ね、眠た過ぎる…。あきらかに睡眠不足です。

でも、
ショップ和×和に、ギフト用のフリーカップペアをご用意できましたので、ぜひごらんください。

ほんとはもっと早くご紹介したかったんですけど、なかなか準備が進みませんでした…。
今日こそは早く寝ようと思っているんですが、もうこんな時間… 娘が寝付かず、早寝しそこないました。
ううっ、アンチエイジングに思いきり逆らっているなあ… よくないですよね、ちょっと怖いです。
さて、そんな今日は、和紙貼りに欠かせない「糊漆」に使う
「糊」をちょっとご紹介しようと思います。

これが「糊漆」。

布や和紙を器物などに貼る時に使うのですが、好みの固さに炊いた糊を冷まし、約1:1で漆と混ぜ合わせて作ります。
この糊は、でんぷん質のものから自家製で炊くんですが…。
小麦粉で作ったり、上新粉で作ったりしていたんですが、最近は
「お米」から作るようになり、とっても調子が良いので気に入っています。

去年、ご紹介した時にどんな作り方をしているかをまた書きますよ〜と言っていたんですが
※、すっかり忘れていました。

時間はかかりますが、とっても簡単なんです


まず、お米をひたひたの水に浸けておきます。

お米がじゅうぶん水を吸い込んで白くなり、指で簡単につぶせるほどの状態にします。

そうしたお米と水をミキサーにかけます。

くだけた粒がはねて上にくっつきますので、時々振りながら「これでもか!」というほど十分ミキサーします。
なめらかな乳液状になったら、お鍋にそっと注ぎます。
ざらざらした粒子の粗いものが沈んでいたら、絶対にお鍋に入れないようにして残りは捨てた方がよいです。

じゅうぶんな量のお水を一緒に火にかけます。

ここからが肝心ですよ。
あんやカスタードクリームなどを作る時の要領と同じです…。
弱火でじょじょに熱を加えていき、一時も休まずにしっかりと混ぜ続けます〜。
だんだんとろみが出てきて、半透明になったら出来上がりです。
糊の固さなどはお好みですが、ゆるめに炊きはじめて、煮詰めていいなと思う固さで火から下ろします。(冷めると固くなるので、それを考慮しておきます)

出来ました。


多めに炊いて、使わない分はビンにつめて冷凍しておきます。
少量炊くのは難しいし、なにより面倒くさいです。(^ ^;)
このお米から炊いた糊は、とってもなめらかですごく調子が良いですよ〜
これで作った糊漆は、しなやかにピタッと器物に貼り付きます…。
実は手作り団子にはまった去年
(よもぎ団子にはまりました…)、餅米から白玉粉もどきを作った時に「糊に調子良さそう…」と思ったのが始まりです。
しかし、あとで気づいたのですが…。
今から15年ほど前、私がまだ香川県漆芸研究所の研究生だったころ、和紙を使った表現をされる漆芸家の先生の講習で聞いた糊のレシピとほぼ同じでした。

すっかり忘れていたんですが、当時のノートを探して見てびっくり。どうりで調子がよいはずですね〜。
当分はこのタイプの糊で作った糊漆で仕事をすると思います。


さて、今日のおまけ写真は…
工房の庭のラベンダーにお仕事にやってきたミツバチさんです。
ニホンミツバチさんがたくさん飛んできます。
もうしばらくしたら、ウルシのお花の蜜がいただけますよーー。
いつもありがとう…→ 
