そして待ちに待った今日は、天気予報に「雨マーク」のついていた日。明け方からお昼まで、ぱらぱらした浅〜い雨でしたが、やっとこさいくらか降ってくれました。

田んぼや野菜畑は水をやることができるけど、漆畑の木はそうはいかないですから、雨はいくらか降ってほしいものです。
さて…。
先日、高校の生徒さんたちが香川県漆器工業協同組合の漆畑でうるし掻き体験をしたのですが※その時にあわせて松本が「掻きべら」という、漆掻き道具の一つをいくつか作ったのでご紹介しますね。


タカッポ(漆を入れる容器)の下にあるのが掻きべらです。
どう使うのかといいますと…。


(ちなみに、松本はみぞの傷口を掻きべらでグリグリしません、木が傷むので。傷口に当たらないよう、樹液だけをそっと取り出します)
さて、その掻きべらですが、松本はアルミ板を使って作ります。
アルミを成形して、柄をいれるんですよ。






あとは、刃を成形して完成です。
アルミはあたりが柔らかく、とても使いやすいそうです。


今回、用意した掻きべらで、皆さん楽しく漆掻き体験をしてくださいました。^^
いろいろ忙しかったけど、たまにはいいものですね。