2013年07月24日

■めんぱ弁当箱の木地調整をしました。

今年の秋〜年末にかけての作品展の予定を、入れてみました。
もうこれ以上は増えないとは思いますが、今年もけっこう詰んでしまいました…あせあせ(飛び散る汗) 国産漆のうつわにご興味のある方、現物をごらんになりたい方、そして松本の濃い漆の話をお聞きになりたい方?は、ぜひチェックしてくださいね。ハートたち(複数ハート)


さて、今日は先日木曽から工房に届いためんぱのお弁当箱の木地をご紹介したいなと思いますので、ごらんください。^^


めんぱ、曲げワッパの木地1←なんともすがすがしい、きれいな白木地。
容量が約570ml、約400ml、約260mlの3種類です。





さて、このめんぱの木地たち。
いきなり漆の仕事に入る、ということはありません。
必ず「木地調整」という仕事をしているんですよ〜。
このままでもよく出来た木地なのですが…。
使いごこちがもっとよくなるよう、そして漆の仕事が美しく仕上るよう、白木地の段階でいろいろを削って調整します。
たいへん地味な仕事なんですが、ささやかな腕の見せ所のひとつでもあります。





バッド(下向き矢印)さて、どんな作業中かおじゃましてみましょう。
めんぱ、曲げワッパ弁当箱1

まず、最初にするのはメンパ木地の接着部分のおそうじ。
木地の側面は、木曽サワラの天板に曲げた木曽ヒノキの薄板をぐるっと巻いて留めた構造になっています。
この際の接着剤が表面に出ている場合があるのです。

その部分をたんねんに探して…。


バッド(下向き矢印)彫刻刀で、ていねいに削り取ります。
国産漆 めんぱ、曲げワッパ弁当箱3
表面に出た接着剤が残っていると、漆がきれいに乗らないのですね〜。
最初にしておくのが肝心なので、ていねいに取り去ります。

そして…。


バッド(下向き矢印)次の仕事は、角の部分です。
めんぱ、曲げワッパ弁当箱2

白木地の状態では、かなり角が立った状態です。
このままですと、手に当たって使用感がよくないんですね。なので角の部分を、豆鉋(まめがんな)を使って、やさしく丸めていくのです。


バッド(下向き矢印)こ〜んな小さな豆鉋ちゃんが大活躍!!
国産漆 めんぱ、曲げワッパ弁当箱4
シュルシュルと、お弁当箱のふちをすべるように動いて、細いヒノキの削りかすを出していきます。
ヒノキの爽やかないい香りがたちこめます。ぴかぴか(新しい)
国産漆 めんぱ、曲げワッパ弁当箱5
(わんさか削りかすが出てきます)


この木地調整で、かなり角は丸めます。
角を丸めてもパッと見の印象はあまり変わりません。しかしです。ささやかな差ですが、その効果は絶大です。この作業でびっくりするくらいフンワリと手に馴染むお弁当箱になるのです。ムード

そして…。


バッド(下向き矢印)彫刻刀で、平らだった天板にはつりを入れました。
国産漆 めんぱ、曲げワッパ弁当箱6

ほのぼのとあたたかみのある作風になります。
また、平らなままだとテーブルとの接触でキズの入りやすい部分なのですが、こうしてはつりが入るとあまり目立ちません。
見た目だけではなく、そうした効果もあるのですね。


H.K様K.H様、K.M様M.K様、T.K様K.T様

うつぜみさて、今日のおまけ写真は…この季節の名物、空蝉ちゃんです。工房の庭の各所にひっそりと脱ぎ置かれた自然のオブジェ。
中身は生き生きと空を飛んで、きっとおいしい漆のジュースを飲んでいることでしょう。


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