本当に忘れられない年となってしまうなんて、1年前にはまったく想像もつきませんでした。(絆、絆、絆…と心の中で繰り返していた一日となりました)
そんな今日は、ウルシの木の小さな小さな住人のその後をお見せしたいと思います。

10月の日記のおまけ写真として載せていた、ウルシの葉っぱで育っていたミノムシの赤ちゃんたちですが…。お母さんミノムシが、よりによって落葉樹のウルシに子供たちを放ったので、「落葉」のピンチを迎えていました。
このままでは、葉っぱと一緒に落ちてしまいます…。



そして12月。その子たちが今、どうなっているかと言うと…。



落葉間近の葉っぱから逃れた、機転のきく子がいたようです。

もうひと月も葉っぱがないので…。ゴハンがなく、木の皮をかじって過ごしているらしいんです。幸い、若いひこばえの木なので樹皮も柔らかいのでしょう。(ウルシの木としては、ありがたくないですが;;)
この子のほか、地面近くの木の根元に数匹しがみついている兄弟がいましたよ。
葉っぱと一緒に落葉して、木にたどりつけなかったチビッ子は、枯れ葉とともに死んじゃっていたのを確認していたんで、ちょっと悲しかったのですが…。
ここにもがんばる命がいるのですね。
春になったら、柔らかい葉っぱをたくさん食べさせてあげたいと思ってしまいました。