2009年09月15日

■弟子の漆かき研修12/13辺目です。

こんにちは、弟子の芝吹です。
福屋での催事に初日から3日間(12日まで)参加して、香川に戻ってきました。早速、9/13に13辺目を掻きました。


今回は秋の漆(末漆)として、貯める容器を新しくしました。

バッド(下向き矢印)12辺目より少し白く、若干出が良くなっていました。
P1060807.jpg

雨でも降ったのかな?


前回ご紹介しましたもう一方の木は、ついに、漆を出さなくなりました。

バッド(下向き矢印)ほとんど水分です。
P1060813.jpg

傷口を塞ぐことができず、樹液がだらだらと流れ出てくるのは、見ていて痛々しいです。もう傷つけるのはやめようと思いました。


漆は樹液だから傷つければ出てくるのですが、今回ようやく「漆でない」ということがはっきりわかりました。塗料としての「うるし」は自然の恵みを頂くことですが、ただ受け取るだけでなく、こちらがウルシノキの中で「うるし」を育てていくことが最も重要なことかな、と思いました。
そのことを「漆を作っていく」といわれるのですが、それを全体として感じられたので(禿げきったあの木には悪いですがたらーっ(汗))よかったです。

ありがとうございました。


* * * * * * * *

宮崎です。
漆かき中の木は2本あるのですが、うち北側に植えている方の木が虫に葉っぱを食べられてしまい、みるみる調子が落ちていってしまいました。
…この子が、ついに力つきてしまいそうなんですね。ふらふら
いま、広島に出張中なので、工房に戻ってきたら改めて様子を見てみようと思います。

さて、広島での作品展ですが、いよいよ明日が最終日ですexclamation
明日は午後5時までとなりますが… どうぞ、よろしくお願いいたします。(_ _)



9_14_humiya_.jpg余談ですが…。広島のお好み焼きの話で思い出しました。以前、香川県高松市にある「ふみや」さんで食べた香川県のお好み焼き「きも玉」の写真が、たまたま携帯に残っていましたのでアップします。この「ふみや」さんのお好み焼きは、た〜っぷりの牛脂を使って焼き上げる濃厚なお好み焼き。それに鶏のキモがごろごろ入っているんですよ。おいしいけど味が濃すぎて、アラフォーの今の胃袋では、もう食べられないなあ〜と思います。;;

posted by 宮崎佐和子 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) |   弟子の漆かき研修
Powered by さくらのブログ
y
<!-- [FC2 Analyzer] -->