2010年05月18日

■竹の「油抜き」をしました。(前編)

先日、工房の木材置き場をご紹介いたしました。
※素材の一つ、竹をお見せします。

竹そこに、木地にする予定の竹の材もいっぱい置いてあったのですが…(右/孟宗竹)
そろそろ、この孟宗竹も木地にしようかな〜ということで、先日、松本が「油抜き」という作業を行いました。
前後、2回に分けてご紹介したいと思います。^^



バッド(下向き矢印)用意した孟宗竹。
竹の油抜き1

木工芸の比較的ポピュラーな素材、竹。
工房では伐り旬に伐りだした竹を持っているのですが、竹って、実はよく常温乾燥させただけでは、木地としては不十分なのです。あせあせ(飛び散る汗)

乾燥工程中にかならず「油抜き」という作業が必要になります。(これをしないで、木地に使うと割れ、カビなど不都合がおこります)

その「油抜き」ですが、少しばかり大がかりな「あく抜き」といった感じでしょうか。


用意するものは…。

バッド(下向き矢印)大きな容器一杯の沸騰するお湯。(これはドラム缶です)
竹の油抜き2

     バッド(下向き矢印)それと、木灰です。
竹の油抜き3
自家製木灰。枝漆を採ったあとのウルシの枝なんです。



バッド(下向き矢印)よ〜く温度の上がったお湯に木灰を入れて…。
竹の油抜き4


バッド(下向き矢印)油抜きする、竹を入れます。
竹の油抜き5

竹の油抜き6

…このまま、竹の中の「油」が十分抜けるまで、しっかりと湯で上げます。

(続きは後編へ)


ウルシとハナムグリさんさて、今日のおまけ写真はハナムグリさんです。…ウルシの葉っぱの中にいるんですが、お分かりですか?? 
甘いもの大好きなハナムグリさん、ウルシの花が大好きなんですが、まだお花が咲いていないのに、やってきていました。あせあせ(飛び散る汗)

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posted by 宮崎佐和子 at 20:24| Comment(5) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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