2009年12月26日

■ウルシの樽を使いました。

先日、松本が高松の実家に寄った時、母からたくさんの野菜やミカン、そしてお花をもらいました。(実家は農家なのです。漆職人だった父は3年前に亡くなり、漆の仕事をしている人はもういません)

お野菜などは、おいしくいただくとして…
お花たちはどうしよう?
ちょっとばかり悩み… そこで思いついて、あちこちに転がっている?漆の樽の一つを持ってきて、それにいけてみました。


バッド(下向き矢印)1貫(約3.75キロ)の漆を入れる樽です。
12_26_taru_1_.jpg
岩手県浄法寺町の漆が入っていた樽です。

認証制度前のものなので… 樽に詳しい記載はないのですが、こびりついた漆の色などから、おそらく、末辺の最初の頃(秋)に採った漆が入っていたものだと思います。

こうした漆の樽、どんどん中身を使った空樽が溜まるいっぽうなのです。あちこちゴロゴロ転がって、う〜んどうしよう。あせあせ(飛び散る汗)
でも、せっかく大事な漆を守ってきた樽なので、安易に捨てることもできず… 困ったなあ、なんてちょっとした悩みの種でした。
そこで去年あたりから、この日記の読者の方にお願いしてときどき引き取っていただいたりして、助けてもらったりしています…。

※漆の樽、ご希望の方にゆずります。
※漆の樽、ご希望の方におゆずりします。2

最初は「こんなの欲しい方がいらっしゃるのかなあ…」と不安に思っていたのですが、案外好評でいろんな方にもらっていただきました。
どんなふうにお使いになるのかは、その方それぞれだと思うのですが、お花を生けてらっしゃるご家庭もきっとあるのでしょうね。^^
ふと思い出して、本当にありがたく思いました。


…と思っていたら…。

12_26_taru_2_.jpg
視界にあやしい影が…。



バッド(下向き矢印)出たがり屋のうり坊でした。
12_26_taru_4_.jpg

また、空の漆の樽を整理して、来年も引き取ってくださる方を募集?したいなあと思っています。
時期は未定なのですが… ご興味のある方は、ご協力してくださるととても助かります。ムード

ぽちっとおねがいです^^→  人気blogランキング
にほんブログ村
posted by 宮崎佐和子 at 23:50| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 日記
Powered by さくらのブログ
y
<!-- [FC2 Analyzer] -->