
心なしか、コオロギの合唱も大きくなったような気がします。
さて、早いもので京都高島屋さんの作品展ももう来週…。
搬入の準備を始めています。





2008年産 岩手県の大森俊三さんの末辺生うるし※です。3年前の漆ですが、熟成が進んで表情が面白くなりました。(こういった漆を工房では『出世漆』と呼んでいます)
今回、本格導入?したのですが、粒子の粗いマットな表情は、銀彩に特によく映えます。



2008年岩手県の大森清太郎さんの盛辺天日精製漆(精製の様子はコチラ)です。少し前から使いだしました。この漆の塗り肌も、上の漆とはまた違っていいんですよ〜〜。これは半つや消しになるのですが、きめが細かく優しい仕上がりとなります。
ショップ和×和のお椀の上塗り漆として、デビューしております。
まだまだ残暑厳しいんですが…。
今、上塗りの漆室の調子はとっても好調なんです。
いくら下地や中塗りをよい材料できちんとしていても、表層の上塗りが魅力なければ、画竜点睛を欠くこととなり、まったく冴えないものになってしまいます。なので、上塗りはとても大事なんですよ。たくさん上塗りをしないといけない時期にとうまくピークが合ってくれるのは、とってもありがたいことです。
このように、新しく参加した漆も活躍していますので、それぞれの表情の違いを、会場で確かめてくださるとうれしいなと思います。

