
ニュースでは日本各地の激寒映像が流れていて、びびっています。

今シーズンの冬はこれ以上寒くなりませんように。
さて、今日も工房初期のお椀をご紹介したいと思います。



トチ材の小常椀という以前作っていたタイプのお椀です。
細かい砂を流したような変わった雰囲気の朱溜変わり塗りになっています


朱漆によるしかけもごく薄いもので、木の風合いがかなり感じられます。トチ材の木目を借景になっているので、より複雑な雰囲気になっていますね。当時の松本は、こんな表現にハマっていていろんな変わり塗りのお椀をたくさん作りました。
この後に制作した朱溜変わり塗りは、朱漆のしかけが厚くなりややぽってりした感じになりました。この時期のシャープな朱溜変わり塗り…なつかしいです。
この頃の漆も、すごく良かったなあ。

このお椀も、木地に瑕疵があるので、サンプルとして1個だけ工房に残していました。
当時は「作品展に出せなくって、ざんねん〜」と思っていましたが…。
10年近く経った今では、手元に残っていてくれてとてもうれしいです。


ホットカーペットで極楽極楽のむぎ君です。
気がつけば、またむぎ君の誕生日も近付きつつありますね。(今年で9才)
ショップでは、また何かイベントをしたいものです〜。