工房では、四国産のウルシの木(徳島県産)を増やして、漆畑を作っています。
『苗の販売はしているのか?』とよく聞かれるのですが… していません、ごめんなさい。
(苗木を売る仕事は、基本的に苗屋さんにまかせようと思っています)でも、地元の香川県で「漆を植えたい!」と言ってくださる方には、時々お分けすることもあります。
今日は、高松の
中田漆木(なかたしっき)さんが、苗を取りに来られました。


持参してもらったプランターに、ウルシ苗(ひこばえ)がズラリ〜。

もう、4月も終わりで苗の植栽としてはもう限界の時期なんです。
(園芸をされている方ならよくご存知かと思いますが)それで、急いで取りにきていただいたんですが…。
でも、地元で増やしていただけるなんて、うれしいことですね。^^

そうそう、以前切って埋めていた根っこも掘り出しました。

が、
もう、芽が出始めていたりして… ヤバイヤバイ。

植えると、この一本一本が苗木になるんですよ〜。
春先は、人間がばたばたしている時期ですが、ウルシの方はそれを待たずに季節通りに動いているんですね。
この根っこも少しお持ち帰りいただきました。

中田漆木さんは、ご家族で漆のお仕事をされているところです。息子さん(弟)とお兄さんのお嫁さんが漆芸研究所の修了生なんですよ。
近い年代の方たちと漆の将来について考え、模索していくのはとても楽しく希望を感じるものです。

さて、今日のおまけ写真…。
今年のウルシのつぼみちゃんです。

新芽とともに出てくるつぼみ、きっとこの春も可愛い清楚な花を咲かせてくれることでしょう。
posted by 宮崎佐和子 at 22:20|
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漆の植栽