2011年08月03日

■修理のお箸です。

一日一日があっ!という間で、ビックリしています。一日がもっと長くなればいいのにな〜と思ってしまう、今日この頃…。がく〜(落胆した顔)

さてさて、今日はお客様のお箸を塗り直した写真をお見せしたいと思います。


バッド(下向き矢印)お直しが終わって、先日納品したお箸2膳です。
修理のお箸

右がヒノキの角箸(黒溜)、左がアスナロの手削り箸。
こうして見ると、きっと新品のようにも見えるんじゃないでしょうか?
工房初期のころに制作していたものなんです。持ち主の方は、当初からご愛用いただいている方で、このヒノキとアスナロのお箸、あたりが柔らかくととっても気に入って毎日使ってくださってたんだそうです。(ありがとうございます!)

もう何年も使っていただいて… かなり傷んでいました。


バッド(下向き矢印)お預かりしたときの写真。
IMG_0357.jpg
(カメラレンズのぐあいで少し湾曲して写ってます)

IMG_0363.jpg
特にヒノキの角箸は、角があるぶん摩耗が目立ちますね。
お箸は消耗品なので、お椀よりもうんと早く塗り直し時期がやってきます。

作業としては、まずは箸全体を脱脂して、木地が見えている部分を漆で先につくろいをし、全体を軽く研ぎ直して上塗りをしました。
下地からしっかりしているので、こうしたお直しは比較的容易なんですよ。程度にもよりますが、割れ、欠けなどの故障は時間がかかることが多いです。


バッド(下向き矢印)こちらは、アスナロの手削り箸です。
IMG_2067.jpg

きれいになって、お客様にはとっても喜んでいただきましたexclamation やっぱりうれしいものですね。^^
どうしても時間がかかってしまうことが多く、お預かりしている間はご不便をおかけしてすみません。作業の合間に進めておりますので、よろしくお願い申し上げます。


201108031350000.jpgさて、今日のおまけ写真は、スズメさんの巣です。風に飛ばされたんでしょうか? 近所のうどん屋さんの駐車場に落ちてました。(中身はカラッポでした) スズメさんの巣は、枯れ草を柔らかくふんわり組んだもので、真ん中に白い綿毛が敷かれていました。ヒナが孵化した時の卵のカラも残っていたりして、そんな痕跡をみると『持ち主はどこ??」とちょっと心配になりました。

posted by 宮崎佐和子 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作
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