2009年12月06日

■伊勢丹さんでの作品展、あと二日です。

12月2日から開催されている「和うるしの装飾品とうつわ展」、はやいものであと2日を残すところとなりました。^^
さすが師走の伊勢丹さんです、この週末も大勢のお客さまがいらしゃって、休む間もありません。;;

12_6_isetan_.jpg

ご来場くださいましたお客さま、本当にありがとうございます。
いつも楽しみにして下さって、とても励みになっています。ハートたち(複数ハート)

そして東京という場所柄もあるのでしょうか、外国人のお客さまが多い週末でもありました。
お客さまの目にとまったものがあると、工房のうつわを手に取られてにっこりと「××××××××」と私にお話して下さるのですが、残念ながら日本語(讃岐弁)しか話せないダメダメな私… 汗  
たいていは伊勢丹の店員さんがニッコリと助け舟を出してくださいます。(ホッ) 
が、時にはたまたま同席していたお客さまが、気を利かせて通訳してくださる一幕もあり… 「ああっ、少しでも英会話ができるようにならなくては」と激しく後悔する一瞬です。(←でもけろりと忘れてしまうのですね)

でも、和うるしのものが、海を渡って新しい土地で可愛がられるのかと思いますととっても感慨深いものがあります。
あと残り二日の会期ですが、夜8時まで会場はあいていますので、お仕事帰りにでもぜひお立ち寄り下さいね。^^


…さて、ここしばらくの私のお昼ご飯を紹介します。ムード

バッド(下向き矢印)ピリ辛もやしラーメン。
12_6_isetan_2_.jpg
お野菜たっぷりの美味しいラーメンです。

バッド(下向き矢印)タイカレー(確かグリーンカレーだったような…)
isetan
伊勢丹さんの社員食堂の厨房に、タイ人のコックさんがいらっしゃって、毎日日替わりでこうしたタイ料理ランチが楽しめます。ちょっと辛めだったので、タピオカのデザートもあとで頼んでしまいました…。(けっこう食べてますよ、私あせあせ(飛び散る汗)



11_2_supu-n_.jpgさてさてこちらは、おるすばん中の工房のネコ、ミルミルとむぎ君です。(実家の弟が写真を送ってくれました)工房から持参してきたネコベッドにぎゅむっと入っています。
…むぎ君のゴハン、そろそろなくなるころなんだけどな…。私が戻るまで耐えてくれ! (オス二匹、特にむぎ君だけは尿石予防の専用のフードを食べているのです)

さて、ご連絡が遅くなりましたが、松本が一足早く工房に戻り、次の催事の準備をしています。会場には宮崎がおりますので、どうぞよろしくお願いいたしますexclamation

posted by 宮崎佐和子 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) |   作品展の様子

2009年12月05日

■漆樽詰荷作り講習会が開催されました。(奥久慈漆生産組合)

先月の11月28日、茨城の奥久慈漆生産組合さんが、ちょっと変わった?講習会を開催されたそうです。^^ 

その名も「漆樽詰荷作り講習会」

『漆』という、特殊な液体を荷造りした木の樽…。その荷造りに関しても、匠の技があるのですよ〜。
事務局の小野瀬さんがその様子をお知らせしてくださいましたので、ご紹介いたしますね。晴れ

12_2_okukuji_2.jpg


当日は小春日和の穏やかな天気に恵まれ、組合長の自宅のある大子町西金の古分屋敷(こぶやしき)も紅葉も終わりに近づいていて、風景も初冬の様相になりつつありました。「漆樽詰荷作り講習会」の参加者は組合長を始め14名の参加。
朝の9時から、組合長の飛田さん宅の作業場において行われました。<事務局・小野瀬さん>


1/5大森俊三さんの漆3※注/漆樽の荷造りの一口メモ
緩衝材用に、稲ワラなどでドーナツ状の枕をつくり、それを樽の蓋に乗せ樽の底にも敷き、ワラ縄でテンションをかけながら、しっかりと結びます。左の写真は、岩手県の大森俊三さんから2008年の1月に工房に送られてきた漆樽。(余談ですがこのワラのにおい、工房のネコたちが大好きなのです…)地域差やまた樽の大きさなどによって、形式が違うかもしれないですがご参考までに。^^

12_2_okukuji_3_.jpg
12_2_okukuji_1_.jpg

講習会は、飛田組合長が講師となって行われました。
樽は4貫目と1貫目のふたつの樽を使いました。 ワラを使って緩衝用の枕を作り、縄を使って荷造りの縄のかけ方などを学びましたが、新人の岡さんと清宮君、2年目の菅原くんなどは藁縄を使うことや稲藁に触ることも初体験だったようでした。 そんななかでも悪戦苦闘して何とか一通りの工程をこなしていました。 特に縄の結び方が簡単のようで難しく、知っていたはずの私も手こずってしまいました。(わたしの年代くらいまでは縄をもじったり、ワラを梳いたりすることは出来るのですが…)<事務局・小野瀬さん>


わっ、荷造りはこのようにしてされているのですね。
慣れないと、けっこう大変そう…。;;
ワラ縄もいまは田舎でもあまり見られなくなりましたが(少なくとも、私の周囲でもほとんど見かけることはないのです)でも、ワラ縄できりりと結ばれた荷物と言うものは、とてもすがすがしく美しいのです… 目にする機会が少なくなったのはとても残念なこと。
新人の漆掻きさんがそれをマスターされるのは、とても意義のあることだと思います。ぴかぴか(新しい)

12_2_okukuji_4.jpg
がんばって練習中です…。


…思えば若い世代の人たちは、稲穂や麦を摘んだあとの「ワラ」が少し前までは貴重な資源で、たいへん有効な素材だったということはあまり知らないのではないでしょうか。
そして『ワラ』はなう(よりあわせる)ことで、長くて丈夫な紐になるということは、リアルに想像できないと思います。あせあせ(飛び散る汗)

こうした講義のお知らせをいただくことだけでも、漆にまつわる日本文化の奥深さをちらりと感じ取ることができるのですね… 本当にありがとうございます。


午前中の講習が済んで、午後からは昼食と懇親会となりました。
今年の漆の売れゆきぐあいや、今後の生産組合のあり方、奥久慈漆の品質管理の方法などをどのようにしてやっていけばいいかなどと、組合の今後の検討課題が話し合われました。今月は6日に漆の里つくり事業の一環として「漆植樹祭」を行うことになっています。そちらも次回には御報告できるようになると思います。おたのしみに。<事務局・小野瀬さん>


はいっ、楽しみにしています。ムード
奥久慈の苗は、健康優良児ですものね。将来が有望な子たちばかりです。
漆の木の原木確保が深刻な今、どんどんよい木を植えて大きくなるのを待っていたいと思います。

それにしましても、奥久慈漆生産組合の皆さまの熱意には頭が下がる思いです。これからもご活躍を期待しています。

いつもありがとうございます→  
人気blogランキング
ブログ村美術ランキング

2009年12月04日

■作品展、三日目です。

12月の街中は、クリスマスムード満載ですね。伊勢丹さんもドラマチックなクリスマスで盛り上がっています。
カップルやご家族連れで、幸せそうにいろんなものをごらんになるご様子は、とてもほほえましいもの。わくわくした気持ちが、こちら側にも伝わってくるようです。ムード


バッド(下向き矢印)伊勢丹さんは、こんなクリスマステーマです。ブログパーツをお借りしました。(この日記にしては珍しいですね)


ドイツのデザイナーさんが描く「ワンダーエデン」。ここには絶滅した動物も暮らす秘密のパラダイスです。テレビ画面からその不思議な世界にダイブできます。(パラダイスの風変わりな住人たちの物語りを見ることができるのです)
こんな大人のメルヘンをちょっと楽しんでみてもいいかもしれませんね☆



さて、この3日間の間にもいろんなお客さまがいらしてくださいました。
中にはご遠方からの方も… 本当にありがとうございますexclamation
この週末は午後8時反までの営業なので、ぜひお寄り下さいね。


さて、会期中のお昼ご飯の紹介です。^^

バッド(下向き矢印)伊勢丹さんの社員食堂のメニューたちです。
12_4_ohiru_1_.jpg
タイ料理。(名前は忘れました…)
豚肉とお野菜の炒め物です。


バッド(下向き矢印)ミックスグリルセット。
12_4_ohiru_2_.jpg
なかなかボリューミーな一品で、おなかがいっぱいに…。

12_4_ohiru_3_.jpg喫茶メニューも充実しています。気分転換にエスプレッソとバニラアイスを。ついつい食べてしまいますね。あせあせ(飛び散る汗)



さて、お話を漆に戻しまして…。
「奥久慈漆生産組合」の事務局から、11月28日に行われた『漆樽詰荷作り講習会』のお知らせをいただきました。晴れ
奥久慈漆生産組合さんは、12月6日(日曜)には(わあ、あさってですね)漆の里つくり事業の一環として「漆植樹祭」を行うことになっているそうです。exclamation
こちらの活動も目が離せませんよ。^^

posted by 宮崎佐和子 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(1) |   作品展の様子

2009年12月02日

■伊勢丹さんでの作品展、はじまりました。

ぶじ、東京に着いています。
思ったほど東京も寒くなくて、ほっとしたような気分になりましたよ。^^

新宿駅周辺
新宿駅の周辺です。

おかげさまで今日、伊勢丹新宿店さんでの作品展がぶじ初日を迎えることができました。
さっそくご来場下さいました多くのお客さま、本当にありがとうございます。(_ _)  お忙しい中、初日にいらしてくださるのは、なんてありがたいことか…とつくづく感謝いたします。もうやだ〜(悲しい顔)

今日は、小さなお子さま連れのお客さまが多かったように思います。…が、その子たちのなんとお利口さんなことでしょうexclamation
概して、工房の作品展にいらっしゃる方のお子さんたちは、いい子ちゃんばかりなんですよ〜。(私の甥っ子たちのごそごそマンぶりを見てきたので、いっそうそう感じるのかも?)

作品展ははじまったばかりですので…。
新宿にいらした時は、伊勢丹さんの5階にぜひお寄り下さいませ。濃い漆の話題とぴかいちの漆を使った作品たちがお待ちしております。ムード

ぽちっとおねがいです^^→  人気blogランキング
にほんブログ村
posted by 宮崎佐和子 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) |   作品展の様子

2009年12月01日

■浄法寺ベース漆の苗の様子です。

こんにちは、弟子の芝吹です。
師走に入った香川県はまだ秋の暖かさを残しています晴れ が、日が落ちるのが早くなり、寒さにめっぽう弱い私は本格的な寒さの訪れにビビり気味ですあせあせ(飛び散る汗)

バッド(下向き矢印)3/20に蒔いて4/16に発芽した漆の苗たちもすっかり冬支度をすませたようです。

P1080298.jpg

葉も枝も落ちて、幹だけになり、なんだかただの棒が刺さっているだけ、、たらーっ(汗)
いやいや、これから新芽を出す準備に取りかかっているはずです。
こんなにひょろひょろですが、はじめは丸粒の種だったのが、木らしくなってきたので、不思議なもんですね〜。

(以下、この赤ちゃん苗たちの今年のダイジェストです)


バッド(下向き矢印)3月に蒔いた種が、春(4月)に発芽して、
P1050310.jpg

バッド(下向き矢印)本葉が出て、
P1050610-1.jpg

バッド(下向き矢印)夏になり、
P1050610.jpg

バッド(下向き矢印)秋になり、、
P1080182.jpg

冬が来て、、、雪

来年の夏には更にわさわさと葉を茂らせるのでしょうぴかぴか(新しい)


ありがとうございました。


* * * * * * * *

宮崎です。
以上、今年工房に来てから、弟子が自分で工房の漆木の種を脱ロウして蒔いて、育てたベビーたちの様子でした。^^

弟子には、今年のうるし掻き研修(とはいっても工房の庭の若い木2本のですが…) のダイジェストも書いてもらおうと思います。12月になりましたが、裏目漆も採るので、その後になりますね。
またその様子も見て下さるとうれしく思います。


いつもありがとうございます→  
人気blogランキング
ブログ村美術ランキング
posted by 宮崎佐和子 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) |   弟子の日記
Powered by さくらのブログ
y
<!-- [FC2 Analyzer] -->