2009年09月11日

■広島・福屋さんでの作品展、始まりました。

広島での作品展、昨日からぶじ始まっています。^^
そして、初日からさっそく大勢のお客さまが足を運んでくださいました… 本当に、ありがとうございます。exclamation



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松本和明 宮崎佐和子 和うるし展

展示は、けっこう大変でしたが ;; (準備に疲れすぎて、初日はなんだかぼうっとしていました…)
でも、とても見やすい会場になったと思います。
会場には、松本とわたくし宮崎、そして明日までは弟子の芝吹も会場でお待ちしています。ムード 
いらっしゃいましたら、ぜひお気軽に声をかけてくださいますと、うれしく思います。



9_10_hukiya_3_.jpg初日にいらしたお客さまから、巻寿司の差し入れをいただきました…。ぴかぴか(新しい) (ときどき、このようなお気遣いをいただきます)お寿司は、お昼にいただいたのですが、これがとってもおいしいんです。たっぷり焼き卵とアナゴの具で、滋味あふれるお味であとをひきます。

広島って美味しいものがいっぱいありますねexclamation
もちろん、お好み焼きも食べますよ。^^ 広島のお客さまが「私のオススメのお好み焼き屋さん」に連れていってくださる予定なので、…とても楽しみです。

posted by 宮崎佐和子 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) |   作品展の様子

2009年09月10日

■弟子の漆かき研修11/12辺目です。

こんにちは、弟子の芝吹です。
9/10〜16の福屋での催事に初日から3日間(12日まで)参加いたします。
今回は前半だけの参加ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

バッド(下向き矢印)催事の前に12辺目を9/7に入れました。
間隔を空けて掻いた11辺目に出る量が減ってしまったので、今回は空けすぎず掻きました。けれど、更に出なくなってきていました。

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一番出た9,10辺目は大体2本で5グラム程で、11,12辺目は2グラム程になっています。


いつも玄関近くに植えてあるほうを紹介しているのですが、もう1本の裏口のほうに植えている木はというと、葉を虫に食べられてどんどん禿げてきていますがく〜(落胆した顔)
バッド(下向き矢印)7/5と9/7の様子です。

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葉っぱについたコロニーを見つけたら切り取っていたのですが、虫の勢いのほうが上手のようで食べ尽くされてしまいました。葉が痛んでいるので漆を作ることができず、良い漆が出てきてくれませんもうやだ〜(悲しい顔)


次回は秋の漆として別の容器に採っていこうと思います。
ありがとうございました。


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posted by 宮崎佐和子 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) |   弟子の漆かき研修

2009年09月09日

■福屋八丁堀本店さんでの作品展のお知らせ。

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松本和明 宮崎佐和子 和うるし展

会期/9月10日(木)〜16日(水)
会場/福屋 八丁堀本店7階 ギャラリー101

※会期中は松本、宮崎とも在廊します。

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四度目の広島展になります。
松本が、漆マニアの視点で妥協なく選んだ、上質の日本産漆(岩手県浄法寺産)の漆を使った、一品もののお椀や重箱、弁当箱、お箸やスプーン、絵画、装飾品がならびます。
お椀などは、ひとつずつ微妙に重さや塗りの表情が異なります。手に取って、その楽しさをごらんいただければ幸いです。

SAKURA_JUBAKO_2__.jpgさて、今回のイメージ写真のしだれ桜の角重箱ですが、先日、工房で天日クロメをした漆を使っています。
この漆は、天日精製をしたあときれいに濾し上げて、独特な風合いの塗り肌を持つ上塗り漆となりました。ムード (左の写真、ぜひクリックで拡大して見てくださいね)
塗り肌の雰囲気がいっそう多彩になりましたので、純粋な日本産うるしの持つデリケートな空気感を、ぜひ間近でごらんくださいませ。




posted by 宮崎佐和子 at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

2009年09月08日

■ウルシの木のわき芽。

あしたから、いよいよ広島入りです。
どうぞ、よろしくお願いいたしますexclamation

ちょっとウルシの木の様子を見回りましたので、駆け足ですが、少しご紹介しますね。


バッド(下向き矢印)実生の浄法寺漆の木です。
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葉っぱはかなり虫に食べられてしまいましたが ;;、ふさふさを実をつけていますよ。^^

そして、この浄法寺漆の木の幹に、ちいさな「わき芽」を見つけました。

バッド(下向き矢印)こんなに小さな芽が出ているんです。ムード
9_8_urusinoki_2_.jpg

芽が出ている場所は、以前まだ木が小さかったころに、葉っぱが出ていた場所なんです。
葉の軸がおちたあとは、「ハート形の痕」が残るんですが、そのハート痕の頭の凹みのところから、出ているんです。

バッド(下向き矢印)こんな感じです…「ハート形の痕」から出た芽。
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今まで、ぜんぜん気づきませんでした。
数ミリくらいの、ほんとに小さな芽なんですよ。



9_8_mirumiru_.jpgさてさて、漆の木の写真を撮っていると、ミルミルが現れました。^^ 木工場の丸太に乗っかってちょっとご機嫌な様子…。自由にお外を歩いているミルちゃんも、この日の夜は、容赦なく?袋詰めにされて、預け先に放り込まれてしまいました。 ;;
これから一週間、四畳半のお部屋にカン詰めです。



posted by 宮崎佐和子 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2009年09月07日

■工房のうつわについて。

めっきり涼しくなって、とても9月上旬とは思えない夜風を感じるようになりました。
この秋2回目の作品展をひかえて、ちょっとばたばたしています。^^

さてさて、以前からなのですが、工房のうつわについてのお問合せをよくいただきます。いつも、ありがとうございます。ムード
「どこで入手できますか」というお問合せが一番多いように思います。(ほんとうにありがたいお問合せですね…)

和うるし工房あいのうつわは、たいへん恐縮なのですが… 基本的には、各地の百貨店さんでの作品展の販売が主流になっています。
会場で、ご説明をしながら実際に一品ずつ手に取って見ていただくという形です。


バッド(下向き矢印)あと、地元香川県のOMエコショップすがさんのショップページで、不定期に新作をアップしています。
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次回、ショップに出品予定のお椀たち。
次回更新は9月の中旬(予定)です

このエコショップすがさんの方には、最近になってやっと以前よりペースアップして少量ずつですが、品を納品できるようになりました。(それまでずっと「在庫切れ」の表示のままに長期間なっていて、たいへん申しわけなかったです)
ほか、この日記の左下に記載している「作品販売店について」の欄にお店をご紹介しています。お品の数や種類はかなり限られているのですが、ごらんくださいますと嬉しく思います exclamation


本当なら、もっと、こまやかなご要望にお応えできるように、あちこちに常設したりできればよいのですが、気難しい「日本産うるし」という材料と時間のかかる作業、そして夫婦ふたりだけ人間の切り盛りでは、常設で置きっぱなしにできる在庫をつくるほどの余剰がなかなかできません。ふらふら
…ふつう「工房」と言えば、看板作家さんの名前のもと、数人の職人さんがひかえていて制作の仕事は陰で支えているものなのですが、なかなかそう簡単にはいかないものですね。たらーっ(汗) 毎年、福屋さんにおじゃまするたびに「まだ二人だけで仕事やってるの?」「あの軽(ハコバンなんです)に今年も乗って来ているの。大丈夫?」と心配されてしまいます。(ほかの作家さんは、きっと立派な車で搬入されてらっしゃるんだろうなあ…)

9_7_shop_.jpg

それでも、最近は弟子が自分の仕事のかたわら、工房の修理の仕事などを手伝ってくれるようになり、とても助かっているんですよ。なので、今年は三人でおじゃましますから、福屋さんもちょっと安心してくださるかな…?

そんなこんなで、広島の作品展まであと少しですが、どうぞよろしくお願いいたします。ムード


posted by 宮崎佐和子 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) |   思うこと

2009年09月06日

■臼杵さんの浄法寺の漆かきだより2

今年の「日本うるし掻き技術保存会」の長期研修生は3名。そのうち、一名は京都の木工家の臼杵春芳さんです。

3一昨年の浄法寺産jpg


その臼杵さんから、14 辺目の写真が届きましたので、ご様子をお見せしたいと思います。^^




お久しぶりです! うるしの辺は14辺目になりました。
漆協会のコブだらけの木の写真と、福田の木の写真を送ります。<臼杵さん>


もう14辺なのですね。^^
臼杵さんは、文化財漆協会の畑と、別の研修林の漆を掻いてらっしゃるんですよ。

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協会の木。

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福田(研修林の地名)の木

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協会の木は相変わらず、1本につき5グラムしかでません。
福田の木は、やっと1本につき10グラムでるようになりました。<臼杵さん>


浄法寺は、ずっと気温が20度程度の涼しい日が続いていたのですが、つい最近になって27度くらいになったそうです。
…だって、四国もかなり涼しいものね。なので、浄法寺の気候はかなり心配になっていました。漆の質に、どれほどの影響が出るのかなあ。


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ウルシの木の葉っぱ。


臼杵さん、どうもありがとうございました。ムード


さてさて、いま臼杵さんが行かれていて、松本自身も2000年に行った、日本うるし掻き技術保存会の漆かき研修生制度。
…どうやら、最近は人気らしいんです。
長期研修生に関しては、地元からの申し込みが殺到?していて、県外の人には、狭き門になるかもしれません。
でも、地元の希望者は、漆掻きさんの子供さんやお孫さんが多いそうで、それはうれしいことですねexclamation
掻けるウルシの木がないと、技術を身につけても発揮できないままになってしまうので、ちゃんとバックボーンのある方が研鑽を積むのは意味があると思います。
そして、もっともっと日本産うるしの良さが世に伝わって、若い世代の漆掻きさんにちゃんとお仕事がいくようにならなければ…。

微力ながら、私達もがんばろうと思います。



posted by 宮崎佐和子 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) |   臼杵さん研修報告(2009年)

2009年09月05日

■弟子の漆かき研修10/10、11辺目です。

こんにちは、弟子の芝吹です。
8/22に10辺目を入れて、京都高島屋の催事に参加し、間を空けて11日目の9/2に11辺目をいれました。
10辺目11辺目合わせてご報告します。


バッド(下向き矢印)10辺目も引き続き、夏の盛り漆が出てきました。

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さらさらでこぼさず採るのが難しいです。漆の出も良く、今までよりたくさん採れました。


バッド(下向き矢印)なかなかいい状態でしたが、11日間空けた11辺目はこんな感じでした。

P1060775.jpg

とても透けた漆が出てきました。木を作っていくと、夏の終わり〜秋の初めにはこのような漆が出でくるそうです。若木は刺激を与えないとすぐ出が悪くなるそうで、出は悪くなっていました。空けずにきちんと採ったほうが良いようです。

採る期間を空けたら、こんな変化が出ることを見れたのは勉強になりました。一度にたくさんの木を掻く時には盛りからはしっかり採っていこうと思います。

ありがとうございました。

* * * * * * * *

宮崎です。
雨、ふりませんねえ…。たらーっ(汗)
台風が近づいた時に、少し降ったくらいで空気も土もカラカラに乾いています。雨が少ないと木もきっと疲れているだろうなと思います。
松本は、漆掻きの際に木のピークを真夏〜秋にもってくるように意図する仕事をして、弟子もそれにならってやってみているわけなのですが、秋は作品展のシーズンなので、どうしても人が木に合わせられなくなる時も出てしまいます。

9_5_mugi_.jpgさて、今日はむぎ君です。
いつもおなかをすかせているメタボなむぎ君ですが、お目当てのフードが入っている、コーヒーの空き瓶によくアタック?しています。幸運にも、今日はふたがゆるんでいて、飼い主に気づかれる前に(もう気づいていますけど ;;)必死で手を突っ込んで、中のフードをつかみ出しているむぎ君です。


posted by 宮崎佐和子 at 23:21| Comment(2) | TrackBack(0) |   弟子の漆かき研修

2009年09月04日

■ミャンマーの漆器をいただきました。

今日は、ちょっとうれしいことがありましたので、ちょっと日記に書いておこうと思います。
大阪の友人が、先日、ミャンマーに出張に行っていたのですが「おみやげだよ」と勤めているお店の美味しい胡麻と一緒に、漆のものを送ってくださいました。
これが、なかなか素敵なのです。ムード


バッド(下向き矢印)キンマ(蒟醤)のうつわ。ヤンゴンで手に入れたそうです。
9_4_kinma_1_.jpg
エキゾチックでとても可愛らしいでしょう?
ミャンマーの代表的な漆工芸なのですが、この細かい模様は、専用の刃物で彫ったものです。(しかも、ほとんどフリーハンド)
数色の色漆が使われていますが、一度彫った模様に一色の色漆を彫りあとに入れて余分な漆を取り、また別の模様を彫って違う色の漆を彫りあとに入れて余分を取り…を繰り返して、こうした景色を作り出すのです。(また作業にはマスキングもうまく使ってらっしゃるそうです)
たいへん手のかかったものなのですが、現地の職人さんは、するすると仕事をされます。


バッド(下向き矢印)塗り肌。この赤の顔料はベンガラのようです。
9_4_kinma_3_.jpg

「漆」というのは、アジア独特の素材です。
そして、このミャンマーの漆と日本の漆とは、採取する木がまた違うのです。(気候もまったく違いますものね)
ミャンマーの漆工芸に使われる漆は、南方系の別種のウルシの木で、日本のウルシノキとは含有する天然樹脂の種類が違います。(日本の木はウルシオール、南方系の木はラッコール、チチオール)
なので、塗り肌の質感や表情も南国を感じさせるもので、また違う魅力を持っています。


バッド(下向き矢印)キンマ彫り。
9_4_kinma_2_.jpg

…そいえば、香川漆器の伝統技法「蒟醤(きんま)」は、もとは南方から伝わった技法なんですよ。^^ 
なので、香川の伝統的工芸品(通産省系ですね)の蒟醤の漆器は、とてもよく南方の雰囲気を残していて、独特の味わいがあります。

そして、香川県漆芸研究所で習う三技法のうちの一つで、香川県から磯井如真氏をはじめ数人の人間国宝を輩出しています。(松本も私も、そして芝吹も習いました)
日本工芸会(文化庁系)の作家の方々によって、この「蒟醤」の技法はさらに細やかに表情豊かに進んで、漆というものの多彩さを感じることが出来るのです。

それにしても、こんなおみやげをいただくなんて、嬉しいですね。きっとミャンマーでも、きっといろんなレベル?のものがあるのだと思うのですが、これは松本の眼力でも「漆じゃないか」というもので (漆芸研究所の資料室にあったものとほぼ同レベルの漆らしいです。)私の目から見ても、彫りがかなりこまやかで丁寧で、しっかりした職人さんたちの手によって作られたものに見えましたよ。

ミャンマーか… いいなあ。
いつか、時間とお金にゆとりが出来たら行ってみたいですぴかぴか(新しい)




9_4_kitte_.jpgさてさて、いま福屋さんでの催事のご案内状を必死で?書いております。あせあせ(飛び散る汗) (いつもぎりぎり…)
ご案内状にも、いくらかは私なりのこだわり? みたいなのがありまして… まとめて郵便に出すスタンプではなく、できるだけ切手(それも記念切手)を貼ってお出しするようにしています。
たいていのご案内状のハガキは通常サイズで50円切手。でも、福屋さんでは大判サイズのハガキなので、80円切手なのです。50円の記念切手は種類が少ないので、いつも悩むのですが、80円切手になるとすてきなものがたくさんあって、目移りします。ムード 
今回は、ふるさと切手 近代俳句のふるさと 松山。正岡子規、高浜虚子、夏目漱石、河東碧梧桐が詠んだ俳句がデザインされていて、貼るのが楽しみな切手です。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2009年09月03日

■オーダーの「うるしの燭台」完成しました。

さて、先日、京都での作品展が終わったばかりですが、さっそく次の予定が押していまして あせあせ(飛び散る汗)  次回は、広島の作品展をひかえています。(広島、大阪、東京都… としばらく続きます)
制作の方もそうなんですが、次回次々回の作品リストやご案内の準備など、事務仕事がなかなか終わりません…ふらふら はあ〜。 
要領よく仕事ができる方がうらやましいな〜と思います。


7_1_syokudai_2_-thumbnail2.jpgさて、昨日に引き続き、お客さまのオーダーのお品をご紹介しますね。^^
7月にちらっとお見せしました、漆のオーダー燭台です。
…左の写真は、まだ下地の状態でしたが、先日、上塗りが終わりました。



バッド(下向き矢印)完成した燭台です。
9_3_syokudai_1.jpg

バッド(下向き矢印)ロウソクを立てるとこのようになります。
9_3_syokudai_2_.jpg
ロウソクと一緒になって、姿が完成しますね。^^
(単品では、とても不思議なオブジェのように見えます)
…これに炎が灯ると、ロウソクの光の中でどのように映るのでしょうか。

これをご注文くださった方は女性のお客さまなのですが、ご希望をこまかく指定されて、それに精一杯お応えして作った物です。(桐材なのですが、材の指定もされました)
こうしたお品は趣味のものではなく、きっと祈りのための道具なのでしょう。ロウソクの静かな明かりの中で、何を想われるのか… その方の深遠な時間に、私どもの仕事のものがそっと寄り添うことになるのかと思うと、なんといいましょうか不思議なご縁を感じます。



9_3_uribou_.jpg今日もうり坊の寝姿です。届いた段ボールの微妙なくぼみぐあいが気に入ったのか、ぐうぐう眠っているんですよ。
ネコって、ほんとうに一日中寝ていますね。(ネコ=寝子とはよく言ったものです)
「次に生まれ変わるなら、飼い猫がいいな…」とちょっと思うこのごろです。


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posted by 宮崎佐和子 at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2009年09月02日

■持ち手が極太のオーダー箸です。

京都高島屋さんでの作品展、ぶじ終わりました。
常連のお客さま以外にも、この日記をごらんになって楽しみにいらした方も大勢いらっしゃいました。
本当にありがとうございます。 改めて、お礼申し上げます。(_ _)
弟子にとっては初めての会場だったのですが、あらためて漆を説明することの難しさ(しかも国産漆ですから‥)を実感したそうです。
これからもがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



箸木地さてさて、今日は、6月にちらっと経過をお見せした変わった形のオーダー箸が、ぶじ仕上がって納品しましたので、お見せいたしますね。ムード

バッド(下向き矢印)こんなお箸になりました。
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ケヤキ材、木地溜です。
上塗りは大森俊三さんの盛り漆(機械精製)で、しっとりとした雰囲気に仕上げました。
‥さて、実際にどのくらい持ち手部分が太いのかと言いますと…。

バッド(下向き矢印)私の手と比較すると、こんな感じです。
8_31_gokubutobasi_2_.jpg

ご注文されたのは「ふつうのお箸は持ちにくい」というお客さま(女性)で、その方が持ちやすいと言われるお箸の形をヒアリング、その形を具体化し(持ち手がグリップペンみたいな形がイメージ)、それを松本が注意深く手削りしました。

…小さい物ですが、作業の兼ね合いもあって、ご注文から半年もお待たせしてしまいましたが…;;
これぞ、本当に「世界に一つのマイ箸」ですね。ほんと、いろんな意味でどこにもないお箸だと思います。ご愛用くださると、とてもうれしいなあと思います。



9_2_urusikaki_.jpg今日は、弟子が待望?の11辺目の漆を掻きました。(展示会とかがあって、前回と間があいてしまったんですね) 量は多くないのですが、サラサラのオイルみたいなきれいな漆が採れていましたよ。また、詳しくご報告ができると思います。^^

posted by 宮崎佐和子 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作
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