2013年03月31日

■お客様から届いた、ウルシ苗の写真です。

香川県は桜の花が満開となり、この土日はお花見もたいへんなピークとなりました。ムード
私たちは平日に時間を取って、桜を求めてお出かけしてみようと思います。

さて、以前からお問合せの多かったウルシの苗。
先月、実生のウルシの苗を試験的にすこしだけ販売させていただきましたが…。そのお嫁入りしたウルシ苗ちゃんに、芽が出たとのお知らせを次々といただいております。

写真もいただきましたので、ご紹介しますね。わーい(嬉しい顔)


バッド(下向き矢印)お客様のもとへ行って、きれいに鉢植えされた苗木ちゃんたち。
okyakusama_nae_5.jpg
この子たちは大阪です。(「Rhus」はウルシの意味だそうです)

okyakusama_nae_2.jpg
解説付きのお写真をいただきました。ありがとうございますexclamation
10日近く前にいただいた写真ですので(遅くなり申し訳ありません;;)現在はもっと大きく開いていると思います。


バッド(下向き矢印)この子は愛知県へ行きました。
okyakusama_nae_3.jpg
えっ、ナナメっている…??と思ったら、3つになるお子さんが倒したそうです。あせあせ(飛び散る汗)
(そのままにしているんだとか…)

okyakusama_nae_4.jpg
ウルシの赤い葉っぱを見ると「ああ、本当に春になった」とシアワセな気分になります。
お花見をしそこねても、ウルシの赤い新葉が満開の桜の代わりのようなものですね。ハートたち(複数ハート)



2013_9166.jpgさて、今日のおまけ写真はタケノコちゃんです。産直で、ついに「二本で300円」という出物を見つけたので買いました。さっそく茹でて、白いご本尊とご対面です。美味しいタケノコちゃんでありますように〜。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 日記

2013年03月30日

■オーダーの薬味匙、木地固めしました。

今日は、陶芸家の友人が主催する教室展へ行ってきました。
彼女とは年も近く、仕事を始めたのも同時期なんです。あれから十ン年、彼女はもうりっぱな先生になって小学生になった娘ちゃんのお母さんとしてとっても輝いていました。ぴかぴか(新しい)
私もがんばらなきゃ手(グー)!!と元気をもらいましたよ〜〜。



さてさて…。今年に入ってから取りかかっていた、薬味匙ちゃん。
あれから経過をご紹介できていませんでしたが… 超難関の虎杢の木地の作成もなんとかできまして、もう漆の仕事に入っております。

今は木地固め中… 春の気配にも似た、湿ってぬくぬくとした漆室の中で、小さな匙ちゃんたちが頭を並べて寝ていますよ。


バッド(下向き矢印)そーっとのぞいてみてみよう。
2013_9136.jpg

…あんまりよく見えませんね。あせあせ(飛び散る汗)
やっぱりちょっと漆室から出してみます。


じゃーん。こんなふうに仕上っております。
2013_9141.jpg
左の5本は濃いめの木地溜に、右の虎杢2本はまだ仕上げは決まっていませんが… 
木目を活かしたすり漆か薄めの木地溜になるのではと思います。(虎杢ちゃんは、強度がない木地なので太めに作ってあります)

彫っている途中で、ポッキリとなってしまった木地も、柄の部分を整えて一緒に漆の仕事をしています。(これは、別の用途のものにするんだそうです…)

こんなふうにゆっくりゆっくりといろんな内容の仕事を進めていっております。
どのお品も、いい雰囲気に仕上るようがんばりたいと思います。わーい(嬉しい顔) OA様AO様O.A様A.O様F様H様



うりぼうさて、今日のおまけ写真はうり坊です。春になって、おうちにあんまり戻らなくなりました…。気がつくと、塀の上や木工場、松本の車の上などいろんなところでお昼寝している姿があります。


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posted by 宮崎佐和子 at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2013年03月29日

■キャンペーンのフリーカップとスプーン、追加いたします。

工房の近辺の桜の花も、いよいよ五分咲きくらいになってきました〜。ハートたち(複数ハート) 
いよいよ栗林公園の桜も見頃ですね。この週末はきっとはお花見のお客さんでにぎわう事でしょう。


さてさて、ショップ和×和では、ちょっとしたイベント中なのですが、さっそくキャンペーン品のフリーカップとスプーンが売切れてしまっておりました。

そこで…。


バッド(下向き矢印)先日の上塗りの中に、追加品を入れていました。
フリーカップ 国産漆 キャンペーン

ちらっと写っていますが、店長印のフリーカップが混じっています。
店長印のスプーンともども、数はわずかで恐縮ですが、近いうちにアップする予定です。
気になっていた方がいらっしゃいましたら…と思います。ムード



梅型 猫さて、桜がどんどん花開いているこの時期、ここにもお花が咲いていました…
ってコラァ〜〜ちっ(怒った顔)



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posted by 宮崎佐和子 at 19:24| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 日記

2013年03月28日

■オーダーのフリーカップの木地固めをしました。

ハッと気づけば、3月も残りわずか…。がく〜(落胆した顔)
一日一日があっという間で、朝起きたと思ったらすぐ夜になってしまいます。日記に書きたいことはいつもいっぱいあるのですが、なかなか追いつかないですね〜〜。あせあせ(飛び散る汗)

年明けて3月までの工房の主な仕事は、木地作りや作業環境の整理でした。
もう、だいたいの段取りはついてきたので、最近は漆の塗り仕事等も少しずつするようになってきました。

そこで今日は、オーダー頂いていた鎬のフリーカップをお見せしたいなと思います。^^



バッド(下向き矢印)フリーカップたち。側面に細めの鎬が入っています。
フリーカップ 国産漆 和うるし工房あい 1
昨年、オーダーいただいていたものです。木地がやっと準備できましたので、漆の作業にいよいよ入ります。

最初の「木地固め」に使う漆はこちら。
国産漆 2010年茨城県の奥久慈漆生産組合の盛辺生うるし
2010年産の奥久慈漆生産組合の盛辺生うるし(茨城産)です。ベンガラを混ぜてきれいな赤い色になっていますよ。工房のうつわは、すべて漆下地で漆と大変相性がよいです。ベンガラ漆を塗り重ねることで、より丈夫な塗膜が期待できます。


バッド(下向き矢印)人毛の漆刷毛で、しっかり塗り込んでいきますよ。
フリーカップ 国産漆 和うるし工房あい 2

フリーカップ 国産漆 和うるし工房あい3
(作業が早くて、シャッターを切るのが大変かもあせあせ(飛び散る汗)


フリーカップ 国産漆 和うるし工房あい4
たっぷり漆を吸い込んだので、漆室で十分に乾かします。
乾いたあとは、漆室から出して棚にしばらく安置してなじませます。
少し暖かくなったので、漆の仕事もしやすくなりましたね…exclamation 作業面でももっと春らしくなるのが楽しみです。



漆の切株さてさて、こちらは今年1月に伐った、工房の庭のウルシの木の切株ちゃんです。数年前に木の脇に木工場を建ててから、樹形がくずれ成長が落ちてきたので、仕切り直しのために伐っちゃったのですが…。ひこばえが出てくると思いますのでこちらも楽しみ。ぴかぴか(新しい)


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posted by 宮崎佐和子 at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2013年03月26日

■メンテナンスに戻ってきたお椀です。

昨年生まれた娘ですが、もう少しで6ヶ月になります。
確か『八日目の蝉』の薫も同じくらいの月齢で逃亡生活が始まりました。偽の親子の最終地はたしか香川県の小豆島でしたが、そう思うとちょっとせつないですね。

さてさて、花冷えのような今日は、メンテナンスに戻ってまいりました、お客様のお椀をお見せいたします。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)お帰りなさい〜exclamation
国産漆 お椀
同じお客様の持っていらしたお椀です。
地元の方ですので、工房初期のお椀ばかり… 「わっ、懐かしい!」とジッと見入ってしまいました。


この子がたぶん、一番古いお椀です。
国産漆 お椀 修理 1
なつかしい〜〜〜exclamation×2
工房がスタートした2001年に制作したものです。私がまだ慣れない絵付けを一生懸命しました。筆遣いがとっても固いですね。あせあせ(飛び散る汗) 2000年の岩手県産うるしが上塗りで、この時に漆は本当にとってもよい漆でしたよ。
国産漆専門工房を世に登場させたものの、理想ばかりが先立って、いろいろ悩みが尽きなかったなあ…。(回想)

この頃の漆絵のお椀は、工房には記念に残したこの1個しか残っていないので、とても懐かしかったです。


バッド(下向き矢印)同じ形の端反椀。
国産漆 お椀 修理 2
朱溜の変わり塗りです。ふちが欠けちゃったので、その破片も持って来て下さいました。(助かります〜)


バッド(下向き矢印)こちらは、ケヤキのお椀、木地溜です。
国産漆 お椀 修理 3
岩手県産の盛漆(真夏に採った漆)を、なまのまま上塗りしたお椀です。
この表情、やっぱりいいです。生うるしの上塗りは、たいへんシビアなので最近はなかなかできないですが…。これを見ていると、いい漆があったら挑戦したくなりますね。


もう10年くらい使ってくださっているお椀たちですね。
初期の頃は、本当に地元のお客様に支えていただきました。本当に有り難い事です。
このお椀たちも、メンテナンスをすませて、また元の持ち主さんのところに戻してあげたいなと思いました。




丸亀城 桜1さて、今日のおまけ写真は… 丸亀城の桜です。「まだ咲き始め〜3分咲き」の情報の通り、まだちょぼっとしか咲いていませんでした。ハートたち(複数ハート) 少しだけ咲いた桜も寂しげで風情がありますね。もう少し咲いたら出かけてみたいと思います。


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posted by 宮崎佐和子 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2013年03月25日

■木工場をのぞいてみました。

2、3月は木地の仕込みのシーズンなので、漆を扱う作業はあまりしなかった工房です。
そんな今日、松本がいない時に久しぶりに木工場へ行ってみました。わーい(嬉しい顔)

なにやら、いろいろと荒挽きの木地が増えているような気がします。


バッド(下向き矢印)むむ…これは??
木工旋盤 国産漆1

旋盤に取り付けられたまま、まだ挽いている途中みたい。
ケヤキのようです。
荒挽きの段階ですが、長さが25cmで径が18cmほど。

木工旋盤 国産漆2




バッド(下向き矢印)こんな木地もありました〜〜。
2013_8989.jpg
これは径が20cmほど、高さも20cm近くあります。これもケヤキかな。

まだ荒挽きの段階なので、持つとズッシリと重いです…。
2013_8990.jpg

これらの木地は、花器か水指になるんじゃないかなあと思います。
木工旋盤はけっこう大きな木地を挽けるんですね。あせあせ(飛び散る汗)
まだまだ仲間が増えそうで、ちょっとどきどきします。


2013_9001.jpgさて、今日のおまけ写真は、産直で買ってきたお花です。たぶん、桜だと思うのですが…。私が銀彩で描く桜ととてもよく似ている気がします。




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posted by 宮崎佐和子 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2013年03月24日

■ウルシの芽の様子です

この土日は、ご家族でお花見を楽しまれた方もきっと多い事でしょうね。
四国では高知県が先駆けて桜が咲いたようですが、香川県の開花(高松市)は3月27日なので、あと少しexclamation
う〜〜ん、楽しみです。

さて、今日はぼんやりと曇った春らしい一日でした。
工房の庭のウルシの芽は、まだ固いものが多数ですが、一部は少しずつ伸びてきています。


漆の芽1



バッド(下向き矢印)こちらはチビッコ苗ちゃんの芽です。
漆の芽2漆の芽3


バッド(下向き矢印)そして、こちらはかなり伸びたもの。
漆の芽4

また、去年ひこばえを切ったウルシがあるのですが…。
(エアコンの室外機周辺に伸びてきたので、切っちゃいました)


バッド(下向き矢印)そのウルシちゃんも負けじと真っ赤な芽がヒョコンと出てまいりました〜。
漆の芽 ひこばえ6
切株の断面からは、漆樹液がにじみでて固まったあとが残っていますね。

漆の芽 ひこばえ7
(でっかく見えますが、5cmの小っちゃな切株です)

漆の芽 ひこばえ8
枝から伸びた芽とはまた趣きが違う、真っ赤な炎がともったような芽ですね。
エネルギーの炎柱のようです。ぴかぴか(新しい)


そんな感じでお庭をウロウロしていると…。


バッド(下向き矢印)うり坊発見。
春のうり坊1
春の田んぼを見ながら、ぼーーっとたたずんでおりました。


春のうり坊2春のうり坊3

ふたたびすまし顔。
春のうり坊4

なんとものんびりした、春の一コマでした。あせあせ(飛び散る汗)



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posted by 宮崎佐和子 at 17:24| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2013年03月21日

■オーダーのお椀の木地サンプルです。

今日、久しぶりに産直へお買い物に行ったら、なんとタケノコちゃんを発見。ぴかぴか(新しい)

「うわっ、どうしよう?」を思いながらよく見たら… ヒョロッとしたのが二本入って800円。う〜〜む…ふらふら 結局、もうちょっと出回ってから買おうと思いました。あせあせ(飛び散る汗)


さてさて、本日はお客様からオーダーいただいている、お椀の木地をお見せしたいと思います。^^


バッド(下向き矢印)挽きあがったばっかりの、お椀の木地。ホヤホヤです。
オーダーの蓋付き椀サンプル1
お椀の径が、12.5cmとかなり大きめです。材はトチです。ムード
なかなかよい雰囲気に仕上ったと思います。蓋付き椀は、身と蓋のバランスにとても神経を使います。

オーダーの蓋付き椀サンプル5

お食事中に、中のお料理の保温のために何度も開閉されるので、とにかく持ちやすいようにと蓋の高台の高さは、高めの13mmに作ってあります。

2013_8784.jpg
並べるとこんなふうです。
蓋は小皿として使ってもいいですね。香の物を入れると便利だと思いますよ〜。
蓋付きのお椀は、いろいろ使い出があるので、あるととても食卓に変化が出ます。ハートたち(複数ハート)
このお椀木地のサンプルは、オーダーされたお客様に手に取って見ていただいて、OKいただいたらご要望の個数分を挽いていく予定です。
イメージ通りに仕上っているといいなあ〜〜。


…さて、そこでお椀の木地をどんなふうに木地を挽いているか、松本の作業風景をお見せいたします。


バッド(下向き矢印)木工旋盤で作業をする松本。
2013_8770.jpg

今挽いているのは、また別のお客様の木地です。(こちらはケヤキ材です)

オーダーの蓋付き椀サンプル2

バッド(下向き矢印)型版に合わせながら、慎重に挽いていきます…。
オーダーの蓋付き椀サンプル4

これらの木地の材を準備するのにもそうとう時間がかかっちゃいました。
特に乾燥にとっても気を使いますし、どうしても時間がかかります。

国産漆と国産材を使って、オーダーで自分好みに作るお椀なんて、本当に贅沢ですね。


AK様KA様A.K様K.A様


2013_8844.jpg
さて、今日のおまけ写真はむぎ君です。誕生日のごちそうを一心不乱?に食べております〜。昨日は、ショップ和×和の「店長誕生日ハート(トランプ)春のキャンペーン」を楽しんで下さいまして、ありがとうございました。おかげさまで、むぎ君も昨日ぶじ8才になりました。いよいよオジサン猫になっちゃいましたが…あせあせ(飛び散る汗) これからも、よろしくお願い申し上げます。


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posted by 宮崎佐和子 at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2013年03月19日

■ついに漆の芽が出てきました!

今日の香川県は、気温が23度もあったそうです…exclamation
あまりの陽気に、はじめて窓を開けて一部網戸にしてみました。春の匂いのする風が入ってきて、娘のお昼寝する枕元へ通り過ぎていき… 同じ部屋がまったく違う風景にさえ見えてきたから不思議です。

さて、ちょっとしたニュースなのですが…。
ここ最近の陽気と昨日の雨雨で、一気に樹木のつぼみや芽が膨らみましたが、ついにきました。
ウルシの芽も動き出しましたよ〜〜。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)大きい枝の芽はあまり変わらないですが…。
漆の芽1


バッド(下向き矢印)小さいひこばえなどの芽は、一部こんなふうになってきましたexclamation×2
漆の芽2
ほどけはじめたウルシの芽ちゃんです。ハートたち(複数ハート)ご存知でしたか? ウルシの新芽って赤いのですよ〜。そして、なぜか小さい芽ほどはやくゆるんできます。

さて、もう少し伸びると…。


バッド(下向き矢印)こんなふうになりますよるんるん
漆の芽3
いきいきした可愛い新芽にしばし見とれてしまいました…。黒ハート
このツンツンした部分が、葉っぱの一枚一枚になります。もう1〜2日すると、すっかり開くと思います。
おんぶした娘が暴れるので、レンズがプルプル震えてしまいましたがあせあせ(飛び散る汗) なんとか撮れていてよかったです。
もう少し開いたら、きれいに撮ってまたお見せいたしますね。わーい(嬉しい顔)




和×和 春のキャンペーンさて、ちょっとお知らせです。ショップ和×和では、明日から「店長誕生日ハート(トランプ)春のキャンペーン」が始まります。人気のスプーン小とフリーカップの特別バージョンを、限定プライスでお届けします。20日朝9時からのカートオープンになりますので、ぜひのぞいてくださいね。



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posted by 宮崎佐和子 at 19:45| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録

2013年03月18日

■ウルシの種の脱ロウをしました。

16、17日に開催された、香川の漆器まつりには、今年も多くの方にご来場いただきました。
本当にありがとうございます。ムード
この催事が終わると、いよいよ春本番を待つばかりとなります。



さてさて、遅くなりましたが、先日「ウルシの種の脱ロウ」を行いました。
写真を撮っていましたので、ちょっと様子をお見せしたいと思います。^^

〜その前に〜

ウルシの繁殖には、種からと根からとの二つの方法があります。
根っこからは「分根法」ですね、先日の記事をごらんください。
種からの方法は、ちゃんと中身のある種があるなら、分根法よりもたくさんの苗を一度に得る事が出来ます。ただ、ウルシの特長として、種の種皮のまわりに分厚いロウがまきついているため、自然発芽が困難なので、そのロウを取り除いてやるのが重要になってきます。

脱ロウにも、おおまかに二つの方法があります。熱処理法、薬品法です。(熱処理法にもいろんなやりかたがあります)


バッド(下向き矢印)今回は、処理が確実な薬品法で、脱ロウしてみました。
ウルシの脱ロウ1
今回の主役のウルシの種ちゃん、バケツ、硫酸液、混ぜるための棒(今回はウルシの枝)です。
種は、先月脱穀した種ちゃんですよ〜。

薬品法は、硫酸液の強い酸で、種の周囲のロウを焼き焦がすという方法です。薬の扱いと溶かしすぎないようにするのに注意すれば、かなり確実な方法だと思います。(のちの発芽率に左右されます)


やりかたは、いたってシンプルです。


バッド(下向き矢印)バケツに入れた種にひたるくらいの硫酸をかけます。
ウルシの脱ロウ2
なんだかサイダーみたいなはじける音がして、種皮が焼けていっきに黒くなります。


バッド(下向き矢印)棒で、よくかき混ぜます。時々種の様子をみて焼きすぎないようにします。
漆の脱ロウ3
ウルシの脱ロウ4
今回は、約20分で、薬品から引き上げました。
それからたっぷりのお水で洗浄して、きれいにします。


お水を入れたら、こんなに泡立ちました…あせあせ(飛び散る汗)
ウルシの脱ロウ5

ウルシの脱ロウ7
よく洗うべし〜〜〜。
ちなみに、この青い育苗箱の下にはスコップで穴が掘ってあり、そこに水が入るようになっています。

バッド(下向き矢印)そして網に入れて、さらにお水でよく洗います。
ウルシの脱ロウ6
ここで網ごと手で揉んで、黒く焦げた表面を取ると、焦げた表面のロウ部分が取れて、スッキリした白っぽい種になりました。もう、城壁は取り払われました。
このあと、水に浸けて種皮を十分ふやかしておきます。中身の生きた種なら、よく水でふやかしたあとに撒けば芽が出てくることでしょう。わーい(嬉しい顔)


以前、熱処理で脱ロウした時の記事も、よろしければごらんくださいね。 ※



散りかけもくれんさて、今日はすごい風&雨でした。いい感じに咲いていたモクレンちゃんもなんだかくたびれちゃったようで、残念です。



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posted by 宮崎佐和子 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の植栽
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