2010年08月04日

■ひとりじめスイカと漆のスプーン。

毎日、猛暑でかなり疲れてきています…。
まだ若いのに、これではイカン!と思うのですが、年々暑さに弱くなっているような気がしています。あせあせ(飛び散る汗)

そこで、今日は…。


バッド(下向き矢印)暑さにうだる昼下がりに、よーく冷やした小玉スイカひとりじめに初挑戦しました。
no-title

北海道富良野市のuyda orchard (ウエダオーチャード)さんの農園で生まれたスイカ君です。ぴかぴか(新しい)

これが人気の「ひとりじめ」…。
大きめの瓜といった感じの坊ちゃんスイカ、という風情のスイカなんですよ。
2〜4人の少人数で食べ切れて、しかも甘みが強いのが特長だそうです。
昨日ちょこっと白状?しましたが…。
実はスイカがすこ〜し苦手だったりする私。
「スイカが」という訳ではないんですが… 分かる方には分かっていただけると思うのですが、ウリ科のお野菜がちょっとだめなものが多かったりします。青っぽい匂いとか歯ごたえとか… (キュウリとかウリ。ピクルスまで加工すると食べられるんですが)

なので、その延長でスイカもあんまり買ったり食べたりしない方なんです。
万一、甘くない、美味しくないスイカと出会ってしまったら? 
限りなくキュウリに近い青臭い味の果肉がなくなるまで、ちゃんと食べないといけないなあと思うと…。

ついつい、気持ちがスイカさんから遠のいてしまいます。ふらふら
…真夏の授かり物なのに、私につられて松本までスイカから遠のいていることとなり、ほんとに惜しいことをしているな〜と思っているのです。

さて、ドキドキの?「坊ちゃんスイカ」に期待を寄せてオープンです。


バッド(下向き矢印)入刀の道具は、玉鋼の包丁です。※
ひとりじめ2

スパッと縦にまっ二つ。

バッド(下向き矢印)中身はこうでした。
ひとりじめ3

わ〜、皮のふちまで真っ赤exclamation
白い部分がほとんどありません。美味しそうかも…。

バッド(下向き矢印)この「ひとりじめ」スイカを、漆のスプーンでいただきました。ぴかぴか(新しい)
ひとりじめとスプーン

自宅用の漆スプーン(大)です。材はトチ。
毎日使っていたので、さすがにふちの漆がなくなってしまい… つい最近、茨城産漆で上塗りをして、リフレッシュしたばっかりのスプーンさんなんですよ。

このスプーンを使って、ザクザクとスイカの果肉をすくっていただきました。


…一番おいしいと思われる真ん中を、スプーンを使って取り出している松本です。
ひとりじめ4ひとりじめ5
ちょっと遊んでいますね。;;


この汁気たっぷりの真っ赤な果肉を前に、私の「スイカ苦手」意識はカンタンに吹き飛んでしまっていました。
「スイカってこんなに甘くて、スッキリしていて、のどごしがいいんだ〜」

…ほんとに甘くて、果汁たっぷりで、可愛いスイカでした。
ふたりで食べ切るには、ピッタリですね。
食べ終わって、しばらく「夏の凉」を体で感じることができました。

暑い夏も、わるくないものですね。ムード


うり坊とひとりじめさて、今日のおまけ写真…。「うり坊」と「ひとりじめ」のツーショットです。(そう、このスイカ君はこのくらいの大きさなんです)
うり坊がまだ無名だった野良猫時代から、「この子は“瓜”っぽい」と思って、うり坊と名付けていたんですよ。^^
飼い主の勝手な妄想とはうらはらに、突然登場したスイカと無理やり並ばされて、写真を撮られ、なんだかとっても納得のいかない顔をしていたうり坊でした…。

いつも楽しみにしています☆→  人気blogランキング
ブログ村美術ランキング
posted by 宮崎佐和子 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作

2010年08月03日

■富良野のメロン&スイカが届きました。

富良野のuyda orchard (ウエダオーチャード)さんから、注文していたスイカとメロンが届きました。ムード


バッド(下向き矢印)「今年の出来はどうか、オレがチェックしてやる 猫
メロン1

…メロンにはこだわりのあるむぎ君が、今年もじっくりと、この大玉果実を検分しておりました。

メロン2

「…最初は、ミドリ色のシマシマの方がいいと思ったけど…猫


バッド(下向き矢印)「やっぱりこっちだ! ガブッ猫
メロン3

ああっ!!やめて〜〜がく〜(落胆した顔)
メロンのへたに食い付くむぎ君です。
…どうやら、メロン(キングルビー)の方が気に入ったみたい…です。あせあせ(飛び散る汗)

ここの農園には松本と私の共通の友人が嫁に行っていまして… 毎年、おいしくって美しいキングルビーを楽しみにしているんですよ。
(お世話になっている漆掻きさんにもお送りしているんですが… とっても喜ばれています。^^)

ひとりじめそして、今年は初めてのひとりじめスイカ(人気の小玉スイカ)体験を、ウエダオーチャードさんのスイカでしてみようかと思っています。(実はスイカはちょっと苦手な私… 無事食べ切ることができるのでしょうか??)

posted by 宮崎佐和子 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2010年08月02日

■工房のネコたちの様子です。

皆さんのお住まいのところと同じく… 香川県も猛暑です。あせあせ(飛び散る汗)
この真夏の日射しに臆したのでしょうか? 
少し前までは、毎日「お出かけする!」と騒いでドアを開けてもらっていた、工房のネコ3匹のうち外出するネコのミルミルとうり坊ですが、この暑さでどうやら宗旨替え?したらしく… 黙って一日中家の中でゴロゴロするようになりました。


バッド(下向き矢印)畳の上でシアワセそう〜な、うり坊です。
うりぼう


バッド(下向き矢印)いっぽう、むぎ君は後藤塗りの座卓の下で倒れていたりして。
むぎ

そうそう、むぎ君のストルバイト尿石&膀胱炎なのですが、治療食はまだ続いていますが、もうすっかり良くなっています。
いま、ヒルズの「s/d」という治療用フードを食べているのですが、もう少しで「c/d」のフードに切り替えられそうです。

…もう、結晶や尿石ができないよう、決められた食事しか食べてはいけないむぎ君なんですが、「草」って食べてもいいんでしょうかexclamation&question
葉っぱが大好きなむぎ君、こっそり野菜をかじったり、富良野から届いたばかりのメロンに食いついたりと「青もの」をすごく欲しているみたい…。
今度、獣医さんに聞いてみようと思います。



重箱さて、重箱の桜の絵付けの方なんですが、おおかた描き終えることができました。ムード あと、少し眺めてみて、全体のバランスを取るためにいくらか描き足したりして仕上げようかと思います。
…これは、上塗りの漆でかなり雰囲気が左右されそうですね。また、松本と相談して、どんな上塗りにするか慎重に決めたいと思います。^^

いつも、ありがとう☆→  
人気blogランキング
ブログ村美術ランキング
posted by 宮崎佐和子 at 22:19| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房のネコ

2010年08月01日

■「櫛かんざし」発行/澤乃井櫛かんざし美術館

no-title


東京都青梅市にある「澤乃井 櫛かんざし美術館」の所蔵品を主にした図録なのですが、これをご紹介したいと思います。^^
コレクターであった岡崎智予さんのをなんと4000点にもおよぶコレクションを中心に、清酒澤乃井の醸造元がひらいたこの美術館におさめられているのだそうです。

櫛などは、蒔絵のものが大半をしめています。
光琳、羊遊斎、是真といった作から無名の作のもの、素材も黄楊、鼈甲、象牙、貝とさまざまで、意匠も季節の花や美しい四季の景色、可愛らしい小鳥やユーモラスな虫、または物語の情景など、手のひらに乗る小さな髪飾りに、日本人の美意識が凝縮されていて、本当に見ていて飽きません。

作り手からの視点からみますと、例えば「櫛」という制限された形、大きさの品の限られた世界に、意匠を凝らすということは、難しくもありさぞ取り組みがいもあっただろうな…と思うのです。

櫛かんざし2

時代事に区分けされており、近年に近づくとセルロイドやガラスなどの新素材の髪飾りもコレクションに加わります。(これもとってもかわいらしいのです)

櫛かんざし3

巻末には、資料として江戸時代のさまざまなスタイルの結髪のモデルが掲載されているのですよ。(美術館には、もっとたくさんの種類のモデルがあります)
日本女性が「垂髪」から、技巧を凝らした「結髪」をするようになったのは江戸時代からで、こうした美しい髪飾り達も、それにともなって進化し、多くの女性の髪を飾るようになったのですね。

こうした髪飾り達を見ていると「これを身につけていた、当時の女性たちの人生はどうだったのだろう」と思い、幸多かったのかそれとも苦難が絶えなかったのだろうかと、いろいろ思いを馳せてしまいます。ぴかぴか(新しい)


いつも、ありがとう☆→  人気blogランキング
ブログ村美術ランキング
posted by 宮崎佐和子 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ BOOK
Powered by さくらのブログ
y
<!-- [FC2 Analyzer] -->