2010年11月26日

■梅の花の箸置、納品しました。

先日ご紹介した梅の花のお箸置、完成しました。


バッド(下向き矢印)桐箱に納めると、まるで和菓子みたいです。ムード
梅の箸置

楽しんで使ってくださるとうれしいなあ…。



うり坊今日のおまけ写真はうり坊です。
木工場兼資材置き場を、お昼寝場所眠い(睡眠)にしているみたいです。ここずっと、お天気がよいので気持ちいいんでしょうね。

posted by 宮崎佐和子 at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2010年11月24日

■新作のお皿の木地が届きました。

今日の香川県もとっても暖かい一日でしたよ。
皆さんがお住まいのところはいかがでしょうか?

さて、今日は待っていた新作の木地が、山中の木地師さんから届きました。ちょっとお見せいたしますね。^^


バッド(下向き矢印)新作の和皿。径は約15cmです。
皿1

材はトチです。なので、とっても軽いです。
そして、重ねもとってもいいんですよ。


バッド(下向き矢印)50枚重ねても… こんなにスッキリexclamation
皿2

取り皿などに、とっても使いやすいと思います。


バッド(下向き矢印)さっそく、今日木地固めをしました。
皿3

皿4
ベンガラを入れた漆をたっぷり木地に吸わせます。

これは、工房の新シリーズに加わるお皿となります。
少しずつ進めていきますので、楽しみにしてくださると嬉しいです。ムード



ミルミルさて、今日のおまけ写真はミルミル。
いいお天気の今日、コンクリの上で転がるミルです。一緒にコンクリの上に散らかっているのは、落葉したウルシの葉っぱと熟して落ちたウルシの実です。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2010年11月23日

■梅の花のお箸置き、完成間近です。

まだ午後6時前ですが、もう外が真っ暗exclamation
日々、日が短くなるのを感じます。1年経つのって、ほんとに早いですね。;;


バッド(下向き矢印)さて、先日松本が彫っていた、梅の花の箸置きですが…。
梅1
材はクス材です。


バッド(下向き矢印)だんだん完成に近づいております。
梅の箸置き1

紅梅白梅のかわいいお箸置きです。^^
赤は朱漆、白は銀箔を貼ってあらわしました。白漆はどうしても薄茶色っぽい色になってしまうので、金属色にして透明感を出しました。

梅の箸置き2
コロッとして可愛らしいです。ムード
オーダーされたお客さまのセンスの良さがよく分かりますね。
お正月に使いたいそうですので、近いうちに納品したいと思います。

ほか、オーダーいただいているもの、順次進めております。
お待ちくださっているお客さま、申しわけありません。なるべく早くお渡しできるようがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


赤い葉っぱさて、今日のおまけ写真です。珍しい! オレンジ色に紅葉したウルシの苗木ちゃんです。いくら暖かいとはいえもう晩秋、そろそろ葉を落としかけています。
秋の夕暮れの中、ひときわ輝いて見えました。ぴかぴか(新しい)

posted by 宮崎佐和子 at 17:37| Comment(2) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2010年11月22日

■『ベーハ小屋』の集いに参加しました。

皆さん、「ベーハ小屋」ってご存知でしょうか?
タバコの葉を栽培する農家さんが、収穫したタバコ葉をつるして乾燥させる「小屋」のことなのです。
実は、この香川県は、この「ベーハ小屋」の数が全国2位(1位は茨城県)。
県面積を考えると間違いなく1位?? 何せ、ため池の数、うどん屋の数をしのぐほどの「ベーハ小屋」が讃岐の地に乱立しているというのです。

このベーハ小屋について熱く語る「ああ、哀愁のベーハ小屋」という小さな集いが、宇多津町のギャラリー・うたんぐらさんで開催されてましたので、讃岐人として「ベーハ小屋」について知るべく?行ってまいりました。ムード


バッド(下向き矢印)講師はベーハ小屋研究会会長の菅さんと…。
11_22_beha_1_.jpg

西讃支部長さんと反省部長さん。
皆さん、熱烈な「ベーハ小屋LOVE」なのです…。^^;

バッド(下向き矢印)ベーハ小屋の特長、生い立ちなどを熱く語ります。
11_22_beha_2_.jpg

ベーハ小屋の建築物の特長としては…。
越屋根(煙抜きとして屋根の上部に付けられた小さな二重屋根)、愛の小窓(葉の蒸し加減をのぞく小窓)、小屋の内部に通っている火力の熱気を送る鉄管などだそうです。

「ベーハ小屋」の魅力って、民家によりそうように立つ独特の形の可愛らしい建物…というだけでなく、失われたふる里への憧憬もあるのでしょうね。
(会員さんいわく、『発見の喜び』もひとしおだそうで…)
大の大人の方たちが夢中になる、「ベーハ小屋」って、やっぱり可愛いです。


バッド(下向き矢印)ベーハ小屋グッズ、「ベーハ君」を記念品にいただきました。
11_22_beha_3_.jpg
このベーハ君、「ベーハ小屋」の特長をよくあらわしているんです。exclamation
(小さな二重屋根、愛の小窓 などなど)

『ベーハ小屋』の集いは、後半お酒と軽食がふるまわれ、参加者の皆さんと楽しく過ごしました。(勇心酒造さんのご好意で「勇心」と「RICEENOIR リセノワール」というお酒もふるまわれました。すごく美味しかったです)

…これからは、私もベーハ小屋を見つけられるように、田舎道を通る時は目を皿のようにしたいと思います。ダッシュ(走り出すさま)
posted by 宮崎佐和子 at 18:43| Comment(2) | TrackBack(2) |   展覧会鑑賞・イベント参加

2010年11月21日

■「堆漆」のリングです。

いま、高松の三越さんで、香川の伝統的工芸品展を開催中です。
松本と見に行ってまいりました。ムード

バッド(下向き矢印)そこで、思わず買ってしまった「堆漆」のリング。
堆漆のリング

「堆漆」とは、漆を塗り重ねて作ったものです。
バウムクーヘンのように?年輪のようなシマシマがありますが、これは漆の塗り重ねによってできます。なので、漆の塊なのです。
これを彫刻したり(彫漆)、香合や香炉などを作ったりします。

香川県はこうした漆の塗り重ねを利用する技法がたくさんあるんですよ。


バッド(下向き矢印)この色も香川県っぽいなあ〜。
堆漆リング2
堆漆板を作り、そこから作品をこしらえると端材がいろいろ出ますので、このリングはその端材を使ったものじゃないかな?と思います。
(堆漆板を作るのは、たくさんの漆と日数がかかります)

カジュアルなフリーリングなので、ブルーのセーターなどに合せて楽しもうと思います。ムード



むぎさて、今日のおまけ写真はむぎ君です。朝の日だまりの中で「ウ〜〜ン」とつぶやきながらくつろぐむぎ君です。(なんだか、さらにでかくなったような気がします;;)

posted by 宮崎佐和子 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2010年11月18日

■ひさご型のお弁当箱。

以前、古道具屋さんで購入しました、漆塗りの可愛いお弁当箱をご紹介します。^^
たいしたお品ではないのですが、なんだか引かれるものがあって、連れて帰ってしまいました。;;


バッド(下向き矢印)ひさご型のお弁当箱です。
ひさご型の弁当箱1

だるまさんみたいなかわいい形でしょう?
全体に箔を散らして溜塗りにした、モダンなものです。材がケヤキらしく、木目が浮かんで見えるのがまたいい感じなんです。


バッド(下向き矢印)上の蓋を開けてみると…。
ひさご型の弁当箱2

一番上段には、小さな仕切りがついています。
で、このひさご型のお弁当箱、いったい何段になっているかというと…。

バッド(下向き矢印)三段でした。
ひさご型の弁当箱3
上の二段におかず、一番下の段にご飯が入れられるようになっているのでしょうね。さりげなくよく出来ているなあ〜と思いました。

ひさご型の弁当箱4← このお弁当箱、大事に使っていたものらしく、修理したあとがところどころありました。(あんまり目立たないですが…)
まだ一度も使ったことがないのですが…。お茶請けのお菓子入れくらいから登場させてみたいなあと思っています。

posted by 宮崎佐和子 at 21:37| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ お気に入り

2010年11月17日

■お祝い用の漆フリーカップ。

今日の香川県は、とっても暖かい秋の一日でした。
金比羅さんの紅葉もやっと見ごろだそうです。
(今年は紅葉が遅くて、11月10日の『紅葉祭』の神様に捧げる紅葉もあんまり赤くなかったみたいですあせあせ(飛び散る汗)

さて今日は、少し前に納品したお品をお見せいたしますね。ムード


バッド(下向き矢印)ご結婚のお祝いに、フリーカップとお箸のセットです。
フリーカップとお箸

黒と朱溜の半つや消しのカップ&ナラ材の手削り箸です。
フリーカップご愛用のお客さまが、ペア組をされました。^^
この時の上塗りは、とても雰囲気良いものでしたよ。

今ごろ、新婚ご夫婦で、仲良く使ってらっしゃるのかな〜。



カマキリさんさて、今日のおまけ写真は、臨月のママカマキリさんです。10日前に出会ったママカマキリさんとまた違って、緑色のきれいな子でした。今年は、暖かいせいか、まだまだ昆虫さんがウロウロしています。

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posted by 宮崎佐和子 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) |   今日の漆フリーカップ

2010年11月15日

■ベンガラを仕入れました。

先日、工房に届いた小さくて重〜い小包。
松本が取り寄せた荷物なのですが、中身はいったい何なのでしょう?

ベンガラ

バッド(下向き矢印)中身はベンガラでした。
ベンガラ

久々に仕入れたベンガラ…。
パウダー状のベンガラなんです。とってもキレイな発色です。(徳島の床框屋さんから小分けしてもらいました)
以前、岡山で生産されたベンガラなんだそうです。


バッド(下向き矢印)このベンガラ、漆と合せて下地漆に使うんですよ。
1109BENGARA3.jpg

…新作は、赤っぽい色のうつわが増えるかもしれません。あせあせ(飛び散る汗)



むぎうりさて、今日のおまけ写真はむぎ君とうり坊です。冷戦終結した二匹は、今日もくっついて「男の友情」を温めあってありました…。(いつまで続くのかな?)


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posted by 宮崎佐和子 at 21:53| Comment(2) | TrackBack(0) |   素材

2010年11月14日

■手作りポン酢とフリーカップ。

今日の香川県は、とっても暖かい一日でした。晴れ
11月も半ばなのに、暖かい日射しの中をモンキチョウモンシロチョウがひらひらと舞い、黄砂でどんよりとした空からはヒバリのさえずりが響くという光景が工房の周囲で見られます。あせあせ(飛び散る汗)「…ほんとに秋なのかなあ〜??」と心配になってしまいました。

皆さまのお住まいのところはいかがでしょうか。

さて、暖かいとはいえ、冷え込む夜も多いです。
皆さまのおうちときっと同じように、夜はお鍋をすることが多くなりました。
あまりにもポン酢の消費量が多いので…。


バッド(下向き矢印)松本がポン酢を作っちゃいました exclamation
手作りポン酢1

仁尾酢、柑橘果汁、醤油、これを日本酒でとった昆布と鰹の出汁で割りました。(果汁は香川県らしく摘果ミカンを使いました)
あ、あと五色台の蜂蜜も少し入っているそうです。

手作りポン酢2
そして、胡麻和田萬さんの金ごま)がた〜っぷり入っています。

簡単なんですが、これがスッキリとして美味しいんです。胡麻と果汁たっぷりのせいでしょうか…。ぴかぴか(新しい)
ポン酢でお鍋にドレッシクングにととっても重宝しています。


バッド(下向き矢印)さて、お鍋の取り皿代わりに、うちではフリーカップを使っています。
5/17使っているフリーカップ

陶器だと具の熱で手が熱くなっちゃいますが…。
これだとそんなことはなく、意外と使いやすいんです。汁気もたっぷり入りますし、けっこうお勧めです。
工房のフリーカップをお持ちの方は、ぜひこんな使い方にも挑戦してくださいね。^^



むぎ君さて、今日のおまけ写真はむぎ君です。
昨晩は、ハンター・ミルミルがネズミを持ち帰り、その新鮮な獲物を目にして大興奮ダッシュ(走り出すさま)しておりました。

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posted by 宮崎佐和子 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2010年11月12日

■高知県の漆掻き道具??

ここしばらく、仕事場の片づけ&掃除をしております。
忙しい時はものすごくバタバタする工房の仕事…ふらふら

区切りのよい時を見つけて、時々、部屋の空気を仕切りなおしているんですよ。
仕事場のレイアウトを一新したり、新しい収納に作り替えることもあります。こういった「仕切り直し」はとても効果があって、模様替えのあと仕事がすごーくはかどって「スッキリ、快適ぴかぴか(新しい)」になります。

さて、今それをやっているのですが…。

バッド(下向き矢印)こんな古い道具を見つけて、しみじみと見ています。
刃物1

これ、高知県のお客さまからいただいた刃物なんです。
「漆掻きの道具ではないか?」ということで、譲ってくださいました。
私は刃物のことは全然分からないんですが… 造形の雰囲気が南方ぽいように感じ、これが古い高知の生活の刃物なのかな?と興味深く見入りました。


バッド(下向き矢印)現在の一般的な漆掻きカンナは、このような刃物です。
6_13_kanna_.jpg
「福井式」のスタイルの刃物です。
現在は『漆掻きカンナといえばこれ!』と言えばこのタイプの刃物です。

右・大森清太郎さんの古いコレクションから買わせていただいたもの、中・とある方と交換したもの(※不良品なんです)、左・今回の新しいもの。
(写真は大きくアップしますので、興味ある方はごらんください)
この3本の掻きカンナのうち、左側は小径木用、左側は大径木用のカンナなんですよ。


バッド(下向き矢印)でで、こちらの高知県のカンナですが…。
11_12_hamono_2_.jpg
かなりの大径木用みたいです。
しかも、アヤ(メサシ)を入れる刃(福井式カンナの、親指みたいに突き出た刃の部分のことです)が付いていないんです。
「福井式」のカンナが主流になる前の刃物かしら…。

11_12_hamono_3_.jpg

う〜ん… ほんとにウルシを採っていた刃物かな?とも思ったり。
松本の想像では「松脂を採る時に使っていた刃物ではないか。でも、漆掻き道具と兼用することもあったかもしれないかな」
…という意見です。あせあせ(飛び散る汗)

古い道具に想いを馳せるのって、不思議な気持ちですよね…。
この刃物をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてくださいますとうれしく思います。ムード



漆のひこばえさて、今日のおまけ写真。昨日のヘンなアマガエルさんがとまっていたウルシの木です。(アマガエルさん、今日はいませんでした…)
先日、木枯らしのような強い風がたっぷり吹いたのですが、まだまだ葉を散らすどころかビクともしないド根性のウルシの木さんです…。

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posted by 宮崎佐和子 at 19:35| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 日記
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