出張前に、いくらかのお椀や皿の上塗りをして出かけていきましたので、ちょっとお見せいたしますね。^^
工房としては、ちょっと珍しい?上塗りをしました。


今まで、工房の表に出すうつわ類の上塗りは、岩手県産(浄法寺産)の漆ばかりでした。浄法寺の、お気に入りの漆掻き職人さんの漆(大森俊三さん、大森清太郎さん)の漆が、たいへん表情に富んでいてすばらしいからです。
でも、最近は茨城漆(飛田祐造さんの掻いた漆)の主張しすぎない表情もよいかな〜?と松本も思うようになったらしく、珍しく使ってみることになりました。

工房のうつわ(特にお椀類は)変わり塗りを施し、その上に生漆または精製漆で上塗りをし、溜めで出します。
工房にある浄法寺漆は、その変わり塗りの表情をがらりと変えるほど個性が強いものが多いのが面白いんです。
でも、茨城の飛田さんの漆はおだやかで優しく、変わり塗りの雰囲気をまったく変えません… 甘口のやさしい表情の漆です。
(私はけっこう好きなので、もっと増やしてもらいたいな!)
オーダーの仕事で、もっぱら使っていた茨城の漆…。
↓
※茨城産の漆を使いました。
※法律事務所の内装の仕事です。
漆って、ほんとに楽しいです。
