっこうたくさん隠れているんです。去年の夏はアマガエルの発生率が低かったのか、ぜんぜんアマガエルがいなくて寂しかったのですが、今年は大丈夫そうかな?


バッド(下向き矢印)カメムシさん。けっこうあちこちで見かけます。
4/21カメムシ

この他、いろんな種類のカマキリの卵が、漆の枝や幹のあちこちに産みつけられているのを見つけてて、誕生を楽しみにしているんですが、こっちはまだみたいです。
さてさて、漆の葉っぱがたくさん出てきて、庭がにぎやかになりました。またその様子をお見せしたいと思います。

バッド(下向き矢印)おまけですが… 今日も来ていました、この子。
4/21ネコさん
ネコって車の下でくつろぐのが大好きですよね。あせあせ(飛び散る汗)
カメラを向けたので緊張していますが… 横っ腹をみせてグダッと寝ていましたよ。
かなり近づいても平気になったので、いつかナデナデできたらなと思っています。ムード

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posted by 宮崎佐和子 at 17:03| Comment(2) | TrackBack(1) |   漆の木の住人
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