
毎年、4月上旬に催される歌舞伎で、有名な役者さんがたくさん出演されるんですよ〜。

プラチナチケットという噂のこんぴら歌舞伎、なかなか入手できないというお芝居の券ですが…。
毎年観ているという松本の妹の手配で、枡席を一つ押さえたその中に、松本と一緒にその中に入れてもらいました。



舞台の正面の平場のお席なのですが、だいだい真ん中ですね。
一日に、第一部、第二部と2回の上映があるのですが、今回は第二部です。歌舞伎を実際に観るのは初めてなので、楽しみです。
そして当日…。


役者さんの名前ののぼりでいっぱいですね。
金比羅さんの下まで、工房から車で30分とかかりません。
金比羅さんを少し登ったところに、金丸座があります。
坂道を上がり、心持ち息を切らせながら金丸座を目指しますと…。






下の板で仕切ったお席が枡席。
真ん中あたりでお客さんが座っているお席が1階の桟敷、その上が2階の桟敷です。
枡席は、一つの枡席が畳一畳をちょっと幅広くしたくらいので、5つの座布団が敷かれて5人座れるようになっています。(ちょっと狭いです

松本みたいに体の大きい人や、私みたいに長時間正座できない人には少し厳しいかもですね。


演目は二つで、最初は『戻駕色相肩』、間に三代目中村又五郎さんと四代目中村歌昇さんの襲名披露があり、そして二つ目の演目『義経千本桜〜川連法眼館の場』が催されました。
『義経千本桜』は江戸時代中期の作品で、いくつもの演目に分かれた長い作品のようです。今回の『川連法眼館の場』は、特に人気のある作品みたいです。
吉野山の川連法眼館に身を寄せる義経と静御前の前に、佐藤忠信に化けたキツネが現れ、静御前の持つ「初音の鼓」が自分の親ギツネだと言う。(お母さんキツネの皮が張られているのでしょうね;;)
哀れに思った義経が、子ギツネに鼓を与えるのですが、中村又三郎さんの演じるこの子ギツネがとても表情豊かで可愛くそしてダイナミックな演出で、楽しかったですよ。
(舞台で使われた初音の鼓は、とてもきれいな蒔絵がほどこされていましたが、ちょっと遠くて見えませんでした…;;)
おまけ。

芝居小屋の天井から吊るされた、顔見世提灯。
演目は毎年違うそうで、お客様が常連になって毎年楽しみにしているというのも分かります。
皆さんも、一度はこんぴらさんに足を運んでくださいね。
