福屋での催事に初日から3日間(12日まで)参加して、香川に戻ってきました。早速、9/13に13辺目を掻きました。
今回は秋の漆(末漆)として、貯める容器を新しくしました。


雨

前回ご紹介しましたもう一方の木は、ついに、漆を出さなくなりました。


傷口を塞ぐことができず、樹液がだらだらと流れ出てくるのは、見ていて痛々しいです。もう傷つけるのはやめようと思いました。
漆は樹液だから傷つければ出てくるのですが、今回ようやく「漆でない」ということがはっきりわかりました。塗料としての「うるし」は自然の恵みを頂くことですが、ただ受け取るだけでなく、こちらがウルシノキの中で「うるし」を育てていくことが最も重要なことかな、と思いました。
そのことを「漆を作っていく」といわれるのですが、それを全体として感じられたので(禿げきったあの木には悪いですが

ありがとうございました。
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宮崎です。
漆かき中の木は2本あるのですが、うち北側に植えている方の木が虫に葉っぱを食べられてしまい、みるみる調子が落ちていってしまいました。
…この子が、ついに力つきてしまいそうなんですね。

いま、広島に出張中なので、工房に戻ってきたら改めて様子を見てみようと思います。
さて、広島での作品展ですが、いよいよ明日が最終日です

明日は午後5時までとなりますが… どうぞ、よろしくお願いいたします。(_ _)
