2010年05月10日

■樽で貯蔵していた漆を濾しました。

工房には、たくさんの国産漆の入った木樽(多くは浄法寺漆)が、た〜くさんあります。(だんだん置き場所がなくなってきました…)
樽の状態で一番古いものは、2004年ごろからかな?

木樽の状態での熟成が、頃合いを迎えたので、そんな漆たちを、木樽から出して、荒越しして別の容器に移すことになりました。
ちょっとその様子をお見せいたしますね。^^


バッド(下向き矢印)いま、五貫樽の中の漆を濾しています。
漆濾し1

この樽の漆は、2005年大森俊三さんの裏目漆の精製です。
では,いよいよ荒濾ししますね。


漆濾し2漆濾し3

バッド(下向き矢印)見てください…!
漆濾し4
落ちる漆が、こ〜んなに長く伸びるんですよ。
よく「熟成している」みたいです。

写真はクリックで拡大します。
漆濾し5
裏目の漆は、品位が低いとされていますが…。
なかなか悪くない色だと思います。※裏目漆について


さて、この「浄法寺産の裏目漆」は…。
いよいよ「堆漆板」を作るために使おうと思います。
(国産漆100%の堆漆板…がく〜(落胆した顔)
いろいろ準備しないと取りかかれないのですが、楽しみな仕事の一つです。ムード



むぎ
今日のおまけは、むぎ君です。
…またもや、オシッコが出なくなってしまいました。(尿道結石じゃないかと…)たしか昨年も10月になっていたような…? ※くわしくはコチラを
冴えない顔をして、一日中トイレを出たり入ったのむぎ君… 大嫌いな病院で注射をされてしまいましたとさ。あせあせ(飛び散る汗)

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posted by 宮崎佐和子 at 23:28| Comment(5) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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