
先日11月2日〜3日に茨城県の奥久慈で開かれた「壱木呂の会」の行事に参加してきました。
そのときの様子を、何回かに分けてご報告したいと思います。

会は11月2日からですが、こちらは四国からの出発…。
当日出たのでは間に合いません。

なので、10月31日の夜から夜行バスで東京へ出て、そこから電車で向かうという、交通ルートをたどりました。
東日本には滅多に行かないうえに、今回は「大人の会」注/プロの漆作家さんの集まり ということで、最近まで学生だった私は、いつも以上に緊張でドキドキです。
◆11月1日(日曜日)
一日早く茨城入り。
この日は、明日、壱木呂の会のクロメ会が行われる会場となる、奥久慈荻房の見学をさせていただく。
(本番の会は11月2日に手クロメ、3日に植栽)


ここでは轆轤で木地を作られたり、漆を掻かれたりされています。


轆轤専用の部屋の様子です。刃物も全部自前だそうで、写っている以外にもたくさんありました。
この轆轤は山中方式とのことでした。山中、郷原、香川と少し観ただけなのですが、轆轤もいろんなスタイルがあるようで、やはり奥の深い世界だなあと思います。



ここの荻房の本間健司さんが、今年掻いた漆の木も見学させて頂けました。



直径30センチ以上あるこんなに太い木を見られたのは初めてなので、おおーっ

年数が経っていても条件が悪いと、枯れたりヒョロイままだったりとなかなか太い木を探すのは大変そうです

本間健司さんは、昨年の「日本うるし掻き技術保存会」の長期研修生。私もお話には聞いていましたが、その成果のお仕事を見ることができてよかったです。
※本間健司さんの研修の様子


1998年からなんですね。看板があるとわかりやすいです。

この漆畑は今年掻いたものだそうです。
周辺に漆畑や道路から見える所に掻ける木が点在しているので、産地はすごいなあと実感しました。
※おまけ
夜行バスで東京に着いたのが11月1日の早朝で、電車の時間まで、中途はんぱな時間があったので、上野公園を散歩しましたよ。



せっかくの東京で、ほんとは時間があったら美術館とか行きたかったのですけど…。でも、夜行バスから降りたあと、公園をぶらぶらできて、気分転換になりました。
次回は、壱木呂の会さんのイベントの一つ、手クロメ会の様子をご報告したいと思います。
ありがとうございました。
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宮崎です。
このレポはまだ会の前日なのですが…。
イベント前日のお忙しい雰囲気の中、本間健司さんがいろいろご案内して下さったそうです。ありがとうございました。
今回、ガチガチに緊張し、びびりまくりで茨城入りした弟子ですが、さて当日はどうたっだのでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。