琥珀や真珠が好きな私…。
(あんまりいろいろ持ってはいないんですが)今まで、何度かご紹介してきたことがあります。
この有機質のジュエリーたちは、「漆」といろいろ共通点が多くて… そんな部分を見つけると、とても楽しくなって一人で盛り上がってしまいます。

そんな私が、ひとつだけ持っている
「虫入り琥珀」をお見せいたしますね。^^

リングです。バルト海沿岸地域産出のもの。


透きとおったハチミツ色で、グリッタはほとんどありません。
…そして、ルースの端っこに小さな虫さんが…。


指につけると、こんな感じになります。

…虫さん自体は、ぱっと見はほとんど目立たないんですが ;;
この子をつけていると、時々この虫さんと視線?が合って、うれしくなっちゃうんですよ〜。
さて、「琥珀」も「漆」と同様に、もとは木の樹液…。
(すでに絶滅した針葉樹と、現存の広葉樹というちがいはありますが)天然樹脂らしい、あたたかさや軽さ、みずみずしさがあります。
これって、鉱物質のジュエリーにはない魅力なんですよね〜。
ビビっと目立つ、主張する存在ではないのですが、ホッと癒されるような、そんな優しさがあります。


そして、この琥珀も古来から「まがいもの」が多い宝石でもあります。(人気者の宿命ですよね…)
この虫入り琥珀は、鉱山と直接取引している正規店のもの。
バルト海産のアンバーは、虫入りのルースはあまり産出されないそうなんですが、たま〜に小さな虫が入っているものがあるそうです。
そのほとんどが、いまは絶滅している虫さんだそうで、そう思うと3000〜4000万年前の虫さんと、当時のままの姿とご対面していると思うと、よりいっそう愛着がわきます。

…と、ここまで書いておきながら、この虫さん「あれっ、ハエだったかな?それともカ?」と気になった私…。
(お店の人から聞いていたんですが、忘れてしまいました;;)で、今回撮った写真をよ〜く見てみますと…。

ハエさんでした。

数千万年前に、樹液にホイホイ状態になってくっつき、取り込まれてしまった、ドジなハエさんの姿です。(^m^)
こちらもどうぞ… 琥珀の話です。
↓↓
※オレンジ色の琥珀。
※グリッターたっぷりのグリーンアンバーのルース。
※「久慈琥珀」さんの琥珀のピアス。
さて、今日のおまけ写真。
冷え込んできたので、再びフル稼働のアラジンストーブ。そのストーブ横の「特等席」で、ねむねむになっているのはうり坊だったりします。
posted by 宮崎佐和子 at 19:00|
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