2010年03月24日

■茨城のウルシ植栽と漆塗り体験講座。(奥久慈漆生産組合)

今日は、ちょっと気分を変えて、茨城の漆のご紹介をしたいと思います。
奥久慈漆生産組合の小野瀬さんから、春の便りをいただきました。晴れ


奥久慈漆生産組合の小野瀬です。
お久しぶりになりますが、今回奥久慈漆生産組合は「平成21年度特用林産生産担い手育成事業研修会」として、「漆の苗木植栽及び、漆塗り体験講座」を主催・(社)茨城県林業協会(石川多聞 会長)のもと、協賛としてお手伝いを行いましたので御報告させていただきます。


わっ、うれしいです。
よろしくお願いいたしますexclamation

「漆の苗木植栽及び、漆塗り体験講座」は、平成22年3月20日(土曜日)に常陸大宮市盛金小学校跡で総勢30名ほどで行いました。

担い手の研修生は清宮 伸太郎さん(所属:漆工芸 奥久慈荻房)と、岡 慶一さん(所属:(有)ウエアウッドワーク)のお二人。午前中に漆苗の植栽と分根法による漆苗の育て方を、午後からは漆塗り体験を、公募で集まった一般の方を交えて行われました。<事務局・小野瀬さん>


一般の方も、多数参加されたのですね。^^(清宮さん、岡さんもお久しぶりです)
こうした地元らしい取り組み、情熱を感じていいです。
昨年末にも奥久慈漆植樹祭が行われたし… (年2回も植えられて、いいなあ)

主催者側からは(社)茨城県林業協会専務理事の野村 和弘さんと、相談員の近藤さん、来賓に茨城県農林水産部林政課課長補佐の本多さんを始め、県北農林事務所林業振興課課長さん、大子林業指導所所長さん、などの関係者多数が出席されて盛大に執り行われました。
我が奥久慈漆生産組合は飛田組合長を始め、神長副組合長、理事の木村さん、高村さん、石川さん、そして事務局の私が参加しました。<事務局・小野瀬さん>
 

なるほどなるほど…。
林業関連の方々も多数ご出席されたのですね。
…あっ、そろそろウルシの植栽会が始まりますよ〜。

バッド(下向き矢印)参加者の皆さんが、苗を植えている様子。
奥久慈漆組合植栽2奥久慈漆組合植栽3
広い平地って、やっぱり畑にいいですねえ…。

あ、事務局の小野瀬さんの詳しいお話を聞いてみましょう。

植栽地は、国道118号沿いの小高い丘陵地の耕作放棄地約20アールをお借りして、そこに苗木約100本を植樹しました。
畑の一角には分根法で約20本の漆根を植えました。 
組合長の飛田さんと、神長副組合長が苗の植え方と分根法の極意を熱心に講義しました。穏やかな天気に恵まれ、総勢30名の参加者により一斉に植えられたのであっという間に植わってしまいました。20アールの約100本は今後の畑管理によってどのように育ってくれるのか楽しみです。<事務局・小野瀬さん>


奥久慈漆組合植栽1

今まで耕作放棄地だったので肥料は入っていないため、今後3年くらいはしっかりと施肥管理をして育てないと上手く育ってくれないかも知れませんね。<事務局・小野瀬さん>

奥久慈漆組合植栽5
記念写真。お疲れさまでした。ぴかぴか(新しい)


11時半頃には植栽も分根も完了したので、次の漆塗り体験のために旧盛金小学校に戻り、お昼ごはんを取りました。
お昼ごはんのあとは山方漆ソサエティの元代表でもあった神長さんの指導により、菓子皿とお箸の漆塗り体験(拭き漆)が行われました。<事務局・小野瀬さん>
 

漆塗り体験
漆塗り体験の様子。

皆さん、真剣なまなざしですね。
「あの小さな苗木から、将来ウルシの樹液が採れるんだなあ」「樹液が採れるのって、いつごろだろ?」
…って、そんな会話も交わされているのでしょうか。

今回は最初の工程の木地固めだけですが、自分のお皿とお箸が手に入るということで、参加者のみなさんは漆負けなど気にせずに頑張って塗り込んでいました。
今回の作品は今後、山方漆ソサエティのメンバーたちの手により仕上げまで行い、完成品はそれぞれのお手元に届くことになっています。<事務局・小野瀬さん>
 

わっ、ご自分のお皿とお箸が手に入るなんて、いい記念になりますね。
すてきな企画だと思います。ムード

さて、いよいよ新年度が始まりますが、今年の茨城の漆掻き研修生の予定はどうなってらっしゃるんでしょう?
とっても気になるところです。

昨年の漆掻き研修生のご紹介はこちら
  ↓
※茨城の漆掻き研修生をご紹介します。


今年の奥久慈漆生産組合は、2名の研修生を受け入れましたが、来年は予算の関係で1名の研修生受け入れになるらしいとのことです。
毎年こうやって漆掻きの職人が増えて行く事はいいことですが、やっぱり掻く漆の原木が、年々減少しているので少しでも減少の歯止めが掛けれれる様な活動も大切ですね。<事務局・小野瀬さん>
 

楽しみexclamation 
今年も、若い方が漆掻きの修行に励むわけですね。これは応援しなくては…。

それにしても、原木不足はほんとうに深刻な問題です。
浄法寺でも以前から問題になっているのですが、需要と供給のタイミングが合わず、なかなか現状が状況の変化に追いつかない部分があってむつかしいものがありますよね…。
(木の需要があっても、植えた木が育つのには10年以上かかりますし)

でも、こうして地元の方が力を合わせて取り組み、新たな畑を作っていくことは本当に頼もしい限りと思います。
今年も、奥久慈漆から目を離せませんね。ムード

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