2009年08月31日

■作品展滞在中のお昼ご飯。

こんにちは、弟子の芝吹です。
京都高島屋へたくさんのお客様にご来場頂き、ありがとうございます。

今回は私のお昼をご紹介します。晴れ
高島屋さん内の社員食堂で食べています。

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鳥と豆腐の煮物です。鳥が柔らかくて味がしみてます。

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美味しい上に安い!やはり大きな百貨店さんだけに、大勢の方が働いており、お昼は広い食堂が埋まります。

そして、喫茶室もあるんですよ。
バッド(下向き矢印)小さいサイズの柚子フローズンパフェです。

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これも美味しく頂きました。ムード

高島屋京都店さんでの作品展は、明日で終了ですが、後1日よろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

* * * * * * * *

宮崎です。
さて、昨日の選挙結果はやはりというか「ついにきたか」という感じでしたね。こちらの地区の投票場も、人が多かった気がします。
私はこの選挙で初めて「出口調査」なるものをうけまして… ;; アンケートを持った女の子が不安そうに出口で立っていて、これがそうでした。これに書くの初めて、というと彼女は「誰もぜんぜんアンケート受けてくれないから、心が折れそうです。もうやだ〜(悲しい顔)」と悲しそうだったです。
…日本という国がこれからどうなっていくのか、すごく気になります。

さて、おいしいお昼ごはんは、活力の源なんですよexclamation 
百貨店さんの従業員食堂は、お手ごろでメニューもたくさんあって、ほんと大助かりです。(この『喫茶室』のデザートがけっこう豊富で… 松本はアンミツとか毎日食べて、体重を増やして帰ってきたります。::)
早いもので、もう明日で終わりなんですね。あせあせ(飛び散る汗)
名残惜しいけど、どうぞよろしくお願いいたします。^^


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posted by 宮崎佐和子 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) |   作品展の様子

2009年08月30日

■ウルシの木と、周囲の生き物たち。

今日の作品展会場にも、多くのお客さまが見てくださいまして、本当にありがとうございます。^^
会期があと二日となりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。


8月もあと少し、というところですね。
最近はばたばたしていまして、外の様子をお知らせしていなかったので久々に漆の木のまわりの雰囲気をちょっとごらん下さると嬉しいです。

バッド(下向き矢印)今年弟子が漆かき中の木です。(2本のうち1本)
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樹勢は衰えず、葉っぱもイキイキしていますよ。

バッド(下向き矢印)このような傷がついています。(報告はまだですが、出張前の8/22に、弟子が10辺目を付けました)
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…本当なら、この土日くらいに11辺目をつけても良い頃なんですけど、松本も弟子も出張中。出張に出る前に、松本が「あんたに(私のこと)代わりの漆掻きしてもらうかもしれん」とか言っており、(うわ、私が掻くの?ン年ぶりだ〜)と思っていたんですが、その後要請がないので置いておりますが…。
…たぶん、会期が終わるまで待つんだな。

バッド(下向き矢印)この漆掻き中の木も、りっぱな実を実らせてます。
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まるまるして、よく熟してきました。
漆掻きが終わると切ってしまう木なので、この子にとって最後の結実になりますね。取っておきたいと思います。


…そして、仕事でばたばたしている間に、ウルシの木に危機?が迫っていましたよ。

バッド(下向き矢印)別の木に、イラガの幼虫が繁殖してました。;;
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うわっ、苦手です、この虫…。がく〜(落胆した顔) 子供の頃、刺されたことがあるんですよ。
ワシワシと、おいしそうに兄弟たちと葉っぱを元気一杯食べていました。…松本が戻ったら駆除してもらわなくちゃ〜。



ほか、周囲でいろんな生き物の写真を撮りましたので、お見せいたしますね。ムード

バッド(下向き矢印)ウルシの葉っぱの上のアマガエル君。今年のベビーです。
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このフレッシュグリーンのまるい粒を見つけると、ちょっとうれしくなります。今年の子も、だいぶ体がしっかりして脂肪ものってきたみたい…。この子は、冬眠するくらいの体力がつきそうな感じでちょっと安心かな。


バッド(下向き矢印)そして、この子はセセリチョウの一種。黒くて大きな瞳がかわいらしくて(ウサギみたいです)好きなチョウです。
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ヤマブキの葉っぱの上で休憩していました。
この子は見慣れたセセリチョウと違って、体色がゴールドキャメルというような金色でした。けっこう近づいても、逃げないんですよ。


まだありますので、どんどんいきますよ。

…さてさて、次の子は秘蔵っ子?です。
以前、玄関に置いてある「梅干しの壺」にスイレンを植えてあってそのスイレンの葉の上でアマガエルのちびさんが暮らしている、と書いたことがありました。
実は、スイレンの葉上の住人はアマガエルのちびさんだけじゃなかったんです。;;

バッド(下向き矢印)もう一人の住人が、このショウリョウバッタ君…。
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7月上旬からずーっと、ここで暮らしています。
家でもあるスイレンの葉っぱを食べ放題なんですよ…あせあせ(飛び散る汗)(もう穴だらけ)
1ヶ月半前は、体長1センチくらいの激ちび君でしたが、おととい脱皮して3センチ以上になってると思います。(やっと成虫になりました ;;)
このスイレンには、毎年必ず1〜2匹、ショウリョウバッタ君が住みついて台風がこようが私がいじろうが、ここを離れません。
ずいぶん、気に入っているんでしょうねえ。


さてお次はカナヘビさんです。

バッド(下向き矢印)カナヘビの今年のベビーもだいぶ大きくなりました。
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人が近づいたので、警戒するちびカナヘビ。


バッド(下向き矢印)この子は別の個体です。
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みんなそれぞれナワバリを持ってて、近づくと同じ子が出てきます。中には脱皮がはじまって、日焼け後のお肌みたいに乾燥した白い皮をひらひらくっつけて走っている子も…。
この秋までにうんと大きくなって、冬眠できるようにならなきゃねexclamation


たくさん写真をアップしてしまいましたが、ほんの10分ほど家のまわりをめぐってみただけなんですよ。
だんだん秋の虫も増えてきたので、ここでも季節の変わり目を強く感じました。


8_30_MUGIKUN_.jpgそんなこんなで、今日のしめくくりはむぎ君です。おまたを開いてあおむけになるポーズは「ゴハンちょうだい」の催促です。いつも昼食に私達が食卓に集まると、むぎ君がこんなかっこうでわざとらしく床に転がります。なかなかゴハンが出ないと、むぎ君のおまたがいっそうこれみよがしに広がります。(そうすると、弟子が『かわいい』と言って、ゴハンを少し出してやるんですね… むぎ君の営業成功です)
しかし今は、家に私しかいなくて、せっかくの営業ポーズも不発に終わりちょっとむなしいむぎ君です。たらーっ(汗)

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posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(4) | TrackBack(1) | ■ ウルシの木の記録

2009年08月29日

■溜め塗りの茶托。

先日すこし前触れをした、トチ材の茶托をご紹介しようと思います。茶托のお問合せは以前からときどきいただいていたのですが、オーダーをきっかけに、今回の作品展から数セットだけですがラインナップに入りました。

以下、出荷前に急いで撮った写真なんですが、アップいたします。ムード

バッド(下向き矢印)溜め塗りの茶托(4寸サイズ)です。
8_27_TYATAKU_1_.jpg
この時に仕入れた木地は、トチらしい可愛らしい杢がよく出たものが入っていたので、そういった木地ばかりで組を作り、溜め塗りにしました。


バッド(下向き矢印)この杢がけっこう面白いんです。
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8_27_tyataku_.jpg
タイガーアイ(虎目石)のような杢です。
もちろん一枚一枚杢の景色が違います。

光の加減で、この杢はゆらいで見えます。もちろん、ごくふつうの材から出た物で「銘木」にはほど遠いのですが、トチ材らしい表情が見ていて楽しいです。^^


バッド(下向き矢印)裏はこのような感じです。
8_27_TATAKU_3_.jpg


…さてさてこの茶托の上塗りには、先日、工房で天日クロメ(天日精製)した2006年大森俊三さんの盛り辺漆(真夏の漆)を使っています。

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これが、塗り上げるとなかなかいい表情なのですよ。ぴかぴか(新しい)
辛口ドライな肌です。
現物を、他の工房の上塗りのものと見比べていただけるとその差は歴然としているんですが、写真じゃちょっと分かりにくいのが残念です。

バッド(下向き矢印)アップの写真ですが… 
8_27_TATAKU_4_.jpg
クリックで写真が拡大します。

表面の粒子がふぞろいで、なんとも言えない不思議な雰囲気の塗り肌なんです。木地溜めの塗り肌じゃ、分かりにくいかな?
他のもので、もっと独特の雰囲気の分かる写真が撮れましたら、またお見せいたしますね。


* * * * * * * *

さて、今日も高島屋京都店さんの会場には、大勢のお客さまにご来場いただきました。
中には遠方からお越し下さった方もいらっしゃいます… ほんとうにありがとうございますexclamation あと3日もありますので、どうぞよろしくお願いいたします。(_ _)

そして明日は、衆議院選挙日ですね…。
大きな変わり目となりそうで、投票率も高そうだしちょっとドキドキしていたりします。明日の夜は、工房で一台しかないテレビ(しかも私の作業部屋にある)の前で、仕事をしながら経過を見てみようかな。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品

2009年08月28日

■京都の会場の様子です。

こんにちは、弟子の芝吹です。
8/26から京都高島屋での工房の催事「和うるしの器展」に参加しています。初めての連続であたふたしっぱなしです。あせあせ(飛び散る汗)

実演したり、立ってお客様を迎えたりしています。

バッド(下向き矢印)実演の様子です。漆の木を削っています。

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バッド(下向き矢印)しだれ桜のお重です。
このお重は搬入時は後方の展示台に配置しましたが、手前の台に置き換えました。より面白いものを観て貰えるように、ちょこちょこと配置変えをしています。
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お箸とスプーンは目をひくようで、足を止めてくださるお客様が沢山います。


初めての事での、自分の不安感がお客様にもわかるようで、微妙な空気ばかり出してしまってます。もうやだ〜(悲しい顔)
お客様に伝わるように説明するのはすごく難しくて、工房の良さをうまく伝えられてないのも残念です。
拙い説明を聞いてくださりありがとうございます。
後半もよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

* * * * * * * *

宮崎です。
会場の様子のお知らせは、いつも私がしていたのでちょっと新鮮に感じてしまいます。
それにしても、弟子にとっては初回からよいお客さまに恵まれて、いろいろお話をさせていただくのは、とてもありがたいことです…。私からもお礼申し上げます。(_ _)
会場に立っている側としては、もう三日目なので、そろそろ疲れが出てくるころかな? でも、お客さまには疲れをけっして見せずに頑張って下さい。

明日から、もう週末ですね。
熱い選挙戦をはさんだ土日ですが、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。^^


8_28_uribou_.jpgいっぽう、工房のネコさんたちの方は…。
26日の深夜、実家の預け先から連れて帰ったので、ネコにとっては二日ほどの外泊となりました。預け先でも大事にされていたのですが、やはり家だとノビノビしています。(ミルミルは帰るなり、即なわばりチェックに出かけていましたあせあせ(飛び散る汗)
写真はお昼寝しながら、寝言をつぶやいていたうり坊です。「ぐるる…きゅ〜っ」という、なんとも表現しがたいヘンな声をたてていました。…むぎ君にいじめられる夢でも見たんでしょうか?

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posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) |   作品展の様子

2009年08月27日

■京都での作品展、はじまりました。

高島屋京都店さんでの「和うるしの器展」、昨日から開催しております。^^
さっそく、大勢のお客さまが足を運んでくださいました… 本当にありがとうございますexclamation とても熱心に見ていただいて、とても有り難く思います。
作品展は、まだまだ始まったばかりですので、お近くの方はぜひお立ち寄りくださいませ。そして、漆のことは何でもお気軽におたずねくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。(_ _)

さてさて、今回の作品展で、弟子が会場デビュー?しております。
初日にさっそく常連さんにいじられて、あたふたあせあせ(飛び散る汗)していた様子がおもしろかったです。(^m^) (おもしろがってはいけませんね‥;;)
でも一生懸命、ご説明させていただいたり、松本に代わって実演台で木彫をする様子をお見せしたりと頑張っていますので、こちらも見てやっていただけますと嬉しく思います。
恐れ入りますが、私は初日のみ会場で立たせていただいて、次の準備のため先に工房に戻らせてもらいました。
これからの会場の様子は、弟子がお知らせしますね。ムード


8_27_tyataku_.jpgこちら、新しくラインナップに加わった4寸サイズの茶托です。数は多くないのですが、5枚組を3セットほど作りました。トチ材でなかなか杢が美しい木地が入っていたので、そうした木地は溜めで仕上げました。
出荷前に慌てて少しだけ写真を撮りましたので、後日アップしたいと思います。

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posted by 宮崎佐和子 at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) |   作品展の様子

2009年08月24日

■高島屋京都店さんでの作品展のお知らせ。

18wan_2_.jpg

和うるしの器展


会期/8月26日(水)〜9月1日(火)
会場/高島屋京都店 6階
   特選工芸ギャラリー

椀、箸、スプーン、カップ、重箱、めんぱのお弁当箱、アクセサリーなど、工房がソムリエのように選んだ最高品質の国産漆だけをつかって、無溶剤でていねいに仕上げたうつわや小物たちが一同に並びます。
日本うまれの漆のやさしさを、身近に感じていただければ幸いです。

※会期中は松本が会場で実演をしております。また、初日のみ宮崎も会場に立っていますので、ぜひお声かけくださいませ。


****************************************

この高島屋京都店さんでの作品展を最初に、秋〜年末の展示会シーズンがはじまります。春〜夏の間に仕込んでおいた新作が、だんだん入っていきますよ。^^
先日、天日精製した漆で上塗りしたものも、今回少し入っています。

天日くろめ2

8月4日 天日精製の様子。
漆は2006年大森俊三さんの盛り辺です。


この漆は、いつになく辛口で都会的な塗り肌の漆になりました。
いままで看板として使っていた、工房の上塗り漆2004年の大森俊三さんの盛り辺精製漆(機械精製)は、まろやかさのあるつや消しの塗り肌でしたので、さらに楽しいバリエーションが増えました。
ぜひ、いち早く見てくださるとうれしく思います。ムード


posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

2009年08月23日

■京都の作品展、あさって搬入です。

来週は、からりとした過ごしやすい晴れの日が続くそうですね。
この26日から高島屋京都店さんで「和うるしの器展」が、いよいよはじまります exclamation
これを皮切りに、広島、大阪、東京…と年末にかけて催事が続きます。
漆の季節がやってきているのですね。^^

さて、この工房に弟子が来てはや5ヶ月になります。
彼女には工房の仕事ではなく、ふだんは自分のものづくりを主にしてもらっています。それはまあよいのですが、研究所を出て、それから来たうちの工房でも、毎日机に向かって物作りの日々が続いたので、どうしても「学生気分」が続いているように思います。
そこで、「もうそろそろ売場に出てもらおうか」ということになり、まずは高島屋京都店さんの催事場に立って、接客をしてもらうことにしました。
ほんものの会場で、プロの店員さんたちに囲まれた中で、現実のお客さまをお相手に、自分が師事している工房の作品の説明をする…というのは、最初は大変だと思うのですが、すばらしい「学び」の場になるはずです。
(特に京都は、漆の目が肥えた方が多くいらっしゃいます)
皆さま、至らぬ部分が多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。(_ _)


さて、作品の大半は京都に送ってすんでいます。
あとは自分の荷物の準備やネコの移動…といったところかな?
そして時間があれば次の仕事の仕込みをするつもりです。
(そうそう、松本の作務衣のアイロンがけがまだ残っていました…たらーっ(汗) いっぱいあるので時間がかかります)


そんなこんなですが、この秋一番の催事である京都展は、いろんな意味でとても楽しみにしているんですよ。
あと一息なので、スムーズに始められるよう十分準備をしておきたいと思います。ムード

posted by 宮崎佐和子 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 日記

2009年08月22日

■弟子の漆かき研修9/9辺目

こんにちは、弟子の芝吹です。
選挙期間が始まりましたね。不在者投票にいってきたら、偶然にも高校の時の知り合いに出会いました。世間は狭いなあ。
なぜ不在者投票をしてきたか言うと、京都高島屋での工房の催事(8/26-9/1)に参加することになりました。初めてのことで至らない点が多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。



さて、6/16に1辺目(目立て)をした漆の木の9辺目を8/17にいれました。
今回は私でもわかるくらいに変化して、夏の漆になったんだと実感できました。

バッド(下向き矢印)傷を入れてから、1回採ったあとの様子です。
P1060493.jpg

傷を入れるとすぐに漆がこぼれてで出きます。早く採らないとっあせあせ(飛び散る汗)
粘度もかなり柔らかく、ヘラを今までのようなゆっくりとしたスピードで動かすと、こぼれてしまいました。ふらふら


バッド(下向き矢印)2〜3回採ったあとの傷に、少し時間が経ってたまってきた様子です。

P1060507.jpg

時間が経って、茶色くなっています。この溜まってきた漆をアトメと呼んでいます。

ようやく夏の漆になってよかったです。 10辺目はどうかなあ。

ありがとうございました。

* * * * * * * *

宮崎です。
いよいよ夏の漆らしい漆が出て、うれしいです。^^
一本の木の持つポテンシャルは決まっているので、ほとんど使わない初漆(初夏の漆)は木にあまり出させず、盛り〜遅に、木のピークを持っていき、充実した時期の濃い漆をたくさんもらうようにしています。
若い木2本の漆かきですが、弟子の勉強にとてもよく役立ってくれていますよ。


8_23_uribou_.jpgさて、最近太りぎみのうり坊です。下っ腹に謎の「白い袋」をぶらぶら揺らしながら歩くようになりました。;; あの「白い袋」には「夢」や「希望」ではなく「脂肪」がつまっているんですよね…。漆の恩恵でできた、ありがた〜い袋のはずなんですが、どうしたものでしょうか。あせあせ(飛び散る汗)

posted by 宮崎佐和子 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) |   弟子の漆かき研修

2009年08月21日

■天日クロメの漆、調子いいです。

少し前から松本が上塗りモードに入っております。今期の上塗りから、8月4日に行った天日くろめの精製漆を使いだしているんですよ。

8_4_seisei_3_.jpg
この時のうるしですね…exclamation
2006年大森俊三さんの盛り辺なんです。


この天日でくろめた漆は、きれいに濾し上げして、上塗り用になりました。大森さんから仕入れた時から「上塗り用に」と大事に寝かせていた漆なのです。
やっと使えるようになって、うれしいです。^^

バッド(下向き矢印)天日くろめの上塗り用漆の茶碗です。
8_21_tenpikurome_.jpg

…さて、気になるその塗り上がりなんですが…。

とってもいい雰囲気なんです。ぴかぴか(新しい)

ちょっと無骨さを感じるくらい、クールな肌です。
(ここからは、漆おたくの解説ですが)よーく見ると、やや肌の粒子が粗くふぞろいでキラキラと結晶のように光を反射します。
う〜ん、松本のねらいどおりのクロメの微妙な調節で、これまたねらいどおりの表情の上塗り漆が得られたみたいです…。

実際の写真は、まだ怖くて撮れませんが…。
(塗り肌が若いので、強い漆室に入れて安静にしています)
また、落ち着いたら、さっそくお気に入りになったこの漆の塗り肌をお見せしたいと思っています。ムード

posted by 宮崎佐和子 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2009年08月20日

■漆の葉っぱに、チョウチョが…。

日が暮れると、コオロギの涼やかな鳴き声が響きます。
今年の夏はそんなに酷暑ではなかったせいか、秋の気配が早く来ました。
ただ、お盆をすぎた頃からふだんならヒバリのさえずりも聞こえて、一瞬春のような雰囲気になるのですが今年はまだそうなる感じではないですね。

さて、最近のウルシの木ですが、なぜかチョウチョに“もてて”いたのでビックリ。さっそく写真を撮りました。ムード

バッド(下向き矢印)黒いアゲハチョウさんです。
8_20_TYOU_1_.jpg
黒アゲハは、今年はじめて見ましたexclamation
なぜか、このウルシの木(漆掻き中の木です)にご執心なんです。何度も戻って来て、木の周囲をウロウロしています。;;


バッド(下向き矢印)そしてお次はこの子…。
8_20_TYOU_2_.jpg
アゲハチョウさんです。
この子も、何度もウルシの葉っぱに嬉しそうに?とまっていましたよ。何かいいことがあるのでしょうか…。


8_20_KANAHEBI_.jpgこちらは、工房の北側の草むらに住んでいるカナヘビさんです。メスの、そしておそらくおなかに卵が入っている子です。(体色がレモンイエローっぽいので、『レモンちゃん』とひそかに名付けていました)カナヘビはなわばり意識が強いのかいつも同じ場所に同じ子が居座っているんです。
毎日見守っていたのですが、うちのハンター・ミルミルの手によって、ついに玄関に連行されてしまいましたよ。あせあせ(飛び散る汗)
いつもはすばしっこいレモンちゃんも、油断したのでしょうか。間近で見たレモンちゃんは「もうどうでもいい」という感じで脱力しており、脱皮間近なのかお肌が乾燥していました。拉致、出産、脱皮という三ストレスに耐えられるかどうか、ちょっと心配です。


posted by 宮崎佐和子 at 19:59| Comment(6) | TrackBack(0) |   漆の木の住人
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