2014年02月15日

■日光東照宮の修復現場を見学してきました。

記録的な大雪の中、松本が日本うるし掻き技術保存会の視察研修旅行に行ってきました。ムード

浄法寺で漆掻きをする松本和明なつかしい…。
←研修生時代のやせていた松本です。

さかのぼること14年前…。
松本は2000年度の長期研修生として、岩手県二戸市浄法寺町に滞在し、漆掻き研修生として漆掻きを学びました。
そのご縁で、ときどきこのような研修があったりします。
(でも、最近は工房の繁忙期と重なり、ほとんど行けなかった)

研修生の仲間から「アイツ最近付き合い悪いなー」と言われており、ごめんごめんと思いつつもなかなか機会がありませんでした。今回は、幸いなことに2月になり、参加することが出来たのです。(ただし、大雪に見舞われるというアクシデントがありましたが ふらふら;;)


今年の行き先は、栃木県の日光東照宮です。


バッド(下向き矢印)かのユーモラスな三猿くんです。
みざる

なぜ、日光東照宮が研修先なのでしょう?
実は、ここは間違いなく、日本で国産漆を最大に消費している場所なんです。

この日光東照宮は壮大な歴史的建築物で、2007年より大修復作業が行われている最中です。
その修復には漆が不可欠ですが、この「平成の大修理」とよばれる大プロジェクトには、すべて浄法寺漆が使われるようになりました。

どんなに「国産漆はすばらしい」と言葉でほめていただいても、それを買って使っていただく場面がないと市場は縮小していく一方です。
そんな浄法寺漆の大半がやってくるこの修復現場は、浄法寺漆にかかわる人々にとってはたいへん大事な場所なんですね。


バッド(下向き矢印)修復作業を手がける財団法人・日光社寺文化財保存会です。
日光社寺文化財保存会

今回は、特別に修復現場の見学と撮影を許可していただきました。
おかげで貴重な現場を間近でみることができましたよ。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)こちらは陽明門。この中で修復作業が行われています。
DSC_0072.jpgDSC_0078.jpg

修復現場1

わあ、びっくり!?
みやびだった建物の内部は、いまはこうなっているんですね〜。

ガッチリ足場が組まれて、資材が積まれて
ライブな作業現場となっていますよ。
これを見ただけでも、修復作業はたいへんな作業だということが伝わってきます。






















さて、場面は変わりまして…。
次は別の修復現場へ案内していただきました。


バッド(下向き矢印)修復作業中です。(彩色の仕事をされています)
修復現場2

DSC_0修復現場3


←そして別の職人さんが、
使っている浄法寺漆をみせてくださいました。ムード

修復現場4


それにしても、寒くて漆がなかなか乾きにくい環境でのお仕事、本当にたいへんだと思います…。
お忙しいところ、貴重な作業現場を見せてくださいまして、ありがとうございました。
実際の現場では苦労の連続のことでしょう。
漆かき職人さんが苦労して採取した漆たちが、こうして美しい国宝や重要文化財に姿を変えて、日本の文化を支えているというのはとてもすばらしいことですね。
見ていた私たちもとても励まされました。ムード


名残惜しいのですが、あっという間に時間が過ぎ去り…。
積雪の交通マヒのニュースを聞いて、余韻に浸る間もなくあわてて四国にもどった松本でした。あせあせ(飛び散る汗)



雪とミルさて、そのころには…。
工房ではチャレンジャーのミルミルが、雪の中を必死で探索していました。
(ううっ寒そう…)


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2014年02月14日

■上塗りの時に着る「つなぎ」です。

雨降らない・雪積もらないの香川県に、今日も雪が積もりました…。(5cmくらい)


バッド(下向き矢印)前回で懲りた?うり坊は、お外を眺めるだけで待機です。
雪景色

松本の日光の視察研修はぶじ終わりました。
帰りにちょっとごあいさつに寄りたいところがあったみたいなんですが、都心の交通マヒに巻き込まれるのを恐れて、トンボ帰りしてきました。(ギリギリ渋滞にはまらなかったみたいですたらーっ(汗)


さて、そんな今日ですがこんな荷物が届いています。


バッド(下向き矢印)これは…いったい?
つなぎ
実はこれ、塗装用の不織布の「つなぎ」なんです。
松本が上塗りするときにこの「つなぎ」を着用します。

上塗りの時に、微細なホコリやチリは仕事の大敵です。乾いていない塗膜にホコリが乗っかると、塗り肌が荒れてせっかくの肌がだいなしになってしまいます。
そんな塗りの大敵・ホコリをいちばん持ち込むのは塗師自身の衣類なんですが…
ホコリの付着を防ぐために、衣類を着用しないかもしくは防塵服を着て塗ることになります。裸で仕事をするのがラクなんですが、汗っかきの松本には不向き… ということで、この「つなぎ」のおでましとなります。(つなぎ+コロコロも必須です)

今まで、ぐあいのよい「つなぎ」を探して試行錯誤してきましたが…。
調子のよいものを見つけて、愛用しています。
定期的に交換しているんですが、愛用のものが安く出ていたので、まとめて買ったみたいですよ。


バッド(下向き矢印)そろそろお役御免のつなぎさんです。 
上塗り用 つなぎ
不織布なんですが、塗装用の「つなぎ」です。布の繊維が長いので、ホコリが出にくいんですよ〜。
通気性もあるので、夏もなんとか長時間着ていられます。

…このつなぎを着た松本が、白いドラえもんみたいなんです。がく〜(落胆した顔)
夜になり、工房に白ドラえもんが出現すると「ああ、今日は上塗りするんだな〜」と分かるわけですね。

白ドラえもん、近々また登場しそうです。



2014IMG_1467.jpgさて、今日のおまけ写真は…

珍しい雪景色につられて、娘もお散歩してみました。
お昼の写真なんですが、道路ではほとんど溶けちゃっています。


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2014年02月13日

■春が近いような遠いような…。

2月らしくうんと冷えた日が続きますが…。
今日、娘と散歩した公園で、ツグミが歩いているのを見ましたexclamation 
冬鳥らしいんですが… 毎年早春の時期になるとこの土地に可愛いツグミちゃんがやってきます。(シベリアなどから飛来し、一部が日本で越冬するそうです)
それを見た、一歳四ヶ月の娘が「ん!ん!」と言いながら、一生懸命ツグミを指を指していました…。
(スイセンの花を見つけては「ん!」と指をさし、夕暮れにお月様をみつけては「ん!」と指をさします)
寒い日の次は、やわらかい春が待っていると思うと、待ち遠しいですね…。ハートたち(複数ハート)


バッド(下向き矢印)と、気がつけば市内の山に雪雲が…。
善通寺の山
…山の方は、思いっきり白いものが降っていますね。雪
家に帰ってから、ニュースで明日から大雪だという予報を知りました。あせあせ(飛び散る汗)
春の到来は、もう少し先かな…?
今日の早朝から、松本が、日本うるし掻き技術保存会の視察研修のために日光へ旅立ちました。
視察旅行の差し障りにならないといいんですが。



海苔を食べる猫さて、今日のおまけ写真は…

味付け海苔が大好きなミルミルです。
そんなミルちゃんに「ん!」と言いながら、おしづけがましく?海苔を差し出す娘です。

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2014年02月12日

■装身具の木地を挽いてみました。

ショップ和×和にフリーカップを少しですが、各種追加いたしました…exclamation ぜひ、ごらんくださいね。わーい(嬉しい顔)

さて、そんな今日はこんな仕事をお見せしようと思います。



バッド(下向き矢印)こちら、木工旋盤でなにやら木地を挽いている松本です。
木工旋盤 国産漆 1

今日挽いているのは、トチ材です。
なにやらかなり小さいですが…。
木工旋盤 国産漆 トチ材


バッド(下向き矢印)たちまち、ブローチの木地がいくつか挽きあがりました。
虎杢 栃
しかもこの木地、虎杢入りですね〜。ぴかぴか(新しい)
やさしい雰囲気の装身具を作りたいなあ〜と以前から思っていたので、春に向けていくつか作ってみることにしました。
今持っているオーダー品や修理品の仕事の合間に進めますので、そんなにたくさんできないんですが…。あせあせ(飛び散る汗)
木工旋盤の道具がかなりそろい、以前は出来なかった型や大きさの木地が挽けるようになったので、その試験も兼ねて作ります。

上の虎杢木地のブローチもすてきですが、大きめブローチをあまり付けない方も多いので、松本に頼んでペンダントトップの木地も挽いてもらいましたよ〜。ムード


バッド(下向き矢印)さっそく木地固めしました。
栃材 アクセサリー 装身具 木地
ドロップ状の木地もありますね〜。
また、少しずつ進めてみますので、ごらんいただけますと嬉しいです。わーい(嬉しい顔)



工房の猫 みるちゃんさて、今日のおまけ写真は…

木工場のあるじ、ミルちゃんです。
今日も黒い地蔵になって、松本の仕事をジッと見つめていました。

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2014年02月10日

■お客様のお椀とフリーカップを修理しました。

先日の雪がまだところどころ残って、冷え込んだ一日となりました。ふらふら

さて、今週は松本が日光へ出張に行きます。
久しぶりに、日本うるし掻き技術保存会の視察研修に参加するのですね〜。世界遺産の修理、修復現場を視察させていただきます。
保存会の研修は、ときどきあるのですが、いつも工房の繁忙期と重なってなかなか行けずあせあせ(飛び散る汗) しかし今回は2月の開催となり、参加することになりました。また、そのご報告もいずれできそうですよ。ムード


そんな今日は、これをお見せしますね〜。


バッド(下向き矢印)お客様からの修理品、お椀とフリーカップです。
修理のお椀とフリーカップ

先日、上塗りをしました。ぴかぴか(新しい)
昨年秋にお預かりした、旧タイプの孫椀と鎬フリーカップです。(こちらも旧タイプ)
フリーカップは内側にハゲ?が、お椀は外側に目立つ傷がいくつかありました。
これはお客様が赤ちゃんだった息子さんのファースト椀に選んで下さったものだそうで…(ありがとうございます!!)もう9年ほど使ったので、リフレッシュ期間をいただきました。

こうして見た感じはとてもうまく仕上がったように見えます。
もう少し、塗り肌が締まったら、取り出してチェックするんですが、塗りに問題がなければお手元にお送りできるんですけど…。(いまいちだったら塗り直し)
…どうかうまくいっていますようにあせあせ(飛び散る汗)



うり坊と娘さて、今日のおまけ写真は…

いろいろあって?落ち込んでいるうり坊です。
そんなうり坊を元気づけようと、娘が自分のおやつのミカンやパンを渡しています…。


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2014年02月09日

■フリーカップの木地です。

確定申告のシーズンですね〜。
2月に入って一週間以上経ち、だんだん焦っていますがあまり進んでいません…。
2月中旬には入力して税理士さんに渡さなければ〜〜と思っていますが(←まだここ)夫婦ともども数字が弱いのがツライところです。娘は計算上手になってほしいなあ。
日中はムリなので、子供が寝静まってから頑張って少しずつまとめたいと思います…。もうやだ〜(悲しい顔)

さて、そんな今日はこれをお見せいたしますね。


バッド(下向き矢印)フリーカップの木地たちです。
フリーカップ
写真の半分は銀彩になります。
あとはショップ用ですね。赤黒ペアのギフト用のセットを作る予定です。
フリーカップは工房の定番品として人気があるんですが、新開発や漆の状態を見るためのサンプルとして制作しているので、いつもたくさん用意しているとは限りません。
今の冬のシーズンは、主に木地の仕込みをしているので、とりあえず木地を確保して仕事ができるタイミングを待っています。ムード



木工場 雪が積もったさて、今日のおまけ写真は…

工房の庭&木工場です。写真ではまだ雪が残っていますが、もうほとんど溶けちゃいました。
明日ですっかりなくなっていると思います… 残念。

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2014年02月08日

■刃物の柄に鉛の重りを入れました。

今日は皆さんこの話題ですね。
そうです、です。雨降らない・雪積もらないの香川県にも、ついに雪が5cmほど積もりましたexclamation×2

雪
朝の光景です。うわっ、やっぱり別世界ですね〜〜あせあせ(飛び散る汗)

さて…。
この寒い雪の降る外の木工場で、松本はふだんはしない作業に没頭しておりました。
その様子を少しお見せいたしますね。


バッド(下向き矢印)すでに、材料がボールに入れられてスタンバイしていました。
鉛1

このボールに入った、鈍い色のグニャグニャしたものは?
じつはこれ、なんです。

刃物 木工旋盤先日、荒刳り用の19mmデカ刃物を入手した松本…。
この刃物、使うのは体力がものすごーくいりますが、とても削るのには使いよい刃物なんです。
この19mm刃物を使ったあと、通常の軽い刃物を使うと、不安定でしょうがないという状態になりました。なので、通常の刃物の柄に「重り」入れてバランスを取ることしたのです。
さて、どんな重りがよいのか…?
やっぱり「重い」と言えば「鉛」でしょexclamation …ということで、屑鉛を仕入れてきたというわけです。
これを溶かして、おあつらえ向きの「重り」にします。







バッド(下向き矢印)バーナーで加熱して、鉛を溶かしてドロドロにします。
鉛2
この溶かした鉛を、用意していた木型(2個)流し込んで固まらせます。

…当初は、ボールに屑鉛を入れて、ガスコンロでグツグツ煮て溶かす… という段取りだったんですが、ぜんぜんパワーが足りずあせあせ(飛び散る汗)  結局は、おたまに少し鉛を置いてからバーナーで溶かすという方法となりました。


バッド(下向き矢印)この木型は、刃物の柄のおしりにあけた穴と同じ大きさで作られているんですね〜。
鉛3
上が鉛を流し入れた木型、下が鉛が固まったところで木型をはずしたところです。


鉛4


バッド(下向き矢印)少し削って刃物の柄のおしりに入りました。
鉛5
鉛ってやっぱり重い金属ですね… おかげで、しっとりくる重さになりました。ムード
漆や木だけではなく、いろんな素材にも興味がわいてしまいます。わーい(嬉しい顔)


うり坊さて、今日のおまけ写真は…

「なんじゃこりゃあ〜〜exclamation&question
朝、雪を見てビックリするうり坊でした。
しかたなく、お出かけしていましたが、雪のつもっていないところばかりを歩いているのを、飼い主はシッカと見ましたよ…たらーっ(汗)
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2014年02月07日

■上塗り前の深皿です。

うう…寒いexclamation×2 この寒波で香川県にも雪が舞いました。
今もじとじとみぞれが降っています…。今日もうんと冷える夜になりそうですね。
昨日から、工房に私の古くからの友人が滞在していて、賑やかな夜を送りました。
日本酒を用意して、工房の酒器をいろいろ試してみて、楽しかったです。

さて、そんな今日はこれをお見せしようと思います。


バッド(下向き矢印)大きなケヤキの深皿です。
鉢

上塗り前なんですね。シンプルに木地溜にすることになりました。ムード
山盛りパスタを入れて、ワイワイみんなで食べられるといいなあ〜と思います。


むぎさて、今日のおまけ写真は…

おなかがすいてきたむぎ君です。
友人の前でも一生懸命ハラ減ったアピールして笑われていました…。


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2014年02月05日

■ウルシ材の器に目止めをしました。

今まであまり知りませんでしたが…。
工房のある善通寺市は子育て支援に力を入れているそうで、近所にも市の委託している子供の遊ぶ家があります。
年の近いお友達と遊ぶ機会を増やしたいなあ、と思って娘を最近よく連れて行っています。
やっぱり、娘ももほかのお友達を見て「あ、こうしよう」と思うんでしょうね〜。
一気に歩くようになりましたし、遊びも上手になったような気がします。
…あとは、お食事を落ちついてできるようになればいいんですけど…。あせあせ(飛び散る汗)
(いつも食事タイムは大騒動です がく〜(落胆した顔)


さて、そんな今日はこれをお見せいたしますね。


バッド(下向き矢印)ウルシ材で挽いた器たちです。ムード
ウルシ材の器1
木地固めが終わって、さびで目止めをしたところです。

壱木呂の会 出品

←漆の作業をする前はこんな感じでした。
まだ、ウルシ材特有の黄色い木肌が分かりますね。



ウルシ材の器2

それにしても、ウルシ材にウルシ樹液を塗るっていうのはなんだか面白いものですねexclamation
自分の半身に出会えて、材も樹液も喜んでいるのかな…?
今年5月に伊勢丹新宿店さんで、お披露目する予定です。わーい(嬉しい顔)



猫と娘さて、今日のおまけ写真は…

うり坊と遊んでもらいたい!の娘です。
お散歩が大好きになりました。玄関で自分の靴を持って催促します。たらーっ(汗)



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posted by 宮崎佐和子 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2014年02月02日

■工房の漆畑のウルシの実を収穫しました。

今日は、びっくりするようなポカポカ陽気で、車の中では汗ばむほどでしたexclamation
このまま春になれば嬉しいですが、そうはいきませんよね。

そんな今日は、工房の漆畑のある高松市へ行ってきました。
お目当ては「漆の種」です〜。
高松市の五色台という山のもとミカン畑に、2002年から苗を植えています。
雌木ばかりの女の園?だった漆畑なんですが、数年前に植えた苗木の中に雄木が混じっていたらしいです。その待望の雄木ちゃんが花を咲かせるようになり、ごく最近から中身のある種を得られるようになりました。
しかも、昨年は豊作で、ものすごくタップリ実がついたというわけです。ハートたち(複数ハート)

バッド(下向き矢印)こんなふうにデッカイ実がふさふさとぶら下がっていますよ〜。
五色台の漆畑 和うるし工房あい3

この豊作の漆の実を収穫するために、娘も連れて親子三人で出かけました。わーい(嬉しい顔)
実は目的がありまして…。工房でもいろいろ使い道があるんですが、香川県漆器工業協同組合のイベントにも必要になりました。
組合の事業で、香川県森林センターに県の漆畑があるのですが、残念ながらそこの漆畑にあまり実がつきませんでした。

香川県森林センターの漆畑   香川県森林センターの漆畑   2
香川県森林センターの漆畑のウルシちゃんたち。おととし、漆掻きもしました。
実もほとんどつかず、残念。


多くの方にウルシを知っていただくために、苗を作ってイベントに役立てていただきます。
そこで、ピンチヒッターとして、工房の漆畑の実を使うことになりました。ムード


バッド(下向き矢印)高枝切りバサミで実をつかみ取ります。
和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市1

工房の漆畑は斜面にあり、しかも木が相当高くなっているのであせあせ(飛び散る汗) 高台に面したところに生えている木だけをターゲットに穫りました。

和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市2

パッチンとはさんで…。つかみ取ります。


和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市2

和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市3


バッド(下向き矢印)高台に面した、一部の枝だけですが…それでもけっこう穫れましたexclamation
和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市 漆の実

和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市 漆の実2
米袋に八分目くらいの量を穫って、持ち帰りました。ぴかぴか(新しい)
漆畑の木、全部穫ったらどれくれいの量になるんだろう…?


和うるし工房あい 漆畑 香川県高松市 4

←そして、私もトライしました!
高枝切りハサミがけっこう重くてしんど〜い。たらーっ(汗)
しかもしょっちゅう背中がユサユサ揺れていました…。


また、種の脱ロウや播種が待っていますね。
春がやってくるのがとっても楽しみです。ぴかぴか(新しい)


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posted by 宮崎佐和子 at 23:01| Comment(2) | TrackBack(0) |  五色台の漆畑
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